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    立教173年(平成22年)4月13日発行 第253号
    一面挨拶

静岡大教会創立120周年に向けて
平成24年7月8日記念祭執行

少年会静岡団おつとめ学び総会(平成22年4月4日)
少年会静岡団おつとめ学び総会(平成22年4月4日)
 毎年桜が咲くのを楽しみにしている人が多いと思います。寒い冬を耐え抜き、ようやく春の訪れと共に開花する姿は、艱難苦労を乗り越え、親神様のお働きに感謝して生きている者にとって、心を和ませ、勇ませていただけるお与えであります。心も体も実働の旬であり、大教会創立百二十周年活動には、更に拍車をかけて行きたいところです。
 さて、昔から使われることわざに、「犬も歩けば棒に当たる」とあります。辞書によると、これには、相反する2つの意味が存在します。
  1. 何かをしようとすると、それだけに災難にあうことも多いの意。
  2. 何かやっているうちには、思いがけない幸運に会うこともある。また、才能のない者でも、数やるうちにはうまいことに行きあたることがあるの意。
 元々の由来は、江戸時代、野犬がうろつくために、棒でたたいて追い払った事と、悪いことをした人を、役人が棒で捕らえた事から、1の意味で使われていたようです。時代が変わり、最近では、2の意味で多く使われています。
 この意味は、我々の信仰生活にとって、大変重要なことであると思います。人が生きていれば、必ず良い事も悪い事も起きてくるのです。しかし、悪い事を恐れて、何もせず逃げていても、何も良い事はやって来ないばかりか、悪いんねんの根は切れず、悪い事が起きて来てしまいます。そこで、親神様、教祖の言われる事を素直に聞いて、失敗を恐れず日頃からコツコツと実行していけば、どんな人でも必ず結構に導いて頂けるのです。
 4月19日には婦人会100周年、4月29日には全教一斉ひのきしんデーが開催されます。また、子供おぢば帰りも近づいて参りました。気がつけば、また冬がやってこないように、「犬も歩けば棒に当たる」という精神で、いろいろ活動させて頂きましょう。

立教173年(平成22年)4月13日      
静岡大教会長 松浦一郎