株式会社北河建築設計
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風の通るシモクレンの家 05
外張り断熱・夏冬変動式内外通気工法

小屋裏温度感知型換気

屋根の外部換気口

屋根の外部通気層60mm.

第一種24時間換気

熱対策南面テラス

外部通気層

外部通気層

内部通気層

夏型開放床下換気口

冬型閉鎖床下換気口

通気考慮ポスト型基礎

床下換気口を開放し、小屋裏換気口も開放することにより内部通気層を通って小屋裏から熱気を外に逃がします。畜熱容量の大きいコンクリート基礎から涼しい地中熱が配されさわやかな内部空間が形成されます。

床下換気口、小屋裏換気口共に閉鎖することにより外寒の進入を防ぎます。畜熱容量の大きいコンクリート基礎から暖かい地中熱が配され、南面窓から得た日射効果も加味された暖かい内部空間が形成されます。

防蟻ステンレスメッシュ
ソラーサーキット(SC)工法、松井修三著の『「いい家」がほしい』で大ブレークした、外断熱・二重通気工法の家です。最大の特徴は、基礎・外壁・屋根を外張り断熱で覆い、排熱・結露防止・乾燥・配熱・耐久性のための内外に通気層を持つ工法です。もう一つの特徴として、高温多湿な夏型気候と低温乾燥の冬型気候の相反する気候を換気口の開閉によって夏冬衣替えをするシステムです。理論的にはすばらしいですが、正式にはフランチャイズ加盟店でないとできません。そこで、理論を実現しながら市販購入できる材料を使用して「外張り断熱・夏冬変動式内外通気工法」の住宅を設計してみました。床下換気口には、手動開閉可能な断熱気密型床下換気を使用しました。小屋裏換気口には、本来手動開放が好ましいかと思いましたが、市販では適当なものが見当たらないため、形状記憶合金を有し温度感知で自動開閉する小屋裏換気口を採用しました。床下基礎は、通気を良くするため、基礎の立上はなるたけないほうが良い。これは、通気にはいいのですが、地震対策には負要素となります。外壁廻りのみのべた基礎で、構造計算したところ200mm.厚の底板なら構造等級2等級でもOKとなったため、風通しの良い基礎を作ることができました。
外断熱や内外通気は、設備で仕様を良くします。しかし、古来から良い住宅は四季に対応するように、計画されてきました。簡単なことです。庇の軒の出を大きくして、窓に直射日光が当たらないようにして、東西南北に風が通るように計画すれば良いのです。しかし世にある建物は実現されてない建物ばかりです。ここでは、南面テラスを設けることで実現しました。
通風・日射計画について→
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