鷹の渡り 静岡 2016年(春)観察中 3/23〜5/xx

/
他の観察地:静岡市葵区 コメント2016春(観察終了) 3/23〜5/20

(調査地点名)静岡市葵区(八重沢)  標高約347m、北緯35°7分57秒、東経138°22分42秒(静岡市葵区(八重沢)

地点名をクリックすると地図が表示されます


観察日付をクリックするとコメントが表示されます。

※赤い数字は逆行です

日付
Month
/Day
時間帯
Investigation
Times
天候
Weather
観察者
Observer
風向/風力
Window/WV
サシバ
Butastur
indicus
ハチクマ
Pemis
ptilorhyncus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
ノスリ
Buteo
buteo
その他の鷹

others


羽数 ( 主な種類)

不明鷹類

Unknown


羽数 (種類)

鷹類総合計


A Total
of Raptors

累計

Season Total

392

(0)

20

(0)

3

10

8

28

(0)

13

ミサゴOS(2)
ハヤブサPG(6)
チゴハヤブサEH(5)
チョウゲンボウKS(0)
トビBK(0)
チュウヒEM(0)

12

タカ類SP(9)
ハイ属SP(3)

486

(0)

00/000:00-00:00
?/?
xxxx
?
0000000
xxx
0
xxx
000
00/000:00-00:00
?/?
xxxx
?
0000000
xxx
0
xxx
000
00/000:00-00:00
?/?
xxxx
?
0000000
xxx
0
xxx
000
05/207:20-16:00
/
川端楠木
縄田
南西
1
1310001
チゴハヤブサ1
0
xxx
6
05/197:10-15:30
快晴
川端
東→南東
1→3
1000011
チゴハヤブサ1
0
xxx
3
05/167:20-11:30
/
川端
無風
0
1000010
xxx
0
xxx
2
05/157:40-15:30
曇り
川端
南西
1〜2
5200100
xxx
0
xxx
8
05/147:20-15:30
|
川端
南〜南東
2〜3
0500000
xxx
1
タカ類1
6
05/137:00-15:30
川端
南西
1〜2
2300000
xxx
1
タカ類1
6
05/127:10-16:20
快晴
川端

1〜2
10400021
ミサゴ1
1
タカ類1
18
05/107:00-11:00
/濃霧
川端
無風
0
1000000
xxx
0
xxx
1
05/086:40-15:30
/
川端
南〜南東
1〜2
1100010
xxx
1
タカ類1
4
05/077:00-14:30
/
川端
南東
1
0000000
xxx
0
xxx
0
05/067:20-12:00
/
川端
無風
0
3001011
ミサゴ1
0
xxx
6
05/057:30-15:30
快晴
川端
南西→南東
4→2
1100001
チゴハヤ1
0
xxx
3
05/047:20-15:00
快晴
川端
南→南西
3〜5
0000010
xxx
0
xxx
1
05/037:20-15:00
川端
無風→南西
0→2
1000000
xxx
0
xxx
1
05/027:20-15:00
快晴/
川端
南→南西
1→3
1000020
xxx
1
タカ類1
4
05/0110:40-16:00
快晴/
川端
南東→南西
2→4
1000010
xxx
0
xxx
2
04/307:20-15:00
/
/快晴
川端
南西
1〜3
8000010
xxx
0
xxx
9
04/297:00-11:30
濃霧/
川端
無風
0
2102001
ハヤブサ1
1
タカ類1
7
04/277:20-12:00
濃霧
川端

1
0000000
xxx
1
ハイ属1
1
04/267:20-15:00
快晴
川端
南西
2
6000001
ハヤブサ1
1
タカ類1
8
04/257:20-15:30
川端
南西→南東
1→3
3000000
xxx
0
xxx
3
04/247:20-13:30
/濃霧
川端
無風→東
0→4
4000000
xxx
1
タカ類1
5
04/237:30-15:00
/濃霧
川端
無風
0
2000000
xxx
0
xxx
2
04/228:00-15:30
快晴/濃霧/
川端
南西〜東
1〜3
16001010
xxx
0
xxx
18
04/207:20-15:30
曇り
川端
南〜南西
2〜4
5000100
xxx
0
xxx
6
04/197:30-15:30
/快晴
川端
南〜南西
2〜4
8011002
ハヤブサ1
チゴハヤ1
0
xxx
12
04/187:30-13:40
快晴/
川端
南東〜南西
1〜3
21000121
ハヤブサ1
0
xxx
25
04/167:30-15:30
快晴/
川端
南東〜南
2〜3
7000010
xxx
0
xxx
8
04/157:00-15:00
快晴
川端
南→南西
2→3
4000020
xxx
0
xxx
6
04/127:10-15:00
/
川端
南→南東
1→3
6001000
xxx
0
xxx
7
04/117:30-15:00
川端
東〜南
3〜5
3000000
xxx
0
xxx
3
04/107:20-15:30
|
川端
南東→無風
2→0
7000010
xxx
1
ハイ属1
9
04/097:40-16:00
|
川端
南〜南西
2〜3
11000000
xxx
0
xxx
11
04/088:00-16:00
濃霧/
川端

