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    立教169年(平成18年)1月18日発行 第223号
    一面挨拶

神殿落成の喜びを創立120周年へ
いよいよ教祖120年祭執行

西境内地
土持ちひのきしんによって拡張された西境内地
 明けましておめでとうございます。本年もよろしく御願い申し上げます。
本年は教祖120年祭の年
 1月26日には教祖120年祭が執り行なわれます。そしてこの1年は秋季大祭を除く全ての月次祭は教祖120年祭として勤められます。教祖は明治20年陰暦1月26日に現身をお隠しになられましたが、存命のまま今でも世界たすけの上にお働き下さっております。教祖が歩まれたひながたの道は、親神様の望まれる陽気くらしの道を人びとに伝える事でありました。どんな苦境の中でも親神様を頼りに歩めば必ず陽気くらしの道が拓けると自ら勇んで歩んで下さいました。その集大成として教祖は70歳ごろからおつとめを教えて下さり、現身を隠された90歳まで一貫しておつとめを急き込まれました。このおつとめには、親神様のお心が分かるようぼくに育ってもらいたいという思いが込められております。本年もおつとめを勇んでつとめさせて頂き、をやの思いを深く求め、親神様、教祖にお使い頂けるようぼくに成人させて頂きましょう。
教会子弟並びに信者子弟に信仰の喜びを伝えよう
 昨年7月次祭の時、来る平成24四年に静岡大教会創立120周年記念祭を勤めさせて頂こうと発表させて頂きました。その時は若きようぼくの人達が大勢参加して頂こう、という目標を立てました。若い人達に信仰の喜びを伝えるという事は、今のように物の豊かな時代には大変難しいことであります。今では親孝行という言葉はあまり聞かなくなったように思います。しかしいつの時代にも親子の問題を避けては通れないのであります。最近は若い親が我が子を折檻して殺してしまうという痛ましい事件もしばしば起きています。世の中の乱れを感じさせます。こんな時代だからこそ教祖のひながたの道に学んでゆかねばならないと思います。教祖は貧のどん底の道を通られながら子供さん達を立派に育て上げられました。現代の子育てに参考にさせて頂くことが沢山あります。また子供達を仕込むだけではなく、子供にうつす、つまり親が子供達を納得させるような通り方を勉強してゆかねばなりません。若者を育成する組織としては、少年会、青年会、学生会、女子青年等があります。これからは、これらの会が連携を保って一手一つとなって幼少年の育成に取り組んでゆきたいと思います。
活動は

  ひのきしん(ふせこみ)
  研修(しこみ)
  親睦(たすけあい、仲間意識の醸成)

に添って進めてゆきたいと思います。
 まだ具体的な組織活動をするには到っておりませんが、これからあせらず、着実に組織作りを進めて行きます。
 幼少年の育成の目的は、教祖の教えを身につけ、社会に貢献出来る人材を育て上げる事であります。この一年より一層のお力添えの程よろしくお願い申し上げます。
天理教静岡大教会長 松浦教幸