27-2 鷹の渡り 静岡 2019年(春)「静岡 鷹の渡リ」他観察地黒部沢(平野)、俵峰データとコメント(観察終了)

※他観察地点は黒部沢(平野)地点A標高570m、地点B標高820mとなります。データ、コメントは川端氏の観察地点です。「平山農道」観察地点より北北西へ約12kmキロ離れています、両地点は安倍山系沿いの北と南に位置します、観察対象の渡りの猛禽類はその多くが南西や西方向から東から北東方向に飛去します、このため両地点でのカウントの重複はないものと思われます。

※平山と俵峰の観察地の間は南北に約7km以上離れています、この間には1000mh級の安倍山系の稜線があり
両観察地は、主に西の方向から東の方向へ飛んでくるタカ類をそれぞれの地点で捉えようとするものです。このため両地点での同一個体のカウントの重複はないものと思われます。

/

2019平山農道(春)トップへ(観察終了)

他の観察地:静岡市葵区平野(4月4日まで)、俵峰付近 
     

(調査地点名)静岡市葵区(俵峰)標高約475mh、 北緯35° 11分47秒 、 東経138°38分46秒静岡市葵区(俵峰)

(調査地点名)静岡清水区(春、秋)山原中継所付近(大道山)標高448m 北緯35°3分30秒、東経138°27分02秒  静岡市清水区(山原中継所)  

静岡市清水区山原無線中継所付近静岡市清水区山原

地点名をクリックすると地図が表示されます


観察日付をクリックするとコメントが表示されます。

※赤い数字は逆行です

※他観察地、俵峰データとコメント (観察終了)

※他観察地黒部沢(平野地区4月4日まで)(4月5日以降は俵峰の観察になります))下記のデータは4月5日以降の俵峰の合計を表にしています。()内は4月4日以前のデータです

日付
Month
/Day
時間帯
Investigation
Times
天候
Weather
観察者
Observer
風向/風力
Window/WV
サシバ
Butastur
indicus
ハチクマ
Pemis
ptilorhyncus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
ノスリ
Buteo
buteo
その他の鷹

others


羽数 ( 主な種類)

不明鷹類

Unknown


羽数 (種類)

鷹類総合計


A Total
of Raptors

累計

A Total


475
(36)

(0)

22

(0)

1

18

10
(2)

26

(0)

3
(1)

ミサゴ(0)(1)
ハヤブサ(2)
チゴハヤブサ(0)
チョウゲンボウ(0)
トビ(0)
チュウヒ(0)

14
(1)

タカ類SP(3)(1)
ハイ属SP(3)
ハヤブサ類(0)
大型不明(8)

569
(40)

(0)

00/000:00-00:00
?/?
川端
?

0

0

000

0

00
xxx
0
xxx

0000

00/000:00-00:00
?/?
川端
?

0

0

000

0

00
xxx
0
xxx

0000

00/000:00-00:00
?/?
川端
?

0

0

000

0

00
xxx
0
xxx

0000

05/197:30-11:00
川端
南西
2

1

0

000

0

0
xxx
0
xxx

1

05/188:00-15:30
//
川端
東、西
3〜4

1

0

000

1

0
xxx
0
xxx

2

05/178:40-14:30
川端
南東
2〜3

2

0

000

0

0
xxx
0
xxx

2

05/167:50-14:30
川端
南〜南東
1→3

1

1

010

0

0
xxx
0
xxx

3

05/157:50-14:30
川端
東→北東
1→3

3

0

010

0

0
xxx
0
xxx

4

05/140:00-00:00
観察なし
?

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

05/137:20-13:10
川端
無風→南西
0→4

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

05/127:50-14:50
川端
南西〜西
2〜4

3

1

000

0

0
xxx
0
xxx

4

05/117:20-15:00
快晴
川端
南西
2〜4

4

5

000

1

0
xxx
1
大型不明1

11

05/107:00-15:00
川端
南西
1〜2

7

3

010

0

0
xxx
4
大型不明4

15

05/097:00-15:00
川端
無風
0

1

0

010

0

0
xxx
1
大型不明1

3

05/086:50-15:30
快晴/
川端

2

10

11

000

1

0
xxx
0
xxx

22

05/077:10-13:30
川端
東〜南東
3〜4

3

0

000

1

0
xxx
0
xxx

4

5/060:00-00:00
観察なし
?

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

05/057:30-16:00
川端
南西
1→3〜4

12

0

000

2

0
xxx
1
大型不明1

15

05/047:20-13:30
快晴/
/
川端
南→南西
1→3〜4

12

0

000

1

0
xxx
1
大型不明1

14

05/037:30-16:00
川端杉本
佐藤
南西
1〜3

9

1

001

1

0
xxx
0
xxx

12

05/027:40-15:00
/
川端
南西〜南東
1〜3

7

0

000

1

0
xxx
0
xxx

8

05/018:30-12:00
/
川端
南西
1

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

1

04/287:30-15:00
/
川端
無風→南西
0→3

8

0

010

2

0
xxx
0
xxx

11

04/278:00-12:00
/
川端

4→2

2

0

000

0

0
xxx
0
xxx

2

04/259:00-13:00
/
川端
南西
2

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

04/237:40-15:00
川端
東→南西
4→3

11

0

000

1

0
xxx
1
タカ類1

13

04/227:40-14:50
|
川端
南西
2〜3

8

0

001

2

0
xxx
0
xxx

11

04/217:50-14:50
川端

2

18

0

100

1

0
xxx
0
xxx

20

04/207:50-15:00
川端

2〜3

3

0

000

0

0
xxx
0
xxx

3

04/197:30-15:00
川端
南東→南西
2

8

0

010

1

0
xxx
0
xxx

10

04/187:20-16:30
快晴/
川端
南西
1→3→0

52

0

031

3

0
xxx
0
xxx

59

04/177:20-14:00
川端
無風
0

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

04/167:30-15:00
川端
南西→西
3〜4

1

0

000

0

0
xxx
0
xxx

1

04/157:20-15:00
川端
南東→南西
2→5

27

0

001

1

00
xxx
0
xxx

29

04/147:20-13:30
うす曇
川端近藤
佐藤
無風→南西
0→3

7

0

001

1

1
ハヤブサ1
0
xxx

10

04/137:10-15:00
川端
南西
2〜3

25

0

032

2

0
xxx
2
ハイ属1、タカ類1

34

04/1213:00-16:00
/
川端

1

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

04/116:00-14:30
/
川端
無風
0

1

0

050

0

0
xxx
1
ハイ属1

7

4/100:00-00:00
観察なし
?