3→1
41002010
xxx
0
xxx
44
04/067:20-16:20
川端
南西〜南東
2〜3
67000011
チゴハヤブサ1
0
xxx
69
04/057:10-16:30
/
/
川端
南?
1
28000000
xxx
0
xxx
28
04/0412:30-16:30
//
川端
無風
0
18000011
ハヤブサ1
0
xxx
20
04/027:30-16:00
川端近藤
東→無風
3→無風
10001010
xxx
0
xxx
12
04/017:30-11:30
/
川端
無風
9000000
xxx
0
xxx
9
03/317:20-15:00
快晴/
川端
南西
2〜3
1001220
xxx
0
xxx
6
03/307:20-15:30
快晴/
川端
南西
2〜3
18000011
チゴハヤ1
1
タカ類1
21
03/297:20-15:30
快晴/
川端
南西
1〜3
4000010
xxx
0
xxx
5
03/277:40-15:30
快晴/
川端栗田
南西〜東
1〜2
9010020
xxx
1
ハイ属1
13
03/267:40-15:30
|
川端
南西→東
1→2
33000020
xxx
0
xxx
35
03/247:40-15:00
川端

1〜3
7000100
xxx
0
xxx
8
03/237:30-15:00
/
南西→北西
1→2
5000000
xxx
0
xxx
5

※他観察地(俵峰)コメント3/23〜5/20(観察終了)

00/00他に出た主な鳥は

00/00他に出た主な鳥は

5/30、2016春、観察を終了して
「八重沢における2016年度春の渡り観察を振り返って。

昨年度、俵沢を通るタカを観察したのに続き、今年度は、その一つ北の沢にあたる、八重沢を通るタカを観察しました。年度によって、サシバの通り道が変わっているという可能性があるので、この年にこの沢を調べた際のタカの数がこうであったといっても、それが、サシバが通年その沢を通る数となるかどうかはわかりません。しかし現実には、一シーズンを通していくつかの地点で毎日連続観察をすることが不可能なので、とにかく春は、沢単位で、一シーズンを観察していくという手法を取りました。昨年度サシバ総数1024の内俵沢を利用したサシバが797であったのに対し、今年度サシバ総数392の内八重沢を使って安倍山系稜線を越えていったものは184でした。392のそれ以外はほぼ俵沢を使って安倍山系を越えています(今回の八重沢地点からは俵沢を通る者も多くはないが観察できたのです)。俵沢を通るサシバが断然多いことについてここで細かい分析はしませんが、安倍山系の富士見岳付近を春に越えていくサシバが約1000羽ほどいて、俵沢、八重沢の分水嶺となる稜線の斜面を使って安倍山系稜線に取り付いていくことは確かなことの様です。そしてその様子をこの2年で観察することができたのだと思います。昨年度観察で富士見岳の西側斜面で山越えに試行錯誤するサシバの姿は大変印象的でしたが、今年度はその姿を北から(真横から)見ることができました。数に追われず観察できる春ならではのことで、大変興味深かったものです。今年も平山農道との共同観察ができました。春のサシバの数が秋に比べ圧倒的に少ないという事実に変わりはなく、これからも年度ごとに安倍川筋の各地で地点を変え、観察を続けていく気持ちです。田島さんが全国の観察者の皆さんに感謝の気持ちをすでに伝えてくださっていますが、こちらもまったく同様の気持ちです。ありがとうございました。そして望月林業のみなさん、横山地区のみなさん、私有地である、八重沢の観察地を使わせていただきました。時にはトラックに乗せてくださったり、いろいろな山のことを教えてくださったり、本当にありがとうございました。      それでは、秋の渡りまで、皆さんお元気で。                                     2016年5月30日 タカの渡り静岡八重沢支部一同」

05/20久しぶりに八重沢上流部にて観察。午前中安倍山系稜線高度850m以上にガスが張り出す時間帯があったが、午後快晴に近いくらいの青空となった。17から23℃。午前中タカが飛ばなかったが、愛媛の楠木さんが見えると、来訪を歓迎してか、ハチクマが真富士山の南を越えていく。オオタカはこの流域のペアのどちらでもない個体で、まぎれこんできただけかもしれないが、富士見岳の南を越えてそのあと出てこなかった。渡りにしておく。午後晴れると、居付きのクマタカが空を行きかうようになる。ハチクマが富士見岳方向に二つ、天神山からサシバも一つ上がった。まだまだ春の渡りは続きますが、八重沢今季の観察を今日をもって終了します。(後期は後ほどご報告いたします。)アオゲラ、コジュケイ、ウグイス、ガビチョウ、ソウシチョウなど。

05/19八重沢源頭部。視界良好。午後になりやや霞んだ。16から26℃。午前中居着きのオオタカが出る以外は、まったくタカが飛ばなかった。午後になり南東から風が吹くようになる。やっとサシバが1羽低く富士見岳の南へ飛んでいった。朝からアカショウビン、クロツグミがよく鳴いた。八重沢上流部地点の近くの沢にカワガラス。

05/16八重沢源頭部。見渡すかぎり高度900m以上には厚いガスがある。霞が多く、高山、大山らがほとんど見えない。13.5から16.5℃。サシバは9時台に1羽だけ出現した。富士見岳に取り付き旋回上昇すると、ガスを避けるように南側に消えた。ノスリも同じような位置に出現したが、ノスリは旋回上昇しながら雲の中に突っ込んでいった。オオルリ、キビタキ、ジュウイチが鳴き盛る。アカショウビンは朝方だけ、北の沢で鳴いた。アオバトの出現が目立つようになった。

05/15八重沢源頭部。霞が多く見通しが悪い。午前中わずかに陽が射す時もあったが、いつ降り出してもおかしくないくらい空は暗かった。16から24℃。午前中サシバが天神山南からパラパラ上がった。近くにきた個体がひとつあったが、若い個体であった。ハチクマは二つとも富士見岳の北を越えている。ひとつは♂成鳥?、もう1羽は判別つかず。ホオジロ、ウグイス、メジロ、イワツバメ、アマツバメなど。

