湖南一帯での釣りをどうしてもしたいが、一番・三番澪筋では潮流が速すぎて釣りにならない時、また何故か日頃の好ポイントで釣果が挙がらない時や他のポイントでは流れ藻がひどい時など、この弁天鳥居前に移動してみます。弁天島海水浴場で観光客が騒いでいる内は小物しか揚がりませんが、それでも他のポイントに比べそれなりにこのポイントは裏切らない釣果を得ることができます。冬場はカレイ・セイゴ、夏場はキス・セイゴ・マダカ、秋はクロダイが揚がります。爆釣を望まなければそこそこ釣りを楽しむことのできるポイントです。流れの穏やかな中、ホテル街をそばにしてコーヒーをすすりながら友と語り、時折竿を揺する魚を「おお！」とばかり取り込んで、１週間の仕事の疲れを癒し盛り上がるには最適の場所です。夏から秋の赤鳥居のライトが消える２２時以降には、やおらマダカや３年物クロダイの好ポイントとしてその知られざる姿を釣り人たちに見せてくれます。このポイントは観光地が目の前にあり、その為特に静かな夜でないと大物を揚げることは期待できません。しかし、観光客の姿が見えなくなる２２時〜１時になると大物が回遊してくるとみえて、静かな釣りに心掛けるならばかなりの確率で大物を揚げることが可能です。マダカを狙うなら下げ潮時の赤鳥居の出口の駆け上がり
が狙い目です。３年物クロダイを狙うなら上げ潮時の澪筋中央から弁天島側駆け上がりが狙い目です。周囲の灯りが落ち湖面が闇に覆われたら余分な動きを止め、静かに静かにアタリを待ちます。辺りに釣船が無く潮目も好時合いなら大いに期待できます。