株式会社北河建築設計
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風の通るシモクレンの家 03
断熱性能その他1
屋根外張り断熱 外壁外張り断熱
断熱材は屋根が押出発泡ポリエチレン三種厚さ50mm.外壁も押出発泡ポリエチレン三種厚さ50mm.です。窓はアルミ樹脂複合ペアガラス(気密A-4断熱H-5)主体。基礎断熱は押出発泡ポリエチレン一種厚さ50mm.採用です。SC同等ですと、屋根の断熱材の厚みが次世代省エネ基準に達しないため、新省エネ基準(品確法等級3)となります。今回は、仮想SC工法を目標としたため、屋根断熱厚50mm.を採用しましたが、さらなる上見を望むなら補充断熱を加える等で次世代省エネ(品確法等級4)を満たす数値にすることがベストだと思っております。
気密試験での相当隙間面積C=1.7cm2/m2で、公庫基準W地域に該当する静岡では5.0cm2/m2が基準値となるが、SC同等を目標とするのなら、公庫基準T地域の2.0cm2/m2を目指していたのでクリアーしている。但し、ソーラーサーキット加盟店のソーラー住宅は0.5cm2/m2を切るとのことであり、ここまで達成できなかったのは、窓が樹脂サッシより落ちる気密仕様であったことが要因と考えられます。気密試験時にサッシのコーナー部分に手をかざすと多少空気の動きが感じられ、特に居間のワイドスラーディングは、風の動きが強かった。サッシメーカーのJIS性能表では、他サッシ同等のA-4等級であり、施工に不備があったともいえずJISの有効既定範囲が大きいのではないかと思います。改めて、ワイドサイズでの建具の気密確保の難しさを感じました。さながらSC工法を始めて行なう供給者側としては合格点でしょう。
暖房はオール電化対応のため、クレダ(深夜電気蓄熱暖房)を居間と食堂に2台設置して、1階暖房をまかなっています。クレダメーカーの話ですと、極寒の日では、補助暖房しないと物足りないということでしたが、確かにお客さんからは、年に数日のみ能力不足を感じたとの回答でした。これは、基礎断熱の弱点として、1階床の表面温度が室内表面温度より低くなることも一因と考えられる。簡易的な方法では、冬季のみ床にカーペットを敷くことで解消されるが、さらなる上見を望むなら、床下暖房等の導入も今後検討されるでしょう。
基礎の断熱は、外側に押出発泡ポリエチレン一種厚さ50mm.で、その上に蟻害対策として、ステンレスメッシュを施し、特殊モルタルで仕上げを施した。いわゆるSC工法のターミメッシュ工法の代わりとして代用です。10年間の白蟻保証はでませんが、物理的には、蟻道確保不能のため、保証は出なくてもOKと確認しています。
基礎には、SC工法独特の開閉型の断熱気密換気口が必要となる。フランチャイズでないためSC床下ダンパーは使用できないが、同等の床下換気口は数社から販売されているため、問題はない。但し取り付けには、どうしても隙間ができるため、気密確保と蟻害対策を兼ねて瀝青シールに取付を行なった。
外壁は、金属製サイディング厚さ15mm.張り。透湿防水シート張り+サイディング取付横胴縁15mm.+通気縦胴縁15mm.+押出発泡ポリエチレン三種厚さ50mm.気密テープ処理+ラーチ合板厚さ12mm.。一般の内張り断熱住宅では、外部仕上げ厚さ30〜45mm.程度だが、外張り断熱では110mm.となる。たかだか65〜80mm.の差と思うかもしれないが、敷地の狭い街中や、2階バルコニーの奥行きを3尺しか取れないプランのときは、結構厳しい。また、外壁材が重いと取付ビスに負担が掛かるため、今回は軽量の金属系サイディングを採用した。外張り断熱は断熱材の連続性と施工性の良さといったメリットがあるが、デメリットも有り、その都度適正な工法の選択が重要でしょう。
屋根は、ラーチ合板厚さ12mm.に押出発泡ポリエチレン三種厚さ50mm.気密テープ処理後+通気垂木45×60+耐水合板厚さ12mm.+アスファルトルーフィング940+ガルバニウム鋼板瓦棒葺きです。仕上げを除いての総厚さ134mm.は、施工性からすると限界でしょう。現況でも夏場に熱いといった感覚はなく、温度ムラも感じなかったが、次世代省エネには該当していない。さらなる上見を望むなら補充断熱を内張りで50mm.施すことになるでしょう。
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