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進路と受験

 
京都大学 文学部



 
 僕はNH高校のR科に入学しました。中学の頃から自分は文系であると思っていましたが、理数科目が苦手であった訳ではないので、当時の担任から勧められると迷わず受験しました。

 入学当初は、応援団に驚き、また自分の高校における席次も分からなかったので、大学受験というものには全く考えが及びませんでした。それでも次第に高校生活に慣れて行くにつれ、どうせ受験のために3年間勉強するのなら、高い大学を目指そうと思うようになり、東京大、京都大を志望校として考え始めました。文学部を選んだのは、文系学部の中でも教育学部や経済学部には全く興味がなく、法学部も一時期魅力を感じましたが、卒業後が弁護士、という既定路線に関心を失ったことと、哲学や心理学に興味があり、本を読むのが好きだったことからです。僕は、将来のことを大学の4年間で考えよう、と思っていたので学部選択は自分の興味・関心を基に選びました。
 
 勉強方法は、自分自身で確立する以外ないものだと僕は思います。従ってアドバイスはできません。自分のスタイルを持っている人には、是非そのまま続けて行って欲しいと思います。時には、不安を感じたりすることもあるでしょう。僕は、塾には通わず、Sゼミの通信添削のみをしていましたが、刺激を受けた方がよいと考えて、夏休みにK塾へ通いました。 しかし、得たものは何もなかったと言えます。自分のやり方を持っている人には、最後までそれを貫き通して欲しいと思います。
 
 本番の受験では、あまり緊張せずに済みました。僕は後期試験で合格した訳ですが、やはり合格は前期でしておく方がよいでしょう。後期の合格発表から新天地への出発までは2週間ほどしかなく、その間に入学手続きから部屋探し、家具の調達まで、全てこなさなければならないので、非常に慌ただしい思いをします。また、後期試験の競争は激しく、それを勝ち抜くのは容易ではありません。

 しかし、不可能なことでもないのですから、是非(後期試験まであきらめずに)精一杯やって欲しいと思います。
 高3の1年間は、色々なことを考え、考えさせられる時間です。思い悩み、苦しむこともあるでしょう。でも、いつか良い思い出として回顧出来る日が来るわけですから、悔いのないように過ごしてください。



 彼は、堅実で粘り強く努力する性格でした。前期日程では不合格でしたが、後期日程では合格しました。後期の科目は、英語と小論文でした。英語の力はありましたので、小論文で大きなミスをしなかったのだと思います。前期試験が終わった後、気持ちを切り換えて後期試験対策に集中しました。短期間でしたが、緊張感を持って試験に臨むことが出来たことが合格につながりました。
 後期試験は、あきらめずに最後まで緊張感を持つこと、そして、十分な対策をすることが重要です。