05/14八重沢源頭部。朝方、市街地海といった南方向に霞がひどかったが、午後になり回復した。午後南東の風が強まり、一時は風力4くらいで吹いた。富士見岳真富士山間に黒い雲がたちこめ、陽があまり差さなかった。17から24℃。サシバ出現無し。ハチクマは5羽とも富士見岳近くを越えていった。サシバと異なるのは、あっというまに1200mくらいまで上昇できる点で、越える際にも、鞍部、低いところを、などは全く考えていないようにすら見える。♂成鳥2、♀成鳥1、♂成鳥でない個体1、不明1であった。昨年の俵峰観察とは比べ物にならぬほど、八重沢は、タカの出現数が少ない。それでも、富士見岳越えを、真横から見ることができるという点において、この観察地の存在価値はあるように思う。例のジュウイチはやはり同じ場所で鳴いている。これまでほとんど聞かれなかったイカルの声をこの数日よく聞く。

05/13八重沢源頭部。視界良好だが、昨日よりは霞みあり。今日は一日、安倍山系稜線上真富士から龍爪近くまで1000m以上に平均に積雲がかかり、それ以外は青空が広がっていた。13から26,5℃。今日もハチクマが3羽。1羽は安倍川右岸を旋回しながら北へいったもので、雌雄年齢不明。2羽はいずれも富士見岳付近を北東方向に越えていった。♂成鳥が1羽。もうひとつは、♂成鳥ではない個体。ジュウイチが昨日朝からずっと同じ場所で鳴いていたが、午後、鳴き声が聞かれなくなった。イカル、シジュウカラ、アオサギなど。

05/12八重沢源頭部。雨上がりの翌日最高の視界。14から26,5℃。ハチクマの移動が本格化か?8時24分(♂成鳥ではない個体)、11時35分(雌雄年齢不明)、12時20分(♂成鳥)、15時54分(♂成鳥)と、ハチクマが4出現した。3個体は俵沢で遠かったが、12時20分の者は、地点の真上に突然現れた。肉眼で♂成鳥とわかる個体。角度がきつく、ビデオを外して手持ちへ。大慌てでうまくいかない。手振れもひどかったが、近さ故か、くっきりと映っているカットが残っていた。サシバも単発ながら10、富士見岳付近を越えていった。今日のサシバは、他のタカにくっついて旋回し、なかなか行かなかったり、通常では通らないルートを行ったりなど、違和感があった。個体の特徴は取れていないが、若いサシバなのだろうか。ジュウイチが地点の近くにとまって大声で鳴いていたが、ハチクマ出現中で、撮れなかった。残念。これまで安倍川右岸の観月山(1046,9m)と書いてきましたが、見月山の間違いでした。訂正します。お許しを。

05/10朝方は濃霧で俵沢八重沢は入口からガスの中。よって郷島付近で観察。少しずつガスがとれ、観月山より北には晴れ間が見え、八重沢源頭部へ移動。今日は地点までトラック荷台に乗せてもらう。望月林業さんありがとうございます。8時半にはすばらしい見え味の視界になり、鳴きながら天神山の北を飛ぶサシバを観察するが、タカはその1羽のみ。10時には再び濃霧で何もかも見えなくなった。濃霧の中のトラツグミの声。鵺のよう。ジュウイチのさえずりに合いの手を入れるように鳴くヒヨドリを見た。。八重沢入口に5羽のコサギがかたまって飛んでいた

05/08八重沢源頭部。朝視界良好であったのが、午後霞がひどくなり、(黄砂?)近場でも白っぽく見えた。12から24℃。11時12分、3,5キロ西の安倍川右岸の稜線上、972m934mピークの間からハチクマが。八重沢右岸を通り、地点近くで旋回した。尾翼の太い2本の黒帯から♂の成鳥と思われる。東へ抜けたと思っていたら10数分後、カラス2羽に追い立てられていた。どこかにPしていたのだろう。その後すぐハチクマがもう一度出現し、富士見岳北を越えていったが、唐突な出方であり、11時12分の個体ではないかと判断した。10時台俵沢を通る大型不明タカ、この個体もハチクマの可能性があった。サシバは1羽だけだが、これも八重沢右岸から上がった。ジュウイチの鳴き声がやたら目立つようになってきた。今日だけでいうなら、ツツドリ6に対しジュウイチも4くらい鳴いた。ホトトギスは5日以降その声を聞かない。

05/07朝方八重沢上流部。ガスがなかなか取れず、八重沢入口→玉機橋付近で観察。しかし、どこもガスが低くまで降り、条件は悪かった。温度計がなく、温度不明。午後になり、晴れ間も出たが、渡りのタカを見つけられず。イソシギ、ハクセキレイ、カワウ、アマツバメ、ツバメ、ホオジロ、トビ、クマタカ、など。

05/06八重沢源頭部。全天曇り。視界良好。静岡空港の滑走路が見えた昨日一昨日には劣る。14,5から21,5℃。陽が当たらないと寒い。8時前にサシバが2羽で天神山に上がり、富士見岳方向へ。今日は、安倍川右岸の高い稜線ラインを通り、ノスリ、サシバが1羽ずつ、北へ向かった。ツミは毎日出現多数だが、大半は、居着き、渡らず、である。今日のツミ1は西からゆっくりやってきて富士見岳南を越えたもの。12時前から雨となった。ノウサギが地点近くの作業道を横切った。

