←元の画像 制作者の一言:中学生の頃、「GREY」という漫画にWWIIの戦車が出てきまして、作りたくなって模型センター へ行ったのはいいのですが、ギガントなどはなく、2号戦車だけだったのでがっかりした記憶があります。 (余り強くなさそうだったので:実際も・・・) そんなこんなで当時作った2号戦車が出てきたので、合成してみようと思ったのですが、 あまりの出来の悪さに(途中で飽きたのか迷彩塗装の塗りがびっくりするほど半端です。いかにも子供らしい半端物。)、 再塗装も考えたのですが、すでに「ぼってりと塗料が塗られ」どうしようもない状態でした。 そこで、「こうなったらデジタル処理で、この迷彩をジャーマングレイの車体に変えてやろうじゃないか。」と、 無謀な試みを始めました。まずは迷彩を消すことです。レタッチソフト任せでも選択しやすいダークグリーンを、 サンドイェローに色調変換します。その際、一辺で済まそうとはせずに何回かに分けて変えていきました。 中途半端なドライブラシのせいで、一回色選択しただけでは全ての緑色要素が選べないことや、選択範囲をぼかさずに 色調変化させると、結局境が目立って意味がなくなる事、逆にぼかした範囲選択では下レイヤーの緑色が残ってしまうため、根気 良く全体を同系色(サンドイェロー)にしていく作業をするしかありませんでした。 この作業を経てもある程度緑色は残ってしまうので、スタンプ機能やコピペで残りは消します。(スタンプは使いすぎると不自然な 色味になります。特に独軍車両のような平板を基調にした車両では目立ちます。) 全体がサンドイェローになったところで、キャタピラやアクセサリー類をコピーして別レイヤーにします。 後は、車体部分の色調補正だけですが、そこで青みを帯びたグレイが、どうしても再現出来ず、困りました。 元々サンドイェローは、色としては明るすぎて白トビを起こしている部分は色調補正をどうがんばっても 如何ともなりません。(白色を黒や赤などの単一色に変えることは出来ますが、色が飛んでいるので、 階調が失われていてプラスチックのおもちゃのようになってしまいます。・・・プラスチックのおもちゃですが。) 仕方なく、デザイン画を作るときによく使う「2階調画像を使ったレイヤーのオーバーレイ合成やスクリーン合成」で、 コントラストを保ったまま色調補正しました。これを写真でやると、必要以上にコントラストが効きすぎて 「露出オーバーの写真をコンビニのカラーコピーにかけた」ような画像になってしまいます。 でも最終的には、他の写真(背景画像など)もコントラストをきつくしておいて、 レイヤー統一後に全体を落ち着いた明度とコントラストまで落とすことで、回避しました。 結局、合成で大切なのは、コントラストと明度を各パーツ(模型・人物・背景)で揃えることなんだと、再認識しました。 |
名前・形式(name) | Panzer2 |
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制作者(modeler) | 3104 |
スケール(scale) | 1-35 |
メーカー(maker) | TAMIYA |
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