ざつがくのおいど Back Up

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■概略

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市章とは、市町村の「市」のトレードマークのことです。これが「町」なら町章、また「県」なら県章になります。 日本だけのものではなく、諸外国でも用いられます。
通常一つの自治体に一つのトレードマークがあります。東京都のように複数持っているもあります。 (東京都の場合、「都章」が都の水色のゴミ回収車についているイチョウで、 マンホールの蓋によくついている「灯台の地図記号」に似た星マークは「紋章」だそうです。 僕は逆だと思っていました。)他にも鹿児島県などが2つのマークを持っています。 ただし東京都ではシンボルマークと書かれたイチョウが都章なのに対して、 鹿児島県ではシンボルマークの方が副章になっています。このように言葉の扱いが曖昧なため、 一覧表1または、 一覧表2(←おすすめ!各都道府県Topへのリンク付き)で 正しい県章を確認しておいた方が勘違いしないで済みます。

■最近の市章デザインの傾向

さて、「市章」に話を戻します。
大前提として、市章はユニークでなければなりません。 ユニークとは「変わっている(←これは間違った意訳です)」という意味ではなく、 「唯一無二」という意味です。つまり、(市章に限らず様々な)既にあるマークと似ていては登録できません。 つまり新しく作るところほど損だということが類推できます。 3000を越す市町村があって市だけでも600以上(平成12年7月現在: 栃木県公式HP参照感謝)、 それぞれにシンボルマークがあるとすると、ユニークなデザインにすることがいかに難しいか…。
最近(現在2002年)合併した 西東京市さいたま市、また、市章を新しくした あきる野市勝山市(勝山市のWEBサイトには市章のいわれが あるのかないのか不明なため福井県情報リンクの方がお奨め。)といった 各市町村のデザインを見るとわかります。

西東京市 さいたま市 あきる野市 勝山市
西東京市:基本は円と波型の組み合わせですが、
モダンな印象を受けるのは故意にシンメトリーを崩し
動きを表現しているから。 さいたま市:頭文字「S」からとったとのこと あきる野市:あきる野の頭文字「A」の意匠。
下の2葉は自然を表す。 勝山市:勝山の頭文字「K」の意匠。
蝶をモチーフに。う〜ん。

このように 現在の傾向は、シンメトリーを避け、水滴のような曲線で構成されたデザインになってきています。 とりあえず今までにないデザインにすれば、当然意匠登録で却下されることは避けられます。しかし 「市章」なのか「国体かなんかのマーク」なのかぱっと見てわからないようなのも困りますが。やりすぎに注意ですね。

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