05/05八重沢源頭部。昨日同様、視界は最高である。午前中は昨日と同様の強い風が吹くが、午後止んだ。風が止むと気温は急上昇し27,5℃まで上がった。(7時半の気温14℃)朝一番で、八重沢内をサシバが1羽通るが、それきり音沙汰無し。こんなに見えの良い日が2日続きで、タカが飛ばないなんて、それはないだろうとぶつぶつ。すると、14時10分俵沢上にハチクマが上がる。ふらふらと900mくらいの高度を旋回していたが、富士見岳のかなり南を越えていった。直後、地点の西の近いところにサシバが3羽出現、と、報告してしまったが、これは嘘。ビデオ確認すると、オオタカ2羽にノスリが1。居着きのものだと思う。平山の皆さんまちがえました。ごめんなさい。午前中ホトトギスの声今季初。ハリオアマツバメ20+

05/04朝の30分を八重沢上流部で。それ以降は源頭部。雨上がり、視界は最高。こうした大荒れの天気の後、秋なら東の天候回復が遅れて出てくるためタカは飛ばない。西から回復する春ならどうだろうと思い、今日は興味津々で出勤。しかし待ちうけていたのは、極度に強い風だった。風力3から5と記したが、4、5が普通だった(ここでは、ビューフォート風力階級を参照して記録している。)。西も同じような強風であれば、タカは飛べまい。朝、風の緩い時間帯にノスリが真富士方向に1羽だけ飛ぶ。昨日の大雨で、地点近くの3つの沢源流が作業道に流れ込みそれぞれ池になっていた。ジュウイチ、ツツドリの声。アオバト、キジバトなど。

05/03八重沢源頭部。昨日同様、霞がひどく、安倍川の対岸がうすぼんやり。市街地はまったく見えない。午前中うす曇り、午後は空がまっ黒になり、気温が朝より下がった。16から23,5℃。出たタカは、居着きのノスリのペアと、やはり居着きのオオタカ。視界が悪くオオタカをサシバと間違えかけた。観察終了後、上流部定点の真上にサシバが1羽飛んでいるのを見つけた。暇なときに遊んでくれるアオゲラ君も今日はあまり出てこなかった。オオルリだけがあちらこちらで元気いっぱい。

05/02八重沢源頭部。今季もっともひどい霞。午前中は快晴で雲がなかったが、大棚山(9キロ先)が見えなかった。午後曇るとさらに視程は短くなり安倍川対岸がぼやけて見えた。16から27℃。午後気温は下がった。10時台、富士見岳から南3キロくらいから稜線を北上してくる、大型タカ類あり。トビではなく、ハチクマもしくはノスリだと思われる。残念ながら決め手がない。アカショウビンが午後北の沢で鳴いていた。クロツグミの声も久しぶりに聞く。

05/01八重沢源頭部で観察。快晴で雲一つないが、遠方は霞み、市街地はよく見えなかった。大山、高山らも山肌の色がわからない。21から26,5℃。暑い。真夏の感じ。午後になり強い西寄りの風に変わった。サシバ1。地点のすぐ近くのどこかの樹にとまっているのだと思う。5分くらいの間に7,8回鳴いた。声が動かない。近いはずだが、姿を見つけることができなかった。アカショウビンはどこかへ行ってしまったか。その後鳴き声を聞かず。今日は暑いから脱水などに気をつけてと、田島さんから連絡。歩いて5分ちょっとのところに沢がありますので冷たい水飲み放題です、とお返事。この沢の水を利用したわさび田を八重沢では見ることができます。

04/30八重沢源頭部で観察。視界は良好。午後になり少しずつ霞んだ。9,5から18,5℃。14時には快晴になったが、気温はなかなか上がらなかった。南西の風と記したが、北から吹くときもあり、谷内はグルグル巻くような風であった。サシバであるが、朝一番に天神山に上がった3羽(これはどこかに泊まっていたものか)は俵沢へ。それ以降の5羽は、一羽ずつ八重沢を通り、富士見岳の北を通った。八重沢左岸の低いところから上がってくるサシバは珍しい。八重沢右岸から旋回上昇して真富士方向に行くサシバがもっといるのではと思っていたが、このところそうしたものは見つけられない。午前中にアカショウビンの声。やっときたかという感じである。今日は別々のところで鳴く3羽のオオルリの姿が同時に観察可能であった。キビタキも鳴いているがこちらはなかなか表に出てこない。

04/297時八重沢上流部、8時から源頭部で観察。9時まではガスがひどく視界はほとんど得られなかった。9時きれいな晴れ上がると今季初といっていいくらいのすばらしい見通しになった。11時をすぎると、激しい降雨。13から17℃。9時47分南西方向4q先くらいから大型の不明タカが低く入ってきて、天神山の針葉樹林の中へ。クマタカだと思っていた。9時55分、俵峰調査地上空にハチクマが上がる。それから10分以上、南に行ったり西に行ったり、落ち着かない動きをしていた。10時13分10時35分にもハチクマとおぼしき個体が俵峰調査地上くらいで旋回をしたが、これは9時55分の個体と同一か?10時35分には、デイスプレイっぽい動きと共に東へ行ったが、稜線を越えたかどうかは不明。サシバ2羽は俵沢のもの。オオルリが近くの樹にとまって、15分くらいずっとさえずった。ツバメ、イワツバメ、アマツバメ、カワウ18羽など。

04/27朝から安倍山系稜線はガスにおおわれていた。10時には天神山(約745m)まで黒い雲がかぶった。そのため、源頭部→源頭部下→上流部→八重沢入口と低いほうに地点を降ろしていった。それでも、見えるところがほとんどなくなり、12時に撤収した。サシバが0、とうとうそんな日が来てしまった。13から17℃?ヤブサメ、ウグイス、ソウシチョウ、似たようなところで、3者が競演していた。

