vol.40
どうする家康()
来年一月から放映されるNHK大河ドラマは古沢良太脚本の「どうする家康」です。徳川家康を描いた作品としては二十三年ぶり、単独の主人公としては四十四年ぶりとなります。大河ドラマ六十年の歴史の中で六十作品に登場、最大の登場回数です。若手からベテランまで豪華な俳優陣が出演していますが、家康公は味方・敵・老若男女問わず戦国大河ドラマに欠かせないオールラウンドプレイヤーなのです。ちなみに初回演じた俳優は歌舞伎の市川團十郎氏です。
家康公は三河岡崎に生まれ、竹千代の人質時代を「竹千代君」、今川の人質としての「元信君」、吉良所縁の苗字となった「蔵人元信」と十五年の人生の大半を駿府(現在の静岡市)で過ごしました。
駿府に城を築き天下の政を平定した家康公は、その理念に「厭離穢土欣求浄土」(汚れ切った世界を離れ理想の世界を求める)を掲げ、すべての学の根底に年表を置き和を求めて「和」の精神の導入を宣言しました。十五年の戦乱を勝ち抜いて礎を築き上げた「世界史的にも類を見ない和楽」、「民への慈悲で成り立つ社会」、「平和の維持」はこの後二百六十年にわたる太平の世となりました。
駿府の銘菓として親しまれている「安倍川餅、追分羊羹、三吉団子」は、家康公が好んだ駿府の銘菓と評価されています。①駿府城内にある富士山を望む御茶壺屋敷、②その地域で水揚げされた新鮮なしらす・桜えび、③三保で獲れた初なす・折戸なす、は天下人の家康公に愛され広く知られるようになりました。またお茶を好んだ家康公は駿府の城下に数々の茶問屋を構えさせ、現在の「茶町」となりました。
静岡市では家康公の一生がわかる「静岡市歴史博物館」を駿府城内に新築開館して大河ドラマを盛り上げます。お出かけの際はぜひお立ち寄りください。
今年も残すところあとわずかとなりました。創業百六十年白銀屋のお茶で「寒風吹きすさぶ季節」を温かいお茶で過ごし素敵な元旦をお迎えください。