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    立教180年(平成29年)3月18日発行 第296号
    一面挨拶

道の将来を担う人材の育成

本部春季大祭(平成29年1月26日)
本部春季大祭(平成29年1月26日)
 春の日差しが、とても有難く感じられる季節となりましたが、如何お過ごしでしょうか。
 暖かくなり、いよいよ実働といったところですが、これからの活動については、昨年の真柱様のお言葉により、今本教にとって最も力を入れていかなければならないことは、人材育成であることは御承知いただいていると思います。
 具体的にどのような活動を行っていくのかについては、本部よりの打ち出しがあり、まず教会長子弟育成プロジェクトというものを立ち上げ、3ヵ年を仕切って教会長子弟の育成、それも長男長女のみならず、教会に生まれ育った子供達全員をしっかり道に繋げようという気運を生み出し、将来へと続く子弟育成の基盤を作り上げていくことを目指すというものであります。
 これを受けて、静岡大教会では、2月18日の月次祭後、教会長子弟育成者研修会を行いました。
 研修では、本部で作成されたビデオと、小冊子「親の心得」をもとにねり合いも行われました。
 神様のお言葉で、おさしづには、「道というは、小さい時から心写さにゃならん」(明治33年11月16日)とあります。
 子供の心に信仰をもってもらうには、親自身の日々の通る姿勢が大事である、ということであります。人を育てるには、まず、自らが教祖のひながたを胸に、心の成人をする努力が必要であります。
 また、神様のお言葉で、おさしづには、「をやという理は可愛い理に育てば、どんな所も育つ。親と成りて育つるは可愛いという理以て育てるよう。」(明治22年11月29日)
 親として人を育てるには、どんな人であっても、常に愛情を持って丹精を続けることにより、いつかその思いは子に伝わり、信仰をするようになる、ということであります。
 このことは、教会だけでなく、信者宅でも同じことであり、長年信仰してきた親は、子供に対して、信仰が伝わるように努力する必要があります。
 どうか親神様、教祖にお喜び頂けるような育成者を目指し、勇んで勤めさせて頂きましょう。

立教180年(平成29年)3月18日      
静岡大教会長 松浦一郎