04/26八重沢源頭部で観察。遠方やや霞み、陽炎強い。13,5から26℃。見える範囲で雲のある場所がない。今日は八重沢に入ってくるサシバが多かった。今季一番の暑さの影響か、午後、サシバは出なかった。12時22分、5キロ以上先の安倍川右岸高度500mくらいから観察地に向かってくる1羽のタカ。滑空のみで突っ込んできたのでサシバではなかろうと思っていたが、ハヤブサ成鳥であった。オオルリやキビタキが多い。至る所から鳴き声が聞こえる。カラスはハシブトガラスばかり。

04/25八重沢源頭部で観察。やや霞あり、大山の鉄塔が見づらい。13から22℃。3羽のサシバはいずれのも俵沢のもので、遠かった。昨年の俵峰観察と同様に、安倍山系の稜線を越えて東へ行ったものだけを渡りとしている。ハイ属やノスリの出現は多く、東へ飛ぶとまぎらわしいケースが多いが、西へ戻ってしまうものが大半である。ここでは明らかに渡ったものだけをカウントしている。アオゲラがほぼ毎日のように近くのスギの樹にやってきて観察者を楽しませてくれるが、出てくるのは♂ばかり。サンショウクイ、カワラヒワ、ガビチョウなど。

04/24昨日と同じような天候で、陽が差さない。朝から800mより上にガス。安倍山系稜線はもちろん見えない。11時には突然の強い東風と共に700m以下にもガスが立ち込め、源頭部では観察不能になり、上流部に移動した。14から17,5℃。8時、昨日同様、源頭部地点の真上に成鳥のサシバがやってきて、5分くらい旋回。この時間帯このような出現が多いが、これらは流域内の泊まり組なのかもしれない。上流部移動後、3キロ南を飛ぶ、3羽のサシバとそれより一回り大きい一羽のタカを見る。ノスリっぽくもみえたが、バランスが違うような….不明である。キビタキ、オオルリ、サンショウクイ、ヤブサメなどの鳴き声がよく聞かれた。

00/00八重沢源頭部にて観察。天神山(724,6m)より高い山にはどこもガスがかかっており、安倍山系はもちろん見えない。昼過ぎからはその天神山もガスの中に入った。14から19℃。いつも出てくるツミですらがほとんど姿をみせない。地点の真上に1羽のサシバがやってきてくれたのが救い。成鳥。昨日のサシバの中にひとつテールバンドから1年目?とおぼしき者がいたが、八重沢で、近くを飛んだ者で確認できたものはここまでほとんどが成鳥のような気がする。ジュウイチの鳴き声が朝林内に響き渡っていた。初。オオルリがよく止まる枯れ木に今日はクロツグミが止まって鳴いていた。

04/22朝、安倍川筋はどこも真っ暗。八重沢は川霧で真っ白。しばらく入口にて観察。うっすらと陽がさしてみえたので、源頭部に登る。地点に上がって驚いた。700mより下がガスの中。それより上は快晴のブルースカイになっている。下界が、雲海、のように見えている。北側の高い場所だけが快晴で、南が真っ暗というケースは珍しい。俵沢右岸側より南は完全にガスにつつまれていた。そのせいか、本来なら俵沢を通るであろうサシバが、天神山付近から八重沢に入ってきた。3羽が一度あったが、それ以外は1羽ずつ。地点のやや南を越えて行く者が多かった。一昨日のあの寒い1日と打って変わって、今日は暑かった。17〜24℃。クロツグミの声今季初。トラツグミ、オオルリ、キビタキ、ツツドリ。など

04/20八重沢源頭部にて観察。高山、大山(約12キロ先)が、やや霞んで見える。昨日の暑さが嘘のよう。7から18℃。陽の当たる時間はわずかで、平均すると12、3℃くらいか。午後特に風が強くなり寒かった。風の強い日の飛び方であろうか。サシバは、ほとんど旋回上昇せず、はばたいて滑空、行けるとこまでいく、という感じ。俵沢を通過するものが多い。15時まえ、ツミがいつもいるスギ林の上を、ヒヨドリ20くらいが通過。すかさずツミが、飛び出してきて、狩ろうとしたが、失敗。ヒヨドリも必死になるとものすごく素早い。ヤブサメが16日と同じ場所で鳴いていた。キジバト、ハシブトガラス

04/19八重沢源頭部で観察。昼前、雲一つない空になると、見通しも最高になった。12から23,5℃。8時過ぎ、俵沢で旋回していたサシバが、富士見岳方向に向かったが、方向を北に変え、八重沢に入ってきた。富士見岳から南の安倍山系稜線に黒い雲がかかっておりこれを避けたものと思うが、山越えに入りかけてからの変更は極めて珍しい。今季一番の快晴、八重沢経由で高い稜線を越えるのに絶好と思われたが、サシバは少なかった。それでも4羽のサシバが八重沢を通った。キビタキが今季初だが、一日中至る所で鳴き声が聞こえた。サンショウクイもここでは初。エナガ、カワラヒワなど。3月26日、4月10日、文章の中で、樹幹と使いましたが、いずれも、樹冠(木のてっぺん)のまちがいです。失礼しました。

04/18八重沢源頭部にて観察。大山(約12キロ先)の鉄塔の上のカラスがわかる。視界は素晴らしく良い。15〜21℃。午前中気温高く、今日は暑くなると思ったが、午後曇り全域真っ暗になり、雨粒も落ちてきた。8時台、1、2、1、2、2、3、1、4と切れ間なくサシバ出現。主流は天神山→富士見岳南の俵沢コースだが、今日は八重沢を通り、富士見岳北を通るサシバも4あった。しかし真富士方向(より北)に行く者は今日もなし。近くを通るサシバを4例見たが、いずれも成鳥。今日は渡らずサシバを見ることができず、ガックリ。センダイムシクイが午前中、トラツグミは1日を通して、鳴いた。どちらもお初。

