ラジオ・シャック

SS−58の復元

三洋電機製真空管ラジオSS−58の復元の記録です。



SS−58型5球スーパー(サンヨー)
     私にとっては最初のリストアです。昭和29年製と思われます。神社の骨董市で買いましたが,ACプラグは芯線露出,内部のハンダ付け外れ,出力トランスの断線など,いろいろと故障がありました。今回は練習のつもりで部品単位にバラバラにし,一から組み立てました。久しぶりの半田ゴテです。なつかしいなあ。
できあがってスイッチを入れると10秒近くたってからようやく音が聞こえてきます。この感触も久しぶりです。わずかにハム音が聞こえますが,普通の音量で聴く分には気にならない程度です。
回路と構造を調べて記録しましたが,当時の回路と構造の設計がよく解りました。特に,回路部品の実装配線は素人には想像も付かないもので,非常にコンパクトなシャーシに収めているのには感心しました。
ほとんどのコンデンサ,出力トランスなどを交換しました。ブロックコンデンサは使用せず,単に実装しているだけです。構造図を見ていただければお解りになるように出力トランスは交換するのに苦労しました。詳細は修復体験記録をご覧ください。なお,下記の回路図は修復後の状態で書いてあります。
回路図(PDF 57kB)    構造図(PDF 120kB)    修復体験記録
 
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