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

04/096:30-15:20
川端

3時々4

36

0

000

1

0
xxx
0
xxx

37

04/0810:30-16:10
/
川端
南東
1

89

0

000

0

0
xxx
0
xxx

89

04/077:00-15:00
快晴
縄田川端河内
佐藤杉本
南東
1〜3

9

0

011

0

1
ハヤブサ1(若)
0
xxx

12

04/067:00-15:20
快晴
川端栗田
近藤
東〜南東
4

22

0

000

1

0
xxx
1
ハイ属1

24

04/057:00-15:40
快晴
川端
南西〜西
3〜4

37

0

000

0

0
xxx
0
xxx

37

04/037:40-13:10
縄田
南〜南西
1〜3
時々(|)4

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

04/027:40-14:10
縄田田塚
南→南西
2→4

1

0

000

0

0
xxx
0
xxx

1

04/010:00-00:00
|
縄田
南西
2〜3

9

0

000

0

0
xxx
0
xxx

9

03/317:00-15:30
/快晴
縄田
南西
3〜4

2

0

000

0

0
xxx
0
xxx

2

03/307:00-15:30
//
縄田
無風→南
0→1

14

0

000

0

0
xxx
0
xxx

14

03/297:00-15:30
/
縄田手塚

2

2

0

000

0

02
xxx
0
xxx

2

03/287:00-15:00
/
縄田
北西
4〜2

0

0

000

0

0
xxx
1
タカ類1

1

03/277:00-15:00
手塚縄田
北西
2〜4

8

0

002

0

1
ミサゴ1
0
xxx

11


※他観察地黒部沢(平野地区4月4日まで)データとコメント3/22〜4/4(観察終了)

日付
Month
/Day
時間帯
Investigation
Times
天候
Weather
観察者
Observer
風向/風力
Window/WV
サシバ
Butastur
indicus
ハチクマ
Pemis
ptilorhyncus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
ノスリ
Buteo
buteo
その他の鷹

others


羽数 ( 主な種類)

不明鷹類

Unknown


羽数 (種類)

鷹類総合計


A Total
of Raptors

累計

A Total

114

(0)

0

(0)

1

2

1

5

(0)

0

ミサゴ(0)
ハヤブサ(0)
チゴハヤブサ(0)
チョウゲンボウ(0)
トビ(0)
チュウヒ(0)

3

タカ類SP(3)
ハイ属SP(0)
ハヤブサ類(0)

126

(0)

04/047:20-15:00
快晴
川端河内
佐藤旬
東〜南東
2〜3

4

0

010

0

0
xxx
0
xxx

5

04/037:10-15:00
川端
南〜南西
2

2

0

000

0

0
xxx
0
xxx

2

04/027:00-15:00
川端
南西→北西
2→4

6

0

000

0

0
xxx
0
xxx

6

04/017:00-14:00
//
川端
東→北西
2→3

23

0

010

0

0
xxx
0
xxx

24

03/316:50-15:300
/快晴
川端近藤
柴田佐藤
北東→西
2→3

9

0

000

0

0
xxx
1
ノスリ?1

10

03/307:00-15:00
//
川端
無風→南
0→1

13

0

001

0

0
xxx
0
xxx

14

03/297:00-15:30
川端

2

3

0

000

1

0
xxx
1
サシバ?1

4

03/287:30-15:00
/
川端
北西〜北東
2〜4

2

0

000

0

0
xxx
1
サシバ?1

3

03/278:40-14:00
川端
南東→西
2→5

0

0

010

0

0
xxx
0
xxx

1

03/267:50-15:300
/
川端
南東
2〜3

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

03/257:10-15:00
快晴/
川端
南東
3

11

0

000

2

0
xxx
0
xxx

13

03/247:40-15:30
快晴
川端
南〜東
2〜3

41

0

000

1

0
xxx
0
xxx

42

03/237:40-13:30
/
川端
南東
2

0

0

000

0

0
xxx
0
xxx

0

03/228:00-15:00
/
川端
南西→南東
2

0

0

000

1

0
xxx
0
xxx

1


※2019「平山農道」(春)、他観察地黒部沢(平野4月4日まで)(4月5日以降は俵峰の観察になります)を通過したと思われるサシバ、ハチクマ、ノスリの羽数(Graph)(観察終了)

※2019「平山農道」、他観察地黒部沢(平野4月4日まで)(4月5日以降は俵峰の観察になります)で観察され、静岡を通過したと思われるサシバ、ハチクマ、ノスリの通過羽数グラフ(2019春)です。(観察終了)

  • タカの渡り全国ネットワークへ

  • 静岡 他観察地黒部沢(平野4月4日まで)(4月5日以降は俵峰の観察になります)コメント2019春(観察終了)