04/16八重沢源頭部にて観察。霞が多くまた強い陽炎に悩まされた。安倍山系にガスは左程かからない。9から20℃。9時に天神山に上がった3羽のサシバは富士見岳に取り付いた。そのまま越えるかと思ったが、突然北に進路を変え、隣尾根との間の鞍部を越えていった。南にスライドするのが圧倒的に多いが、北へ。珍しいケース。サシバは、1羽ずつではあるが、その後も忘れたころにやってきて俵沢流域を通り、富士見岳の南を越えていった。八重沢下流から上がってきたサシバはいない。朝、オオルリの♂2羽が、枯れ木の所有権?をめぐり激しく争っていた。勝ったほうなのだろうか?午後その木でずっとさえずっていた。地点までの道すがら、スギヒノキ林の斜面林床で鳴くヤブサメの声を聞いた。渡らずのサシバ1あり。アオバト、キセキレイ。

04/15八重沢源頭部で観察。視界は最高。安倍山系稜線に雲無し。9から21℃。観察地に入るために、朝約1,5キロほど歩くが、その途中、サシバの声。上空を見上げると2羽いた。地点の一つ南の尾根上、標高700mくらいのところ。今日は渡りのハイタカが二つ。一つは、俵沢から八重沢に入り、地点の南をはばたきグラで越えていった。もう一羽は、天神山付近で旋回上昇の後、西へ旋回移動を始め、旋回と滑空を繰り返しながら、安倍川を渡ってしまった。西行きである。こんなに良い天気は今季初で、サシバ飛んできてくれないかなと願ったが午後は全く出現無し。渡らずで、トビ、ノスリ、ツミ、ハイタカ、オオタカ、クマタカ。昨日同様、ツツドリ、オオルリが鳴く。コガラをここで初めて見た。ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラなど。

04/12八重沢源頭部で観察。視界良好。7時の気温が5,5℃。17℃まで上がるが、午後安倍山系の高いほうから黒い雲がやってきて全域が真っ暗になると、気温は10℃を切った。寒い。観察されたサシバは6。出現順にナンバリングすると、2から6までが、八重沢のもの。9時半に出た2、3は、地点の一つ南の尾根で、上下に行ったり来たりをして、渡りとは思えなかった。10時20分の4、5も、ほぼ似たようなところで、同様の行動。林内へ一時的に降下という動きが入っていて、渡っていくものとは思えない。2、3と4、5が同一の可能性もある。朝方、地点より南のより高いほうから、ツツドリの声。帰り道、八重沢下流で、オオルリの声を聞く。どちらもお初。マヒワ30+。

04/11八重沢源頭部で観察。朝、大山や大棚山らの山肌が透き通ってみえるくらいの素晴らしい視界だったが、海側からどんどんかすむようになり、昼には同じ日か?というくらいにぼやっとした視界になった。12から20℃。今季一番風が強かった。この風で、昨日サシバがとまった杉の樹が15度くらい根元から傾いてしまった。東から南と風向を記したが、風向きはころころ変わった。朝方は北風が強かった。午後はずっと風力5くらい。飛ぶタカがいなかった。稜線のガスについてだが、この地点だと、稜線付近を平均にみることができない。それでも、概ねガスは少ないほうであったろう。今日も八重沢をサシバ2羽が通過した。しかし、1羽は、降下、逆方向等、渡りの動きとは思えない行動をとった。林道上にアオジが3、4羽

04/10八重沢源頭部で観察。霞は今日も多く、一日を通して白っぽい感じ。温度計壊れ気温わからず。8時10分、頭の上でサシバの鳴き声、どこだどこだと慌てたら、なんと地点目の前のスギの幼齢林の樹幹にとまっている。地点の下はがけになっていて、下から生えているスギなので、樹幹が水平方向と、最高のアングル。成鳥。眉斑が薄く、胸は黒褐色で、白斑がほとんど見えない個体。約10分とまっていたが、カケスにつっかけられてフライ。おかしいのはそのあとの行動だ。一度俵沢方向に行ってしまうが、すぐに戻ってきて、フラフラしていたかと思うと、今度は八重沢の下流方向に降下してしまう。これまで見てきた渡っていくサシバとは明らかに異なる動きであった。八重沢右岸から上がったサシバが4つ。今日は数こそ少なかったが、地点の近くを通る者が多く、楽しい観察ができた。コジュケイ、ハシブトガラス、カケス、ホオジロなど。

04/09八重沢源頭部で観察。霞が多く、大山(約12キロ離れている)の鉄塔は、見えない。13から19.5℃。標高800m近くあるため、陽がか9げると風が冷たい。富士見岳より北にガスがかかり、暗かった。今日も出現したサシバは俵沢のもの。天神山付近で上がり、富士見岳南を抜ける。地点のあるこの一帯は、ミツマタが群生しているが、今が花盛りである。山肌の桜は美しいが、ミツマタの淡い黄色もなんとも趣がある。今日は縄田氏、田島氏と、3地点で連絡を取りながら観察した。ここは、見晴らしは最高であるが、携帯が通じないのが難点である。ツミ、オオタカ、クマタカ、トビ、マヒワ、アオゲラ、ツバメ、イワツバメなど。

