特管廃油の対象となる物質について

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作成日:平成18年8月22日現在

溶剤の引火点

時間不足:未 以下に挙げられた物質は全て廃油(溶剤)だが、このうち引火点が70°C未満の物質だけが特管の引火性廃油に分類される。

化学的分類 通称 分子式/示性式 引火点(°C) 引火性廃油
ケトン類 アセトン C3H6O -18〜-17 該当

実験廃液履歴とその引火点

教科書に沿って実験を行えば基本的には学校によらず同じような物質が廃液として蓄積していくはずである。そこで私が委託契約を担当するようになってから排出された化学物質について、その履歴及び引火点を記載する。*1
有機・無機を問わない。
引火性対象*2 通称 分子式/示性式 引火点
(°C)
備考
not溶剤 臭素 Br2 -7.2 ブロム
対象 シクロヘキセン C6H10 -7 1,2,3,4-テトラヒドロベンゼン
- クレゾール (C6H4)(OH)CH3 81 ?
- ベンジルアルコール C6H5CH2OH 94 〜100 フェニルメタノール
対象 ヘキサン CH3(CH2)4CH3 -23
- 1-ナフトール (C10H7)OH 125 α-ナフトール
- 2-ナフトール (C10H7)OH 153〜166 β-ナフトール
? ホルムアルデヒド HCHO 50〜85 ホルマリン
- フェノール OH(C6H5) 79.4 石炭酸
? しょうのう C10H16O 65.6〜93 1,7,7-トリメチルビシクロ-(2,2,1)-2-ヘプタノン
対象 p-ジクロロベンゼン (C6H4)Cl2 65.6 1,4-ジクロロベンゼン
- 三塩化アンチモン SbCl3 - ?
*1:確認できた物質についてのみ計上している。ここに挙げられていなければ「一般産廃」であるという安易な考えはしてはいけない。
*2:対象外だからといって「不燃性」であるとは考えないこと。加熱や混合によって爆発性のある物質も含まれている。

関連する法規関係

参考資料

WEBサイト 国際化学物質安全性カード 国立医薬品食品衛生研究所
WEBサイト 化学物質安全情報提供システム 神奈川県環境科学センター
WEBサイト 化学物質と法規制 ヨシオカ企画
書籍 「化学工業の進歩35 廃棄物の処理 −循環型社会に向けて−」URN:ISBN:4-8375-0669-0 C3043 (社)化学工業会

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