令和元年-第8号(186号)
令和元年8月 小山短歌会だより
寺詣り思いがけない人に会いご縁の言葉かみしめ帰る 岩田 久子 |
春の日のような言葉で迎えくるるデイサービスの若き看護師 |
一月も続きし梅雨の明けやるか夕暮に聞く蜩の声 猛暑つづき熱中症に注意の報ノーゼンカヅラは庭で満開 湯山 次子 |
自己管理できぬ人増えこの国の将来憂う孫子の代も 今年ついに蝉鳴かぬまま過ぎゆくか蜩しきり夏を惜しめり 秋山 美智子 |
(平成31年度)