04/08八重沢源頭部にて観察。15から20℃。10時には20℃あった気温が14時には15℃に戻ってしまった。寒かった。八重沢付近がガスに包まれていたことから、7時から8時は、安倍川玉機橋付近で観察していたが、1羽も見つけられず。10時半までは視程10m?というくらいひどかったが、10時半にそこそこ回復。依然として空は真っ暗だが、霧は晴れた。今日出たサシバはほとんどが、俵沢のもの。これまで見ることのできなかった富士見岳越えを、今日はたくさん見た。今日のサシバは高くに旋回上昇したからである。富士見岳は1078mだが、今日一番高かった者は、1300mくらいまで難なく上がっていた。今日は、暗く、風も普通、寒かった。気流が良いとかそういうような条件はなかったはずだが。それにしても極端である。一昨日、八重沢ばかりを通ったのは、やはり山にガス無の故だろうか。濃霧の時間帯、することがないので、出来立ての道路を歩いていたら、チョロチョロしているヒメネズミに遭遇した。アカゲラ、ソウシチョウ、ヤマガラ、ヒガラ。

04/06今日は、林業関係の私道を使わせてもらい、八重沢源頭部(標高約800m)へ。富士見岳、龍爪の安倍山系稜線、海岸線から静岡市街焼津、高山、大山(約12キロ)、大棚山(約9キロ)、観月山から南にのびた尾根続きを俯瞰できる。八重沢〜安倍川が見える。広く見るには最高だが、斜面を低く上がってきた者を見逃すことになるという難点もある。13,5℃から18℃。7時台天神山から俵沢方向にいくサシバが2羽3羽とあがる。7時53分に天神山から上がった6羽は、八重沢に入ってきた。それ以降は、ほとんどが八重沢を通った。右岸から上がって地点の上の895の山の上で旋回する。鳴きも聞こえる。5羽6羽のサシバの旋回は、家庭用ビデオに難なくおさまった。下からわき上がってくるサシバはやはり、近くていい。見え方が変わったためこのような観察になったことはあるだろうが、天気が良く稜線にガスのない条件では、八重沢に入ってくるのであろう。ツミが、ほぼ同じ場所で一日中鳴いている。入ってくるカラス、通過するサシバに今日何度つっかかったことか。縄田氏が、5日葵区下で、13時から16時22分にサシバ34。6日、津渡野で、サシバ0

04/05朝、蕨野。8時から11時20分まで八重沢上流部、11時半から終了まで、郷島で観察。13から?℃。俵沢も八重沢もガスの中。今日はよそで見るしかないと思いながらも義務感で八重沢にいくと、真っ白な谷の中俵峰方向に行くサシバがいるのである。1羽ずつであるが、この見えの悪い中28を数える。11時を過ぎるとガスはさらにひどくなり何も見えなくなり、雨。撤収。安倍川沿いに下ると雨は降っておらず、、河原で弁当。そこでトビと一緒に巻いている3羽のサシバを見つける。慌てて、双眼鏡を構えると次々とサシバが河を渡っていく。今年初めて見るタカ柱が次々と立つ。大半は俵峰のひとつ南の沢に入っていく。11時半から14時半の間に263のサシバが渡った。田島氏に連絡すると、ほぼ同じ時間帯に、桜山でさらに多くのサシバが渡っているという。郷島と桜山のサシバの重複はない。今日は、八重沢には申し訳ないが(八重沢でもいくらかは出たろう)、ひょうたんから駒、である。今季は八重沢でカウントしているため、今日の郷島263はデータに載らない。サンショウクイ

04/04昼前に天気は回復。11時半安倍川沿い中沢集落付近で2羽、1羽のサシバを観察。12時半から、いつもの八重沢上流部で観察。16から21,5℃と気温は高かった。それでも八重沢ではまだポツポツ降り、14時くらいまで、標高750mの尾根に分厚いガス。安倍山系の稜線はまったく見えなかった。そんな中、天神山付近でサシバは旋回上昇してくる。1羽ずつ。上昇後、俵沢方向に消えていくお決まりの動きである。今日も八重沢を通るサシバはなし。ハヤブサが出現、渡ってきたものということにしておく。西の空は午後どんどん明るくなっていき、サシバも高く上がるようになったから見ることができたのだと思う。低く俵沢を通ったサシバも今日はけっこういたのだろう。ここのウグイスは中々表に出てこない。それが普通である。近づいても逃げることをしない俵峰のウグイスが特別か。

04/027時30分から8時30分までは、霧のため、八重沢入口で観察。その後は上流部で観察。全天曇り。陽のささない一日。午前中東風が強く吹くが、午後無風になった。11から16℃。サシバ出現はいずれも俵沢流域のもの。サシバ三桁出現に沸く平山農道とは対照的に、八重沢ではタカがほとんど飛ばなかった。俵峰での去年の観察からすると、俵沢での山越えメインルートは標高900〜850m部分。八重沢ではそこから最低でも150メートルは高い。そしてガスは高いほど発生しやすい。今季は忍耐の日々。イワツバメ、アオゲラ、ミソサザイ、メジロ、ウグイスなど。

04/01八重沢上流部にて。11から14.5℃。8時過ぎサシバが4羽続きで俵沢右岸を横切っていくのを観察。八重沢内でも2羽が900mから1100mを旋回上昇し、真富士、富士見の間くらいを山越えする。いい感じであったが9時前には雨。それでも稜線部は意外に明るかった。11時過ぎると、黒い雲が真富士方向から降りてきて一帯は完全に暗くなった。ウソ、イカル、ハクセキレイ、カケスなど。

