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    立教183年(令和2年)3月18日発行 第314号
    一面挨拶

道の将来を担う人材の育成

本部春季大祭(令和2年1月26日)
本部春季大祭(令和2年1月26日)
 日々には、お道の御用の上に御真実を頂戴し、誠に有難うございます。
 さて、本年は暖冬となりましたが、新型コロナウイルスの感染が広がり、とても深刻な影響を与えております。
 一日でも早く治まるよう、本教としても、3月3日正午に本部神殿において、真柱継承者の大亮様を芯に、お願いづとめが行われました。  これを受けて、各教会にもお願いさせて頂きましたが、朝夕のおつとめや月次祭でも、お願いして頂きたいと思います。
 これに対し、宮森内統領より、「まずは、私達お道の者が、真におたすけの心を持たせて頂くこと、そして、互いたすけ合いを率先して実践していくことを、あらためて一人ひとりの肝に銘じ、全教の心をそろえて、おぢばで、国々所々で、日々月々に、真剣におつとめを勤めさせて頂きたい」とお言葉がありました。
 また、中田表統領は、「国の内外では、官民を挙げて、感染症の拡大防止への様々な対策が講じられています。その取り組みに歩調を合わせ、社会の不安や心配に配慮しながら、教内各位においても、慎重な振る舞いを心がけて頂くようお願いいたします。そして、まず私達お道の者が明るい心を持って、社会の人々と共に、この困難を乗り越えて頂きたいと存じます。」と、今の状況に対する私達お道のものの関わりついて言及されました。
 さらには、「今回の世界的な事情を、私達が大きく成人させて頂く節と捉え、この大節から芽を吹く姿をご守護頂きたいと念願しています。」と仰せられました。
 「節から芽が出る」については、天理教教典第八章「道すがら」でお示しくだされていますが、どんな悪いことがあっても、常に己が心を省みて、いかなることも親神様の思わくと悟り「たんのう」の心を治めることで、いんねんは切れ、喜びに転じ、心勇んでくれば、親神様の御守護に感謝し、「ひのきしん」の態度や行為にあらわれると諭されています。
 今こそ私達一人ひとりが、親神様の望まれる真の心の成人を目指し、日々喜び勇んで通らせて頂きましょう。

立教183年(令和2年)3月18日      
静岡大教会長 松浦一郎