天理時報普及活用促進講習会
平成21年10月18日
明治28年におさしづを戴いて「みちのとも」が発刊された。稿本中山真之亮伝には、「今までは、部下教会を巡会して教理を説き明かしてきたが、これからは本部の御用も忙しくなるので巡会も出来なくなる。「みちのとも」は教理に関する説話を満載し、信徒一般に心の糧を与えるようにせねばならない。もし一言でも間違いが有れば、多くの人にそれだけの誤りを伝えることになるのであるから、十分注意して正しい教理を流すように」とあり、この時、道友社が始まったのであります。そして、この精神を118年受け継ぎ、今日も編集・出版の御用に携わっています。
道友社は、全教の教会から送り出されてきた、道の後継者が勤めさせて頂いているが、特別の人はいません。どこかの新聞社に勤めていたとか、作家修行をしてきた人ではなく、信仰者として信仰の喜びを求め、自身の成人を目指して、ぢばに伏せ込んでいる人たちであると話された。
そして、教会の初期の信者さんたちは、教会の近くに住み、教会に日参して会長さんの声を聞くことができ、ひのきしんをさせて頂いて成人させて戴いてきた。時代が変わり、農村から都市へと、特に若い人たちが移動することで、教会の周辺に住む人が少なくなり、離れて暮らす人たちが多くなった。
都市部では信者さんの住む地域に、所属教会の無いという人が、7割もおられる。静岡大教会の場合でも、4割の人が自分の住んでいる近くに所属教会がないというのが現状のようだ。所属教会から離れて暮らしている人、信仰のある家元から離れて暮らしている家族の事例を挙げて説明され、よふぼくの機関紙である天理時報の手配りと手渡しが如何に必要かを話された。
最後に、情報が氾濫する現代、何が頼りか分からなくなっている今こそ、我々は教えに基づいた、確かな情報をお届けすることを真剣に取り組ませて戴いております、と話を結ばれ、午後2時50分終講した。