様々な物質の引火点

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作成日:平成18年8月22日現在

はじめに

産廃法上で、引火点が関係してくるのは、「廃油」に定義される物質だけである。廃油のに分類される「有機溶剤」以外の有機化合物やそのほか無機化合物にも、実際には引火点はある。このページでは物質の引火点について書籍から引用した。

このページは、産廃法とは関係ない。産廃法の関係を調べている場合は、廃薬品で特別管理産業廃棄物にあたる引火性廃油(引火点70 °C未満)を参照されたい。

可燃性物質の引火点

「危険物の安全」URN:ISBN:4-621-07474-1 C3058 長谷川和俊
分類 通称 分子式/示性式 引火点
(°C)
備考
無機化合物 二硫化炭素 CS2 -30 ?
シアン化水素 HCN -18 ?



飽和 ブタン n-C4H10 -60 ?
ペンタン n-C5H12 <-40 ?
ヘキサン n-C6H14 -22 ?
ヘプタン n-C7H16 -4 ?
オクタン n-C8H18 13 ?
ノナン n-C9H20 31 ?
デカン n-C10H22 46 ?
ウンデカン n-C11H24 65 ?
ドデカン n-C12H26 74 ?
環状 ベンゼン C6H6 -11 ?
トルエン C7H8 4 ?
キシレン m-C8H10 27 ?
シクロヘキサン C6H12 -20 ?











含酸素 酸化エチレン C2H4O -29 ?
エーテル (C2H5)2O -45 ?
アセトアルデヒド CH3CHO -39 ?
フルフラール C4H3OCHO 60 ?
アセトン (CH3)2CO -20 ?
エタノール C2H5OH 13 ?
メタノール CH3OH 11 ?
酢酸アミル CH3CO2C5H11 16 ?
酢酸ビニル CH3CO2C2H3 -8 ?
酢酸エチル CH3CO2C2H5 -4 ?
酢酸 CH3COOH 39 ?
含窒素 ピリジン C5H5N 20 ?
アクリロニトリル CH2CHCN 0 ?
含ハロゲン 塩化ビニル C2H3Cl -78 ?
塩化エチル C2H5Cl -50 ?
塩化メチル CH3Cl -45 ?
二塩化エチレン C2H4Cl2 13 ?

物質の引火点

「理科年表 第79冊(平成18年)」URN:ISBN:4-621-07637-X C3040
分類 通称 分子式/示性式 引火点
(°C)
備考
? ジエチルエーテル (C2H5)2O -45 ?
? ガソリン ? -43以下 ?
? 石油ベンジン ? -40以下 ?
? アセトン CH3COCH3 -20 ?
? シンナー類 ? -9 ?
? トルエン CH3(C6H5) 4 メチルベンゼン
? キシレン (CH3)2(C6H4) 27 ?
? 灯油 ? 40〜60 ?
? 軽油 ? 50〜70 ?
? 重油 ? 60〜100 ?
? アニリン NH2(C6H5) 70 フェニルアミン
? ナフタレン C10H8 79 ナフタリン
? ニトロベンゼン (C6H5)NO2 88 ?
? 機械油 ? 106〜270 ?
? ごま油 ? 289〜304 ?
? 菜種油 ? 313〜320 ?

参考資料

WEBサイト 国際化学物質安全性カード 国立医薬品食品衛生研究所
WEBサイト 化学物質安全情報提供システム 神奈川県環境科学センター
WEBサイト 化学物質と法規制 ヨシオカ企画
書籍 「理科年表 第79冊(平成18年)」URN:ISBN:4-621-07637-X C3040 国立天文台
書籍 「危険物の安全」URN:ISBN:4-621-07474-1 C3058 長谷川和俊

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