    2019年 春の鷹の渡り 黒部沢、俵沢における観察を終えて
    2014年平山林道、2015年俵沢(俵峰)、2016年八重沢(平野)、2017年浅間沢(郷島)、2018年麻機北と、主に安倍川流域から東へ向かうサシバを観察してきましたが、2019年は、真富士第二真富士付近を通るサシバがどれくらいいるかを調べるために、八重沢よりひとつ北の、黒部沢(平野)で観察を始めました。ある程度予想はしていましたが、黒部沢の流域から真富士を越えていく者の数はきわめて少なく、平野から、俵沢、八重沢を通るサシバを数える観察になっていました。平野で真富士を越えていく、これは俵峰で、富士見岳を越えていく、のとまったく同じように見えます。俵峰ではまったく当たり前のような富士見岳越えが、平野の真富士ではまったくみられないことに、驚きをおぼえました。山の高さは300m弱の違いですが、俵沢のような、緩斜面から山越えをするアプローチの道がないのか、黒部沢からアタックをかけたサシバの山登りは結局1羽の成功例も見ることなく、終わりました。4月5日からは、縄田さんの俵峰観察を引き継ぎました。例年この時期は雨が多く、雨の合間にサシバに抜けられてしまうことが観察泣かせになっていましたが、今季は4月半ばまでほとんど雨がなく、気象条件絶好の年度となったように思ったのですが….。不思議なもので、宮崎、四国と入ったサシバの大きな流れは、静岡では規模が極端に小さくなった形でしかつかむことができませんでした。今年の不作の理由にかんしては、渡り関係者の中でも、意見が三つくらいに分かれ、それはそれで、みんなが考察を深めるよい機会にはなりましたが、本線のサシバがどう静岡を通過しているのかがわからない現実を前に、やはりフラストレーションをかかえてしまいます。今季も多くの方々のお世話になりました。例年通り、桜山の田島さん、宮崎の楠木さん、神奈川の臼井さんとは毎日のように電話で連絡をとりながらの観察となりました。これまで観察した安倍川の流域では、地元に望月姓の方がほんとうに多いのですが、今季も、平野の望月さん、俵峰の望月さん、いろいろ助けていただきありがとうございました。今季は5月25日市貝町での国際サシバサミットのポスター発表のほうで、てんてこまいでありました。観察後記おそくなりましたこと、お詫び申し上げます。それでは、また、秋にお会いしましょう。 2019年 6月1日   鷹の渡り静岡、俵峰支部一同

    00/00xxx

    00/00xxx

    05/19富士見岳稜線1200m以上に黒い雲。全体に白っぽく視界はよくない。見通しレベルC。16,5〜20,0℃。風が冷たい。最後のサシバはやはり天神山からだった。成鳥?ツツドリが鳴くと、ガビチョウとイソヒヨドリが追って鳴く。モズ、ウグイスと、さらに追い打ちをかけるように近場でなく。どこからかノスリの声も聞こえる。俵峰は飽きないところだ。本日をもちまして、2019年度春渡り終了します。

    05/18見通しは普通C。風向きが一定せず、地点が西、上空が東ということは幾度もあった。11時から12時、平野(黒部沢)に出張などあり、今日はちゃんと見ていない。すいませんです。サシバは若かった。

    05/17遠方やや霞むが概ね良好。見通しレベルB。19,5〜25,5℃。陽がかげるとまだまだ涼しい。俵峰では朝まだこたつが必要とのこと。サシバは9時過ぎに地点の近く、電柱2本分くらいの高さの低空に出現。地主の方から見えるタカが出たら教えてといわれていたので、大声で伝えたが、お茶刈真っ最中で伝わらず。安倍山系稜線にたどりつくと、どこから来たのか、やはり若いサシバがやってきて、連れだって、富士見岳南の鞍部を越えていく。トケン類もよく飛んでいるが、飛んでいる状態での識別不能。

    05/16視界は概ね良好。見通しレベルB。17,5〜23,0℃。サシバ、ハチクマ共に渡りは1。12時半に出た、非渡りハチクマは、北側から俵沢流域内に入ったが、高く上がった後、西へ一気にグラしていった。見えなくなるまで追ったが、5キロ以上は離れた。安倍川を越えている。ホトトギスが初鳴き。7時台の確認後2時間ほど鳴かなかったが、午後あちこちで鳴き声が聞かれた。xxx

    05/15昨日の雨で、視界は良好。時間とともに雲が増え、雲量5割くらいになった。見通しレベルB。16,5〜23,0℃。雨上がりで、期待したが、サシバが単発での3羽出現したのみ。カモシカが、地点近くに現れた。今季2度目である。4月5日と同じ個体ではない。この個体は右後ろ足の足首から先がないのである。ツバメ、イワツバメ、メジロ、ホオジロなど。

    05/132キロ先が霞んで見える。富士見岳は10時くらいまでガスの中で見えず。見通しレベルD(悪い)。19,5〜23,0℃。渡るタカを見つけらられなかった。非渡りも、トビ、ノスリ、クマタカだけ。1時間に3回くらいだろうか。アオバトが5羽くらいで北からやってきて、南へと滑空していく。

    05/12全体に霞んだ感じで、午後さらに悪くなった。見通しレベルC〜D。18,5〜25,5℃。陽ざしは強いが、風が強いので暑く感じない。東からあがったサシバ非渡り個体が、ディスプレイ飛翔しながら、南の沢の中を西へ行った。アカショウビンの鳴き声が響き渡っている。俵峰のお茶刈も終盤戦。

    05/11遠方は午後霞む。揺らぎ強い。見通しB〜C。16,5〜26,5℃。午後風は強くなる。ハチクマは7時20分、7時40分と、早い時間帯から出現。この地点で、渡る、とは、安倍山系東稜線を越えることをいう。サシバ、ハチクマだけでなく、ノスリ、ハイタカ属、全て同様である。今季21羽のハチクマをカウントしたが、20羽までが、急いで稜線越えしていく。1000m以上に上げるのはサシバと違ってわけなくも見えるが、とにかくわき目もふらず、といった感じだ。無論、ディスプレイなどない。平山農道や、去年の観察地である麻機北とは、ずいぶん様相が違う。非渡りサシバ2は流域内を行ったりきたり、10分後に二つ南の沢方向に行ってしまう。

    05/10大棚山(7,40キロ)の山肌がきれいにみえる。良い視界。気温の割に陽炎もひどくはない。午後やや霞んだ。見通しレベルB→C。15,5〜23℃。サシバもハチクマも今日は高かった。距離はもちろんだが、高いと、成鳥幼鳥、性別などの判断がつかなくなる。大型不明が4あるが、これは12時過ぎから、ひとつ北の八重沢上流部の高空を走って、東へ抜けたもの。遠い。2,5キロに高さが加わる。それでも、翼形、羽のしなり、から、ノスリでなくハチクマだろうと思っている。14時過ぎにようやく♂と識別できる、近いハチクマが出現。イカル、スズメ、カワラヒワ、キセキレイ、モズなど。

