<タグ>の中に何を書くかによって、要素の表現は千差万別ですが、そのおおもとの特徴はたった2種類に分類できます。 それが、ブロック要素かインライン要素かという分類です。
「段落(ひとかたまり=ブロック)」を作ります。 モニター表現上では、その要素の前後が改行され上下にいくらか(0〜n)のスペースが出来ます。
ブロック要素の種類には、 代表的なところでパラグラフ(p)、ディビジョン(div)、リスト(ul・ol)、表(table)、 ヘディング(h)、水平線(hr)などがあります。
テキスト中に埋め込む(in line)要素です。 モニター表現上では、前後に改行は入りません。
インライン要素の種類には、アンカー(a)、イメージ(img)、スパン(span:短いテキストのスタイル指定に使う要素) などがあります。なお、インライン要素は必ずブロック要素に含まれるべきです。
「インライン要素は必ずブロック要素に含まれるべき」とは、<body>内の全ての要素が、 何らかしらのブロック要素に含まれて”意味づけ”されているべきだというHTMLの約束事を守るためのものです。 例えば、インライン要素の<img>要素を<body>のすぐしたに直接書いたとします。
<body> <img> . . . </body>
これでは、この絵がHTML上の意味を何も持ちません。そうではなくて、
<body> <p> <img> </p> . . . </body>
このようにブロック要素に含むことで、役割を明確にすることが出来ます。
次の例をみて下さい。下の3つのプログラムは、モニター上全く変わらない表示になりますが、 プログラムの構造上意味は全く変わることに注意して下さい。
絵が文章1を修飾しているプログラム
<div>文章1<br> <img> </div> <div>文章2</div>
絵が文章2を修飾しているプログラム
<div>文章1</div> <div> <img><br> 文章2</div>
絵が独立した段落を形成するプログラム
<div>文章1</div> <div><img></div> <div>文章2</div>
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