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7  vol.38 「お茶屋のおなまえ」
2021.10.16 Sat.
 帝国データバンクが全国104万社を調べたところ、会社名で多いのは@所在地名A創業者氏姓のつくもの、業種業態名では@工業A建設B商店C商事D商会の順だそうです。
 お茶屋の名前では全国茶商名鑑によると地名では@宇治A山城B富士、氏姓は@山本A田中B鈴木、文字は@園A香B翠C静D緑E芳、業態では@茶舗A製茶B商店C茶店の順となります。茶のつく地名は茶屋(120ヶ所)、茶臼山(100ヶ所)の二大地名が断トツに多く、以下茶園、茶畑が40ヶ所程度との事です。静岡県では静岡市・藤枝市に茶町、裾野市に茶畑という地名があります。茶のつく氏姓では@茶屋A茶谷B茶園となります。
 お茶屋のお茶の飲み方には特徴があり、静岡以東関東や九州(主に煎茶産地)の茶商はズルズルで香り重視、京都中心に関西(玉露産地)の茶商はモグモグで味本位と言われています。
 ☆ここでニュースです!!
京都府立医科大の研究でお茶に含まれるカテキンに人の唾液に含まれる新型コロナウィルスの感染能力を低下させる不活化の効果が確認されました。お茶を10秒ほど口に含んでから飲むことで口内のウィルスの感染能力を抑えて飛沫感染を減らす効果が期待できるとのことです。
 当店「白銀屋」は文久二年(1862)に茶業を創業する以前に刀剣の鍔を商っていた当時の屋号を継承したものでお茶屋らしからぬ名前です。転業した理由は江戸末期には刀の需要が減少したためと云われています。以来、製茶・小売・内地問屋を営んでまいりましたが、戦災後は販売に専念、昭和40年代からは小売専門店゜としてお客様に直接お茶をお届けしております。手軽に簡単に美味しく淹れられるお茶の販売をモツトーにいち早く「深むし茶」を主力商品としました。
 これからも選り良いお茶を誠実に販売してまいります。味よし!色よし!香よし!心も体も温まる白銀屋自慢の美味しい「深むし茶」を飲んで寒い季節を乗り切りましょう。


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