    05/09朝は快晴だったがすぐに全天曇りとなった。陽炎なく視界は良好で、見通しレベルB。15,0〜20,5℃。昨日の出方と、続いている広島のハチクマの出方から、今日はかなり来るのではと予想。大きく外れる。うまくはいかない。ハチクマは12時48分に1羽だけ、非渡りとして、出現した。通常なら越えていくような北東側の山の上から現れ、なんと4キロ近く、南方向へグラしていった。こちらの見通しでは竜爪文殊の西方向へ行った。南に戻って渡る、もあるだろうが、これはとても渡り個体には見えなかった。アカショウビン、キビタキ、オオルリ、クロツグミなど。

    05/08そこそこ良い視界であると思っていたが、戻ってビデオの映像を見たら陽炎がひどく、良くはなかったのだと知った。見通しレベルC。11,5〜19,5℃。8時20分に2羽のハチクマ♂が、天神山上に上がると、9時45分までに1羽ずつだが、7羽ハチクマが出現した。いずれも♂である(尾羽や、風切の太い黒帯がよく見えた)。皆1分2分の最小限の旋回上昇のあと、急ぎ足で富士見岳の周辺を越えていった。午後♂でない個体が3羽登場した。10時20分に秦野で2羽のハチクマが観察され、2時間で行くのかと驚いた。俵峰でハチクマのこのような出現を見たのは初めて。びっくりした。サシバは幼鳥が多かったが、1羽、成鳥で、左の翼が折れ曲がって上を向いている個体がいた。

    05/07朝方は快晴だったが、安倍川右岸左岸ともに、稜線に黒い雲が張り出した。空は真っ青。見通しレベルB→C。15,5〜20,5℃。東風が強い。天神山上に非渡りハイタカが2羽、バトルなのか、じゃれ合っているのかわからない動きだった。今季初アカショウビンの声が響き渡る。

    05/05昨日の雨で良い視界になったが、午後遠方はやや霞む。17,5〜25,5℃。今日もサシバは好調で、9時台に単発ながら10羽。ほとんどが幼鳥である。サシバが陽光に透けて見えるのは皆の知るところだが、富士見岳バック(山バック)で、白く透けてみえるのも美しい。大型不明は、後追いになっているため、決定できなかったが、ハチクマか。アマツバメ、ツバメ、イワツバメ、アオゲラ、アオバト、キジバトなど。

    05/04そこそこの視界であったが、午後は遠方が霞み、約10キロ先の高山は真っ白になった。見通しB→C。17,0〜25,5℃。昨日に続き今日もサシバが4羽で移動するところにぶつかった。4羽ではタカ柱とは言わないのだろうが、柱状に旋回上昇していることは確かである。昨日のハチクマ♂かどうかはわからないが、秦野の臼井氏から、8時45分ハチクマ♂です、の報をもらい、すごく良い気持ちになる。イソヒヨドリがここにも進出。広報のスピーカーの上で鳴いている。天気は午後一気に崩れた。

    05/03遠方やや霞むが、視界は良好。見通しレベルB。17,0〜26,0℃。14時12分に、ハチクマ♂成鳥が西からやってきて、天神山にあがる。旋回時間は長かったが、寄り道せずに、富士見岳の北を越えていく。初、は、やはり熱い。ところが、この後もっと熱くなったのが、15時14分のサシバで、なんとこの時期に、北側稜線上に6羽並んだ。地点は見上げで、横切っていく者を見るところなので、スコープの中に6羽、は、今季初である。今日は、ジュウイチも初お目見え。一日中鳴いていた。

    05/02朝は遠方霞み、安倍山系800以上はガスに埋もれていたが、11時以降回復し、良い視界になった。見通しレベルC→B。19,5〜26,0℃。午前中渡るタカはいなかったが、午後良い風が吹くようになると、サシバが1羽ずつ右岸側からあがった。3月後半から4月前半のサシバ(ほとんどが成鳥と思われる)と、今出てくる若いサシバは、富士見岳に向かう道筋、方法が異なっている。カラスに追われ鳴きながら逃げたサシバ1、ノスリに対して、強烈な急降下で威嚇したサシバ1。2羽の非渡りサシバあり。キビタキ、クロツグミが近いところに出てきて鳴いた。俵峰も、低く日当たりの良い畑から、お茶刈に入る。

    05/01長い雨が上がり、見通しは最高に。しかし、雲は低く、時折富士見岳にかかった。見通しレベルB。20,0〜26,0℃。二日続きの雨が上がり、期待はしたが、サシバは飛ばず。そして、今日も昼まで、天気は持たず。今季は3月23日から17日間雨らしい雨がなかったが、ここへきての長雨で、帳尻があっている。気温も冬が暖かく春が寒い、うまくできているとしかいいようがない。非渡りでは、ハイタカ、オオタカ、クマタカの常連組に、ハヤブサが出ている。新たに渡ってきたクロツグミだろうか。近くで鳴き盛っている。アオバト、カワウなど。

    04/28しばらく雨が続いていたが、快晴の朝。最高の視界、見通しレベルA。13,5〜19,5℃。午前中は無風だったが、午後南西の良い風。午後は左岸側からサシバが上がってくる。いずれも単発だが、この時期ならでは、細かく見ることができる。遠いが、キビタキが鳴いている。カワウの群れの出現頻度は2015年よりはるかに高いように思う。何年も前から、佐藤さん杉本さんに、ウスバシロチョウの話を聞いていたが、今日の正午その蝶の実物をやっと確認する。

    04/27朝は天神山(724m)が、ガスに隠れていた。安倍山系稜線は当然雲の中である。見通しはD。16,5〜19,5℃。東から強い風。それでも、天神山付近から2羽サシバ。低くを滑空。ひとつ北の八重沢上流側が唯一明るくそちらの方へ抜けていった。曇り空はは昼までで、大雨になった。今季は晴天続きであったが、ここへきて帳尻合わせのように雨天が続く。ヒヨドリ100単位での渡り。ヤブサメ、オオルリなど。

    04/25雨は上がったが、竜爪、若山はすっぽりガスの中。舗装工事で、正午まで俵峰に入れないので、今日は麻機北の権現南2地点で観察。見通しレベルはC。20,5〜25,5℃。1年たっただけなのに、なぜか遠い昔に戻ったような気持に。サシバは見つからず。去年と同じように、居着きノスリがいったりきたり。キビタキがまったく同じところで鳴いている。

