感謝の心で介護を!!
デイサービスおもてなし
施設長 鎌田淳志
施設でも初めての試みでしたが、利用者の方々は、普段味わうことのできない神秘的な雰囲気に感銘を受け、大変喜んで頂きました。
平日にもかかわらず、雅楽部の皆様がわざわざ足を運んで下さり、このような機会を持たせて下さったことを、心から感謝申し上げます。
私が介護の仕事を始めて10年経ちますが、お年寄りの方々は口々に感謝の言葉を、介護する人間に仰ってくれます。その感謝の言葉の中には、実際に手を貸してもらったことへの感謝・それによって自分が楽になったことへの感謝・そして何より介護が必要になった自分に対しても心を通わせようとしてくれている、介護する人間のその尊い気持ちへの感謝が『ありがとね』という言葉になって出てくるのだと、自分が言われたときに感じています。
目に見える感謝は誰でも出来ます。しかし、目に見えないものに感謝をするということが、当たり前のように出来るお年寄りの方々は、本当に尊敬に値します。この仕事をして思うことは、お年寄りお一人おひとりの心の深さを感じながら日々過ごせ、さらに自分自身の心の曇りを感じさせてくれる環境があることへの感謝です。
教会の子として生まれ・育ち・教えられてきたことが、今の自分になっているとするならば、こんなに有難いことはないのだと改めて思います。仕事にかまけて、教会に足を運ぶことがあまり出来ませんが、この気持ちを持ち続けて、これからも精一杯努めて参りたいと思います。
この度は、このような機会を設けて下さいまして、本当にありがとうございました。