03/31八重沢上流部にて観察。午後になりうす曇りとなるが、稜線上に厚い雲がかかることはなかった。10から21℃。サシバは早い時期の1羽のみ。2羽のノスリはいずれも真富士に近い1200m以上の尾根を越えていった。ハイタカは微妙であったが、これも1100m以上の稜線を越え、戻りがなかったため、渡りとしてカウントした。オオタカ、ツミ、クマタカ、トビ、ノスリ、居着きは毎日出現している。昨年の俵峰でも頭を悩ませたが、ハイタカが、よくわからない。渡りでないとして、この期間だけいるとして、いくついるのかがわからない。イカルが10羽くらいで、沢の下流側を南から北へ渡っていた。

03/30八重沢右岸上流部(標高約347m、北緯35°7分57秒、東経138°22分42秒)にて観察。朝は快晴。10時過ぎから空はうす曇りのようになるが、今日は山に雲はかからない。10から22℃。午前中、八重沢を抜け、1100mより上の稜線を越えていくサシバ。かなり真富士に寄った高い位置をこえる者も。午後になると出現は俵沢方向に限られた。群れを見たいが、八重沢サシバはいずれも1羽ずつ。どうにもはぐれっぽい。ガビチョウ、アオゲラ、カワウ、キジバトなど。

03/29八重沢上流部で観察。7時、川霧すごいが、安倍山系稜線上は雲一つない青空。10時、真富士(1343m)から南の1100メートル台の山の上に、積雲がポコポコ出始める。12時、真富士から富士見岳(1078m)の間1100以上に層雲。14時、900m以上の山の頂は北から降りてきたガスに包まれる。9から20℃。今日は低調。はぐれたようなサシバが1羽ずつ時間をかけて越えていくのみ。俵沢方向も出現とれず。ノスリ、ハイ属はよく出現するが、行ったり来たりするだけで、山を越えていく者は稀である。ヒヨドリが15羽くらいの群れで、北東方向に移動している。ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラなど。トカラの楠木さんから、一気に4桁!の連絡をいただく。いよいよです。

03/27八重沢上流部で観察。視界良好。一番遠くの稜線までが2,5キロ以内にあり、下流側も遠くは全く見えないため、これからは、安倍山系稜線上のガスの状況のみを記す。11時くらいまでは快晴、ガスはなし。徐々にガス。13時には真富士山、富士見岳の間、高度1200m以上に広く雲がかかった。10から18、5℃。午前中八重沢を通り真富士に近い方の山越えをするサシバがパラパラ。計7。午後は俵沢通るもののみサシバ2。午前中八重沢をもっと飛んでくれると期待したが空振り。コジュケイ、カワラヒワ、ルリビタキ、ヒヨドリなど。ツバメ類少なし。

03/26八重沢上流部で観察。7時55分、安倍山系の稜線から東に伸びている尾根上の針葉樹樹幹にとまったサシバを見ていたらフライ。そのサシバに続いて飛ぶ3、3のサシバを見る。これは泊まり、であろう26前中安倍山系稜線に雲はなく、八重沢を通り真富士の南500メートルから1キロくらいを越えていくサシバが観察された。午後になり、真富士、富士見岳の間にガスが発生すると、八重沢を通るサシバは見ることができなくなった。代わりにひとつ南の俵沢を通るサシバを20 観察した。山越えはこちらから見えないが、大体どこに行くか想像がつく。というのはこの動き、昨年俵峰側から散々みていたからである。沢の音にまけじと響くミソサザイの声。朝方、アマツバメの100+が、八重沢入口から安倍川の河原上に。ルリビタキ、オオタカ、クマタカなど。

03/24八重沢右岸上流部で観察。安倍山系尾根には一日中ガス。7から14,5℃。12時過ぎ、天神山(724,5m)上に3羽のサシバが上がってくる。この3羽は八重沢南沢の源頭部方向に旋回移動するが、しばらくすると、天神山方向に戻り、俵沢流域に入ってしまう。道に迷ったときには元の地点に立ち返って….否、八重沢出口の分厚い雲を嫌ってのコース変更であろう。12時台単発のサシバが4、天神山付近に上がるが、いずれも八重沢には入ってこなかった。今日は俵峰にいれば富士見岳南を越えるサシバが多数見られたことだろう。平山農道では11の塊でサシバが出たと連絡が入る。今年は早い?メジロ、ミソサザイ、ホオジロ、ハクセキレイなど。

03/232015年春は俵峰で観察をし、安倍川左岸の俵沢を抜けるタカを調べました。今季は、俵沢の一つ北、八重沢を通るタカを数えます。俵峰定点のような広く全体を俯瞰できる場所がないため、状況に応じ定点を変えるつもりでいます。今日は、安倍山系の稜線、安倍川右岸の両方が見える、八重沢橋付近で、広く全体を見ました。視界はやや霞むも概ね良好。8から17℃。9時36分3羽のサシバが安倍山系稜線富士見岳の北を4分半かけて越える。同56分、天神山上で旋回していた2羽のサシバが俵沢方向に消える。いきなりでびっくりだが、一日を通し渡るタカはこれのみであった。渡らずのクマタカ、ハイタカ、オオタカ、トビ、ノスリ。ミソサザイ、ジョウビタキ、ツバメなど。


参考文献:ワシタカ類飛翔ハンドブック(増補、改訂版、2003/5/20)文一総合出版P36,37 山形則男著

参考文献:日本鳥類目録(改訂第7版、2012 9/15) 日本鳥学会、目録編集委員会


このページに掲載されている観察記録は、日本野鳥の会々員や静岡の有志により個人的に善意で提供されたものであり未発表データ、及びコメントです。本文、及び画像の無断転載、引用転記を禁じます。(写真提供:蜂熊さん)

静岡市又は近郊のタカの渡り情報(できればデータ形式)をお寄せ下さい。


(FAX 054-347-0717)

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