    04/23全体に霞むが昨日ほどではない。見通しレベルC。19,5〜24,5℃。午前中、強い東風が吹いた。サシバは天神山から出現し、富士見岳方向に向かうが、稜線に近づくと、旋回上昇も滑空も許されず、南方向に流された。となりの沢からもう一度旋回を始めた。黒部沢で見た、真富士に近づいてはじかれる姿に似ていた。午後風が南西3くらいになると、富士見岳の南を1200mくらいの高さで普通に越えていった。午前中越えられず西に行ったものがカウントしたもの以外に3羽いたが、これはその後にカウントしたものとして非渡りとした。クロツグミ、オオルリ、ツツドリ、サンショウクイなど。

    04/22朝からひどく霞む。安倍川対岸の山がぼんやりしている。1日を通し、流域内2キロ半径を観察するので一杯。ただ安倍山系稜線にガスはない。見通しレベルD(悪い)。ここ数日と同様、1羽ずつサシバはやってくる。ここ10日くらいこの流域内にいたハイタカが、14時過ぎに安倍山系東稜955の付近を高く越えていったが、ほんとうに行ってしまったか?小さなハイタカの識別などできないが、この個体は右翼のP8付近に大きな欠があり、遠くから見てもわかる、唯一の居着きハイ属だったのである。オオルリは毎年いる北の沢に今年も入った。イカル、アオジ(まだいます)ツグミ(まだいるよ)。

    04/21時間が経つにつれ徐々に霞は多くなった。見通しレベルC。16〜22,5℃。サシバは1羽ずつ渡ってきたが、富士見岳近くで、3羽になるものもあった。午後、若いサシバがいくつか渡ってきた。成鳥にはみられないような、ダラダラと、計画性のない無分別な飛び方が、際立った(若者をディスっているわけではありません。)午後渡ってくるものは高かった。ヤブサメは地点近くの北の沢筋にて鳴いていた。山原中継所の栗田氏より、11:30〜13:30 サシバ7 12:30には3羽で旋回。いずれも上空高くを行った。

    04/20朝、富士見岳竜爪間は、すっぽりガスの中であったが、10時にはガスがとれた。遠方はひどく霞む一日。安倍川対岸の山ですら白っぽく、大棚山(7,40キロ)はまったく見えなかった。見通しレベルD(悪い)15,5〜19,5℃。11時以降日がかげると気温は下がった。サシバは午前中、1羽ずつ出現。ツグミ、イワツバメ、サンショウクイ、オオルリなど。市道俵沢俵峰線が、4月27日まで、舗装工事になります。8:30以降は、12:00〜13:00、10:00〜10:15、15:00〜15:15、以外の時間は通ることができません。よろしくお願いいたします。

    04/19霞は午後になると増した。高山(9,30q)が真っ白。見通しレベルC。15,0〜24,0℃。サシバは、8時45分、1羽が上がるとそれについて3羽が出現。しかしこの後、昨日のような午後の渡りを見ることができなかった。7時15分、オオルリが最低3個体、鳴き盛っていた。昨晩に来たか?クロツグミの声も聞かれた。どちらも今季初。モズが地点付近に多い。いくつがいいるのか。包囲されているような気分で観察した。悪くはない。

    04/18遠方は白っぽいが見通し良好。午後霞む。見通しB→C。14,5〜21℃。ここ二日間サシバは1。今日もまったく飛ばない。9時過ぎにようやく1羽、右岸から成鳥が上がる。午前中7羽になり、まあ良い方だと思っていた。これまで、午後はフェードアウトしていたから。ところが、今日は13時以降、続々とサシバが渡ってきた。1羽であるが、山越えに手間取っていると、後から来た数羽が追いつくといった感じである。俵峰地点では、下流側から出たサシバが山越えするまで追う、やり方で、見ているのだが、次々にでてくるため、途中からは、富士見岳の上で待ち伏せするしかなくなった。15時半まで続いた。今季初めてぐーっと来た。2015年初めて俵峰で観察した年、今日のような出方であったことを思い出した。この年の記録を参考にするなら、まだまだサシバは出てくるはず。サンショウクイが渡ってきて、ヒノキに止まる。朝、コサメビタキが近くのケーブルの上(地上3m)。

    04/17全天曇り、一日中真っ暗。大棚山が霞んで見える。見通しレベルC。14〜16,5℃。渡るタカを見つけられなかった。渡らずで、ハイ属が出てくるのが、唯一の楽しみか。アオジ、シロハラ、ツグミなど。ジョウビタキはその鳴き声すらが聞かれなくなった。

    04/16昨日より、やや全体が白っぽいか。見通しレベルはC(普通)の上。11、0〜19、0℃。陽ざしは強いが、日陰では風はまだまだ冷たい。昨日と似通った天気だが、9時過ぎに1羽サシバが出現したきり、渡るタカが出なかった。黒部沢も贅沢にタカがみられる場であったが、俵峰もその点でひけはとらない。オオタカ、クマタカ、ノスリ、ハイ属と、地物は終日登場するため、飽きることはない。7時台、ツツドリが幾たびか鳴いていた(初)。ジョウビタキの姿が見られない。鳴きも聞かれなくなったように思う。アオジはまだいる。

    04/15雨の翌日は、空気がきれいだ。牛が峰=高山市民の森(9、30q)にやたらでかい桜の木があるが、今が盛りか。見通しレベルA〜B。11、5〜21,5℃。今日も午前中9時から11時までの出現が大半。秋の平山林道は、ねぐら立ちがやたら目立つ観察地点だが、ここも、前日遅くに西から来たサシバが俵沢流域のどこかにたたずみ、翌日の朝から動き出す、それを観察ができる場所なのかもしれない。桜山の田島さんが、若い個体が見られたと数日前から言われていたが、今日はこちらも確認できたものの半数は若い個体であった。見えが良いので、今日は山越えをする個体をじっくり見ることができた。いろいろ確かめながら観察できるのは、1羽1羽で出てきてくれる日なので、これはこれでありがたい。ソウシチョウ、ガビチョウ、アオサギ。ヒヨドリの渡りは最高潮に。

