美味しいきのこ  


富士山には200〜250種類もの「きのこ」があると言われています。ここで紹介するのはその内のごく僅かなものです。場所や光線による色の具合によっては他の菌種と間違えられることもあります。現物を、よく知っている人(例えば「きのこ指導員」)に確認して貰って下さい。

(画像にマウスを載せると簡単な説明が出ます。)
【食】
 秋 針葉樹林の他コナラなど広葉樹林内
の地上に散生する。
傘は5〜10cmでまんじゅう形から中高の扁平。
表面は淡黄色〜黄色で中央部に褐色の鱗片が
密生して黒ずみ、湿ると粘性がある。
ひだは密でレモン色。
柄は長さ4〜10cmで淡黄色。 【食】
秋後半に出る代表的なきのこ。針・広葉樹
林内の地上に群生する。
傘は5〜10cmで表面は淡黄色の地に灰褐色の
繊維が密に覆う。ひだは疎で白黄色。
柄は長さ8〜10cmで根元に向って太くなり
白黄色。降霜後も発生するのでこの名が付いた。 【食】
8月〜10月カラマツ林内の地上に群生する。
傘は4〜15cm、表面はきれいな赤茶色で
強い粘液で被われる。管孔は鮮黄色。
つばより下は傘と同色で繊維状になり、
のちにさび色を帯びる。
肉は淡黄色で変色性はない。
キシメジ
(秋)
シモフリシメジ
(秋)
ハナイグチ
(8〜10月)
【食】
8月〜10月トウヒ、ゴヨウマツなどの林内
の地上に発生する。
傘は5〜15cm、表面は濃紅色で繊維状鱗片で
密に被われ、のちに退色して黄褐色になる。
管孔は黄色。柄は長さ3〜8cmで上部に黄褐色の
つばを持ち、つばより上部は黄色、下部は
傘と同色のささくれで被われる。 【食】
8月〜10月モミ、コメツガなどの針葉樹林内
の地上に発生する。
傘は4〜10cmで黄色〜橙褐色、平滑だが湿ると
粘性があり、開くと周縁部に白色の綿毛様の
膜を付ける。
ひだははじめ白色からのち黄土褐色になる。
柄は長さ6〜15cm、円柱状で白色からのち黄土色
となり、白色の綿毛様の膜に被われる。 【食】
8月〜10月モミなど針葉樹林内の地上に発生する。
傘は10〜20cm時には30cmにもなる大型きのこ。
表面は黄褐色からのち濃色になる。
ひだは密で白色〜帯黄色。
柄は長さ10〜20cmで根元に向って細くなり、
ほぼ白色。上部に二重のつばがある。
ベニハナイグチ
(8〜10月)
オオツガタケ
(8〜10月)
オオモミタケ
(8〜11月)
【食】
主に春 ウメ、リンゴ、モモ、ナシ、カリン
などの果樹の下に発生する。
傘は5〜8cmで表面はネズミ色。ひだはやや疎で
白色のち肉色になる。
柄の長さは4〜8cmで根元に向って太くなり、
色は灰白色で中実。
肉は白色で小麦粉に似た臭いがある。 【食】
9月〜11月畑地、路傍、牧草地、果樹園、芝生
庭先などに束生〜群生する。
傘は4〜10cmで黄色〜橙褐色、表面は灰褐色で
老成すると淡色になる。
ひだは密で汚白色。
柄は長さ3〜8cmで白色。ほんしめじほど
ではないが根元に向って太くなる。 【食】
9月〜10月主にアカマツ林内の地上に発生する。
又、コメツガ、ツガ、エゾマツ、トドマツ林
などの地上にも発生する。
傘は8〜20cmでまれに30cmに及び、表面は淡黄褐色で
こげ茶色のささくれがある。
はじめ球状の丸山形で開いて扁平になる。
ひだは密で白色。
柄は長さ10〜25cmで傘とほぼ同色。
上部に綿毛状のつばがある。
ハルシメジ
(春)
ハタケシメジ
(9〜11月)
マツタケ
(9〜10月)
【食】
8月〜10月初旬亜高山帯の針葉樹林内の
地上に発生する中型きのこ。
傘は5〜10cmでまんじゅう形から平らに開き
表面は黄土色で中央部は帯褐色で粘性がある。
ひだは密で淡紫色。柄は長さ6〜10cm、
径1〜2cmで下方が棍棒状に膨らみ、
外皮膜の破片が残る。 【食】
9月〜10月コメツガやトウヒなどの針葉樹林内
の地上に発生する。
傘は3〜8cm、表面はオリーブ褐色〜帯紫褐色で
中央部は濃色、著しい粘液に被われる。
ひだは密で黄白色のち褐色になる。
柄は長さ6〜12cm、淡紫色を帯びた白色。
上部に褐色のつば状の節があるものもある。 【食】
9月〜10月広葉樹の多い林内の地上に発生する。
傘は5〜12cmでまんじゅう形から平らに開く。
表面は名のとおり淡桜色で中央部はワイン色、
湿ると粘性を帯びる。
ひだは密で白色のちに淡赤茶色のしみができる。
柄は長さ3〜15cmではじめ白色だが
のち傘と同色を帯びてくる。
ツガタケ
(8〜10月)
ヌメリササタケ
(9〜10月)
サクラシメジ
(9〜10月)
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