生徒の声

塾生の合格体験を紹介します。


高3 Kさん  明治大学政治経済学部・明治学院大学経済学部国際経済学科
         中央大学文学部中国語文化学科
         成城大学文芸学部英文学科
           成蹊大学文学部国際文化学科 合格

 早いもので、私が平成学院に来てから6年になります。塾は私の第2の家族であり、学校であり、大好きな場所です。私は大学進学のため沼津を離れますが、この塾とお別れしなければならないのが残念でたまりません。
 私は中学受験のためこの塾を訪れました。私は当時小学校6年生で、初めての塾に少々緊張していましたが、それは杞憂に終わりました。
 先生方が実に丁寧にわかりやすく教えてくださったからです。私は塾の雰囲気が好きだったので、私立中学に合格してからも塾を続けることにしました。
 本来なら大学までエスカレーター式のその学校にいる予定だったのですが、私は高校から別のところに行こうと思いました。中の空気になじめなかったのと、勉強において選択肢を広げたかったからでした。(その大学には文学部しかありませんでした。)散々迷った末塾にこのことを相談すると、ずいぶんと自分勝手な決断にもかかわらず親身になって相談にのってくれました。塾長には「あなたならここにもいけるんじゃない」などとアドバイスもいただきました。
 このころ、数学でだいぶお世話になっていました。分からない問題を何回も聞き返しても図や式などを書いて分かるまで教えてくれたので、高校入学後の能力別クラス分けでは一番上のクラスに入ることができました
また中3受験クラスの英語でプリントをたくさんやったためか、入試ではすらすらと英文が読めるようになっていました。
 高校に入ってからは、勉強面はもちろんのこと、精神面で塾に大きく助けられました。私がテストや部活のことで落ち込んでいると、塾の先生はいつも励まし、的確なアドバイスをくれました。休憩中も一人でいると必ず声をかけてくれ、そのたびに元気をもらっていまいした。模試で良い結果が出れば我が事のように喜んでくれました。
 高3になって本格的な受験勉強を始めると、私はほぼ毎日のように塾に行きました。家にいるときよりも集中でき、またあまりの居心地の良さのために土日は昼過ぎからよるの10時までいることもありました。休憩中友達と大声でしゃべっていたりとたぶん迷惑だったと思うのですが、塾の先生方は暖かく見守ってくださいました。私がつらい受験を途中で放り出さずにすんだのは、間違いなく先生方と一緒に勉強してきた塾の仲間がいたからだと思います。センター試験の前日も私は塾にいました。初めての大学入試を前にして私は視界がくらくらするほど緊張していたのですが、同じ塾の友達と塾長をはじめとする先生方に「大丈夫!!」と声をかけてもらったおかげで、少し緊張がほぐれました。
 センター試験はまずまずの出来でした。特に約半年間指導していただいた世界史は、高2の模試で39点だったのが本番では84点まで伸びました。
 4月からは私は明治大学政治経済学部に進学します。6年間という長い間私を支えてくださった平成学院には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。


高3 Yさん  京都外国語大学スペイン語学科 合格
「平成学院とわたし」
 初めて門をたたいたのは、高校2年生の冬だった。進路の選択を迫られ、進学を志した私。学校が特に進学校と言うわけではなかったので、進路指導の先生の相談し、その日のうちに連れて行ってもらったのがここ、平成学院だった。
 緊張した面持ちだったであろう私を出迎えてくれた塾長先生は笑顔で、私の緊張はすぐにほぐれた。塾先生だけでなく、平成学院にいる大人はみな暖かく、私は感動した。
 塾に通い始めた当初、受験に関しては右も左も分からない、という状態だった私。受験云々以前に、勉強の仕方さえあやふやだった。しかし、そんな私にも根気強く、熱心に勉強を教えてくださる先生がいたおかげで、私はなんとか、受験へのスタートラインに立てたのだ。タイムリミットは一年後。
 塾に行く。授業を重ねる。小さな発見が蓄積された、深い理解を促す。深い理解は、手に入れやすい快感に繋がる。いつからだろうか、勉強が楽しくなったのは。このころからだと思う、表情が生き生きとしてきた、と言われ始めたのは。
 また、勉強面でのフォローはもちろん、日常のちょっとした悩みも、先生は一緒に考えてくれた。自分の浅い認識力でしか物事をとらえられずに悩むことも多かった私。すかさず先生は指摘をしてくれて、身になるアドバイスをくれた。下手をしたら、家族よりも話を重ねたかもしれない。根気強く、熱心に。先生が諦めないでくれるから、私も諦めない。先生が私に注いでくれるから、注いでくれるから、その分机に向かう時間も増えた。自分のためだけでなく、いつしか、先生にも応えたいという欲が出た。それが更に勉強熱に拍車をかける。
”懸命”。
先生が身をもって教えてくれた言葉だ、と私はふと思う。こんなに一生懸命な自分のために一生懸命になってくれる先生。かけがえのない存在であり、また私は嬉しかった。
 受験勉強をしていると、時々心が弱くなることがある。少しの後悔も伴い、未来への不安が増殖する。そんな折、頼りになる友達が私にはいなかった。昨日の友が今日の敵、というように、受験”戦争”というように、何となく不穏な空気の中勉強するしかないのだろうか。そんなことを考えながら、とぼとぼと塾に向かった私。着くと、先生は私をある女の子のところへ連れて行ってくれた。机に向かう真剣な横顔。あなたと同じ受験生だから、絶対仲良くなるよ。断言された。そして、その言葉どおり、彼女とは一緒に頑張る、”仲間”になれたのだ。少しずつ周りと知り合いになって、言葉を交わすようになった。その空間はとても心地よく、皆で和気あいあいとし、世の受験”戦争”とは全く違う世界だった。
 私はほっとした。先生がいる。辛い時、苦しい時、誰よりも私を支えてくれる、確固たる存在がいる。そして、仲間もできた。塾帰りのカフェも、センター試験の朝も。不安も喜びも分かち合える存在がいる。私は恵まれている、と思った。思わざるをえないだろう。
 勉強を開始した当初から、一年が過ぎた。あっという間だった。いつのまにか受験を終えて、志望校への入学も決まっている。こうして受験を振り返ると、一番の原動力で、一番の起爆剤は平成学院だったと思う。私は先生方に育てられ、友に励まされ、ようやく春を迎えることができるようだ。
 四月から、京都への進学が決まっている。前のように頻繁に、塾に足を運べない。当然だ、もう卒業なのだから。しかし、先生は、いつでもおいでと笑ってくれた。家族のような、塾。温かいこの場所が、ずっと在ってほしいと願う。先生、また電話してもいいですか。「もしもーし、高橋ですー!」寂しくなったら、声を聞かせてください。やる気百倍です。
 いつか、先生に栄養をもらった今日の日の私が、大輪の花を咲かせますように。この一年間を、糧として、私はこれからもがんばろう、そう思います。