    04/14うす曇りで、遠くはやや霞む。山の桜は今が盛りか。見通しレベルC。11、5〜19、5℃。俵峰地点は、サシバまでの距離はけっして近くはない。しかし、標高400mくらいから富士見岳1078m付近までの、山登り、山越えする姿を見ることができる。右岸からの登りがもっとも多く見られるが、今日は左岸からの7分近い山登りが見られた。スズメ、アオゲラ、カワラヒワ、アオジなど。待っているのだが、オオルリの声はまだ聴かれない。

    04/13昨日の雨で、空気が澄んだのか、良い見通しになった(見通しはBの上か。)。夜間氷点下になったのか、ブルーシートの雨水が凍っていた。6,5〜16,5℃。7時20分から10時20分まで、サシバは右岸側から順調に出現。ただ群れにはならず、1羽1羽の山越えだった。午前中はよく晴れ渡っていたが、このような時、サシバは安倍山系稜線の高いところを行くことが多い。今日はその典型で、富士見岳の北、八重沢を通るものが半数を超えた。ハイタカ属の渡りも多数見られた。ヒヨドリが100単位で、ざーっ、ざーっと、と渡っていく。これも迫力ある。アオバト、ツバメ、イワツバメなど。

    04/12雨が予想より長く続いたが、11時にはあがる。調査地付近は、真っ暗で、標高800m以上がガスに覆われている。安倍川右岸はまだ降っている様子。見通しレベルはCからD。あちこちで季節外れの雪情報だが、静岡でも冬のような感じの寒さ。8,5〜10℃。渡るタカなし。居着きのタカもトビ、ノスリ以外は出ず。イカルの声だけが印象的だった。

    04/11昨日からの雨の影響で、安倍川筋は低い雲にあふれていた。雲のないところは朝のうち快晴で、俵峰方向も青い空、に、見えたのだが、行って見ると、安倍川右岸からの雨雲がやってきて、雨になった。それでも8時には上がる。一時は快晴状態にもなったが、すぐに元のように真っ暗になる。安定しない。富士見岳にはガスがかかる時間が多かった。11〜16,5℃。見通しB。サシバは1羽だけだが、今日ははっきりとしたツミの渡りがみられた。左岸の低いところから、右岸の天神山の北を通って八重沢に入る。15分のうちに、3、1、1と出てきて同じところを通った。ヒヨドリ、カケスらが、東へ渡っていく。

    04/09今季一番の視界。10キロ前後離れた高山や大山の山肌の桜が美しい。見通しレベルA〜B。5、0〜22、0℃。昨日の出方から、山を越えていないものが多かろう、ということで、ねぐら立ちを期待し早起きした。しかしなかなかサシバは飛ばず。8時半に2羽が天神山から上がると、9時半までのあいだに、30羽近くが、富士見岳の北、南を、越えていった。しかし、それ以降が続かない。明日は雨だし、むずかしい春渡りである。ヒヨドリが30羽くらいの群れで、次々に富士見岳付近を越えていく。

    04/0811、5〜17℃。見通しレベルD→C。昨晩から朝にかけて、雨が降った。9時には雨は上がっていたのであるが、北は真っ暗なので、下流の郷島の土手(2017年に使った定点)に行って見た。10時過ぎ、天神山のガスがややとれたので、俵峰へ。富士見岳〜竜爪までの稜線はガスでおおわれている。安倍川対岸も真っ暗でこりゃダメかなと思っていたが、下流側低いところからサシバは2羽3羽とぞくぞく上がってくる。天気の良い日なら右岸からサシバは来るが今日はほとんどが左岸からだった。俵沢に入ったはいいが、稜線がガスで塞がっているためか越えるところがないのだろう、サシバは稜線に近づくこともなく、南へ南へ戻った。2キロは戻ったか。それだけでなく、西へも戻るような動きをみせた。これ、地図にルートを落とせば、秋の渡りにしか見えない。15時40分、あれほど真っ暗だった稜線がきれいに晴れ渡ったので、粘ったが、サシバはもう飛ばなかった。サシバが今日選んだ道は、俵沢の一つ南の浅間沢。郷島に居ればもっと数は拾えただろう。けど、春の渡りの、戻り、は見れなかったろう。おあいこ、かな。ガビチョウの水浴び。

    04/07天気は良いが霞は時間とともに増した。大棚山(7,40キロ)は、真っ白になり、朝見えた伐採地が午後判別不能になった。見通しレベルCの下。12、0〜25,0℃以上。気温あがる。どこより遅れていた、桜峠の桜もようやく満開。静岡祭りが華たけなわで行われるのも久しぶり。7時過ぎその桜をバックに天神山にサシバが2羽あがる。幸先良いと思っていたが、午後はまったく飛ばなくなる。今季は3月22日から17日間雨による中止がない。これほど雨のない春渡りは珍しい。サシバの飛ばぬ午後、河内氏とは、春の渡りの謎について語り合う。今日は縄田氏は新地点俵峰Cで観察。帰りに案内してもらう。秋にも使えそうな、良い視界の定点であった。ハイタカ、ツミは非渡り個体としても出現した。

    04/06花粉なのか黄砂なのか、全体に白っぽい。見通しレベルC(普通)。12、0〜22、0℃。7時22分から8時02分までに、サシバ11羽。富士見岳に近いところで上がり、富士見岳(1078m)の北、南の鞍部を抜けて越え行く。これ以降ぱたっと止まったところから、富士見岳近くに泊まっていたものだと思われる。13時まで音無し。この間、桜山では、サシバが通っている。13時以降ようやく、俵沢右岸側にサシバが上がってくる。昨日は西寄りの強風だったが、今日は東から強く吹いた。そのためか、上がったサシバは北の八重沢へ押し流されるか、右岸側の谷底へたたきおとされた。午後の11羽のうち、富士見岳付近を越えて行ったものはいない。シロハラ、シジュウカラ、アオジ、キセキレイなど。

    04/05縄田氏を引き継ぎ、本日より俵峰で観察します。俵峰からは、西南西から南西方向に、大棚山(約7,4キロ)、高山(約9,3キロ)が見え、東南東に富士見岳(約1,5キロ)、南南東に竜爪薬師(約3,5キロ)。遠方霞むが見通しは良い(B)。9〜21,5℃。気温が上がった。9時半から50分のあいだに、富士見岳北、南の鞍部を越えるサシバが31出現。7羽が最大のまとまり。それ以外は安倍山系稜線のどこかを、1羽2羽、越えていくといった感じであった。山越えに至る前に、ここ俵峰では右岸の天神山を中継してくることが多いが、今日は、気が付くともう富士見岳付近にいた。11時過ぎから風が強くなると、ぴたっと出現がなくなったが、15時前に再びパラパラ飛ぶ。昨日までいた黒部沢では遠いサシバしか見られなかったので、おお、など声が出てしまう。ツグミ、ガビチョウ、キセキレイ、イカルなど。ここは、俵峰集落のど真ん中にある広場だが、昼前に、カモシカ出現。カメラを向けても逃げることなし。堂々たるもの。

    04/04昨日と同様、見通しはそこそこ良いが、揺らぎ多し。見通しレベルC。7時10分4、5℃と寒かったが16℃まで上がる。鷹が渡るには理想的な天候、風であったが、サシバは4羽。第二弾までにはもう1、2日かかるのだろうか。というより、その流れを静岡で体感できるのだろうか?今日は、秋の平山林道の常連3人。煎餅やキャラメルをほおばりながら、春の不思議について語り合いながら観察。3月22日から4月4日までの13日間、黒部沢で観察を続けてきました。観察されたサシバ114羽のうち、21羽がこの流域を通りましたが、その21羽でさえ、渡りに黒部沢を有効利用したと思えませんでした。全体として南の八重沢や俵沢を抜けるサシバをそれぞれ2キロ3キロ前後離れた地点から観察する13日間となりました。より近いところで、サシバ本流を観察するため、本日で黒部沢での観察を打ち切り、明日からは地点を俵沢(俵峰)に移すことにします。ウソ、キジバト、ホオジロ、ツバメ、キセキレイなど。

    04/03海が見え、粟が岳(44,67キロ)鉄塔もみえるが、揺らぎが強く、3キロ以上先のタカが見づらい。見通しレベルC(普通)。この日も朝は寒く3,5℃。13℃まで上がった。いい風いい天気だが、渡るタカは、俵沢に上がった2羽のみ。それでも、非渡りのオオタカやツミが近くで見られるため、退屈はしない。ソウシチョウ出てこないなと思っていたが、朝、数羽の鳴き声がきかれた。ガビチョウは、遠くから声が聞かれるが、俵峰の茶畑のように、いつでもみられるというような感じではない。ウソ、ルリビタキ、アオジ、カワラヒワなど。

    04/02ここ二日ほどの空気の澄みはないが、今日も見通しはよい。B。観察には、晴れていても、天気が良すぎることから来る逆光や、揺らぎ、のほうが、ネックになる。気温は今季一番の低さで、6時50分3,5℃だった。昨日の雨で地面が湿っていたせいか、5センチ以上の霜柱が、ひなたですらみられた。13時やっと11℃を越えたが、すぐに一ケタにもどった。7時台、ねぐらだちなのか、1羽ずつパラパラとサシバが飛んだが、その後なかずとばず。風が徐々に強くなる。11時過ぎに黒部沢内に1羽のサシバが上がり、真富士方向に旋回上昇を試みるが、谷底にたたきおとされる。その後この個体は下流方向(西に)流されたが、沢を南へ二つ越え、上がりなおした。3キロくらい北から南へ戻っている。こういうのは初めて見た。ウソ、ルリビタキ、ホオジロ、アマツバメなど。

    04/01昨日と同様の最高視界だったが、徐々に曇り13時過ぎには雨になった。見通しレベルA→B。4,5〜16℃。寒く、夜露が7時には凍っていた。見通しが良い今日は、俵沢のサシバもこちらから観察できた。俵峰で観察している縄田氏との連携で、上がったものが実際どこなのかを25000分の1地図上で確認し合って観察をすすめた。11時20分黒部沢にサシバが5羽上がったが、真富士登りせず、南の八重沢へ越境して、緩斜面を使い山を越えて行った。雨が降り14時で撤収後、晴れ間が出だした。ほんとうは再開しなければいけないのだが、地点B(標高820m)に行ってみた。この地点は見降ろしで良いところだが、黒部沢中尾沢内しか見えないことがわかった。やはり、現地点が観察場所としてはよいのだろう。高さが250m変わっただけなのであるが、コガラのさえずりが聞かれ、伐採された木々の木っ端の上、カヤクグリがいた。近づいても逃げなかった。

    03/31昨晩の雨で靄がなくなったのか、今日は最高の視界Aとなった。海の波が見てとれ、20キロ以上離れた山の桜がきれいに見えた。8,5から15℃。サシバは9時台に7羽出るが、いずれも八重沢以南の遠いもの。上空の強い風に飛ばされるように沢を登るサシバが印象的であった。13時25分のサシバは、中尾沢から黒部沢へと入ってきて、真富士登りに果敢に挑んだが、なかなかうまくいかず、幾たびかアタックルートを変えた。最終的に第2真富士から北西にのびる尾根(緩斜面)を使い越えていった。1400mの山を直登するのはほんとうにきつそう。未だこの登りを成功させた猛者はいない。今日は、長く静岡の鷹、鳥に関わってきたみなさんとの観察となった。渡り以外の鷹の大きなサプライズなども見られ、最高の観察日となった。

    03/30ここ3日同じような霞がかり、見通しレベルC〜D。9〜13,5℃。9時29分、俵峰の連絡で、2羽のサシバが俵沢を越えて八重沢に入るところをキャッチする。それ以降、パラパラと出る。いずれも、俵沢、八重沢ら南の沢をのぼっていくものばかりで、黒部沢には入ってこない。11時過ぎにざーっと雨が降ってきたので皆で撤収をとなるが、安倍川を下っているうちに晴れ間がみえたので、引返す。俵峰も同じように考えたようで、観察再開す。こんな雨上がりにサシバがドバーッと来てくれればありがたいが、午後は共に2羽を追加しただけであった。アオサギ、エナガ、アオジ、ホオジロなど。

    03/29遠方霞む。海はみえない。大崩ぼんやり。3キロより先のタカが見づらい。見通しはC〜D。7時8℃で、昼前にはやや陽も出て15℃くらいになったが、すぐに12℃台に落ちた。寒い。期待のサシバは今日も3のみ。ただ9時38分、サシバ1羽が、地点の西の低いところから、茶畑をなめるように旋回しながら上がってきた。ピックイ鳴きとともに、頭の上でしばし廻っていた。こういう出現にでくわすと、ほんとうによい気持ちになる。静岡ではソメイヨシノは未だ満開ではない。安倍街道の桜も咲いているところは五分七分くらいだが、一分二分咲きのところも多い。コゲラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、カワラヒワ、モズなど。

    03/28遠方は霞む。昨日より悪く、海はおろか大崩も(27,66キロ)見えない。見通しレベルD。13,5〜18,5℃。昨日までに相当な数のサシバが、宮崎→四国→近畿に入ったと思われる。今日の午後には静岡を通るかと思ったが、それらしい通過を見つけられなかった。俵峰(縄田氏)、桜山(田島氏)も同様で、共に首をひねった。3地点ともに飛んでもなく強い風であった。イワツバメ、ツバメ、アオジ、ホオジロ、ウグイスなど。

    03/27花粉のせいだろうか、煙幕がはられたよう。大崩はかすみ、海はみえない。見通しレベルはD(悪い)。9〜18,5℃。3,2キロ先に天神山があり、この付近から上がるサシバは多いのだが、今日はこれもみえない。そして、サシバが視界に入ってこない。ツミが1羽、富士見岳北を越えた。富士見岳付近を越える春のサシバは、稜線ぎりぎりを行くものがほとんどだが、渡りのツミは高々と旋回上昇してから渡る。今日は、カブのトラブルで困っているところを、平野地区の方に助けていただいた。ただただ感謝である。ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ミソサザイ、アオゲラなど。

    03/2611時までは全天曇り。南側遠方は白っぽく見通しがきかないのに、近くの見え方は最高(A)という不思議な午前中であった。後に、ここより10キロ以上下流側は雨だったと知る。3キロ南のキジバトでもきれいにみえるのに、渡るタカはまったく探せない。地物のノスリ、トビ、オオタカ、クマタカらが、普通に出現しているので、よけいにイライラ。宮崎のサシバが早く来てくれないかなと思う。8,5〜17,5℃。ウソ、キジバト、ジョウビタキ、ヤマガラ、ハシブトガラス、ハシボソガラスなど。

    >03/25昨日よりは霞が多く、焼津方向の海はほとんど見えない。それでも、見通しはB(良い)。6,5〜18,5℃。午後日がかげると11℃まで下がる。昨日の早い出現から、少し早く来たが、空振り。黒部沢から、真富士方向第二真富士方向に上るサシバはみつからない。いずれも八重沢俵沢に上がるものの観察。遠い。八重沢のサシバは見落とさずにやれそうだが、3,2キロ以上先逆光の俵沢のサシバをとらえるのは難しい。マヒワ、ヤマガラ、カワウ、ツバメなど。

    03/24焼津の大崩(27,6キロ)が見え、その先の海は霞んでいる。見通しレベルはB(良い)。8時の気温は4,5℃しかなく、ブルーシートに降りた露が凍って結晶していた。7時40分、三脚を立てていたらびっくり。地点から南2キロの八重沢右岸側から、サシバが上がっている。数えたら9羽である。8時半までに23羽でたので、神奈川の菜の花台に電話すると、向こうでも早くに18羽でているという。まったく想像つかないが、昨日に動きがあったのであろう。出現は午前中でほぼ終わってしまう。黒部沢は3羽だけで、それ以外は、中尾沢、八重沢、俵沢ら、いずれも南の沢からのもの。朝の集中的出方は、泊まりなのかもしれない。例年より早い出方である。ミソサザイ、カワラヒワ、キセキレイ、ジョウビタキなど。

    03/23黒部沢までは、静岡市街地から安倍川沿いに北上する。右手の安倍山系東稜にかかる雲の様子を見ながら、地点に入るか否かを決めることとなる。あまりにガスの状態が悪ければ、今季は、安倍川下流の過去に使った地点に入るつもりでいる。目安の山は、南から竜爪薬師(1051m)、富士見岳(1078)、第一真富士(1343)第二真富士(1401)となる。朝から富士見岳くらいから北はすっぽりガスの中だが、標高900mくらいまでのところはきれいにみえているので、地点入りした。渡るタカはいない。最初のサシバ1羽までがどうも長そうな気がする。8,5℃〜13,5℃。昨日より8℃以上気温が下がり寒い。見通しレベルはC(普通)アオゲラ、ジョウビタキ、マヒワなど。

    03/22本日より春の渡り観察開始します。これまで春の渡りでは、安倍川左岸側の沢をひとつずつ調べてきました。沢口沢(しゃくし沢)、浅間沢、俵沢、八重沢ときたので、今年は、その北の黒部沢をやります。黒部沢右岸尾根上にある標高570mの地点を使います。視界は、北方向をのぞく270度あります。安倍川対岸、安倍川下流側から、真富士(1343m)第二真富士(1401m)まで見えていて。この二つの山付近を越えていくサシバを観察します。朝は快晴であったが、徐々に曇り空に。遠方ややかすむ。見通しレベルはBの下といったところか。17、5〜21℃。ちょっとこの時期の気温とは思えないほどの暑さ。クマタカ、オオタカ、ツミと、居着きの 鷹はもりだくさんであったが、渡りは11時台のノスリ1羽のみ。ハイタカ1が渡り?。ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、ツバメなど。

    2019他観察地黒部沢(平野)4月4日まで、俵峰トップへ(観察終了)

    2019平山農道(春)トップへ(観察終了)


    このページに掲載されている観察記録は、日本野鳥の会々員や静岡の有志により個人的に善意で提供されたものであり未発表データ、及びコメントです。本文、及び画像の無断転載、引用転記を禁じます。(写真提供:蜂熊さん)

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