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筑波大学 理工学類 社会工学群



  
僕は今年、自分の第一志望校の大学に合格することができました。決して努力家ではないこんな僕の体験記で、少しでも誰かの役に立てたら良いな、と思います。
まず、センター試験について僕が思った事を書きます。

・理系だからといって国語はおろそかにしてはいけない。
 国語は時間をかければ絶対出来るようになります!!

・化学は資料集を隅から隅まで覚える。物理はとにかく問題演習。
 化学の資料集は最強です!!物理の問題はパターン化されたものが多いです。

・英語は長文が苦手なら毎日読みまくれ!!

 僕は英語の文法をまるで知りません(これは危険です。マネしないでください笑っ)そのうえ 長文は全く読めず、冬休み直前にやった模試までは5割〜6割しか取れませんでした。しかし、冬休みに長文を毎日たくさん読んでいたら苦手な長文も得意になり本番の英語では文 法はやはり全然できなかったのですが長文でしっかり点を取り英語は8割以上できました。英語は毎日続けていれば突然上がります。苦手な人も頑張ってください。

 僕は理科、国語、英語は自分の目標点以上の点が取れました。 
 しかし、数学で大失敗したのです。ここでもう一つ

・できた、完璧!と思っても時間の限り見直せっ!!

 これは本当に僕にとって後悔です。IAは解答欄が全て埋まった時、満点かもしれないと思 いました。時間は15分〜20分くらい余っていましたが、僕は何もせずボーッとしてしまったの です。しかし、家に帰って採点をするとケアレスミスがボロボロ出てきてとても悲惨な点数になってしまいました。IAのせいで他の教科は順調だったのに合計点は目標を下回ってしまいました。

 その結果を見て僕は第一志望の学校を一度諦めました。
判定は「C」。僕は「A」や「B」の学校に惹かれました。しかし、たくさんの先生、友達が僕に第一志望を受けるように励ましてくれました。そして、再び第一志望を受けることに決めました。僕は前期試験に向けてがむしゃらにやることを決心しました。この時期本当にモチベーションの高さは重要だと感じました。とにかく机に座っていました。集中できなかったら友達が勉強しているのを見て自分を焦らせました。

 僕は前期試験の数学に向けての勉強が何をやれば良いのか分かりませんでした。はじめは学校の問題集をやったり、赤本をやったりして問題をとにかく解くようにしていました。

 しかし、赤本の点数は安定せず、目標の65%にはなかなか到達しませんでした。勉強方法もしっくりこなくて自分自身、数学の問題を解いていて不安でした。僕はその時ある問題の解答の意味が分からず、N先生に質問に行きました。するとN先生は僕に教科書を開いて見せてくれました。僕の質問の答えは教科書に書いてありました。N先生はこの時期に基本を見直すことも大事だと教えてくれました。

 N先生の言葉を元に僕なりに安定した数学の力を身につけるにはどうしたら良いか考えた結果、僕は「パターン化された問題は絶対落とさない」ことを課題にしました。「パターン化された問題」とは例えばフィボナッチ数列、平均値の定理、ベクトル方程式などやり方を知っていれば解ける問題です。問題集の例題を半日かけて見直し、うろ覚えだったやり方のページをチェックし、ノートにやり直しました。そして、そのノートを赤本の数学の問題を解く前に必ず見直しました。そのノートに書いてあるやり方を用いる問題を間違えた時とても悔しい思いをしたため、その後は間違えなくなりました。解ける問題をしっかり正答することにより、赤本の点数も安定してくるようになりました。

 試験前日は宿泊先で数学の「パターン化された問題を解いたノート」と英単語を見直して早く寝ました。実際それ以外持っていきませんでした。試験直前も会場で同じことをして自分に自信をつけさせました。すると試験に集中でき、特に数学は今までに無いほど解け、無事、第一志望の学校に合格することができました。

 最後に僕が言いたい事は

・本当に行きたい学校ならC判定でも勝負!!勝負すると決めたならなら全力疾走!!

・先生、先輩の助言は本当にためになる。

・数学のこのノート作りは夏休みなどにやっておけばもっと良い

・最後は考え方をポジティブに!!

第一志望の学校に合格した喜びはものすごいです。皆さんも頑張ってください。




 彼はセンター試験の数学で失敗し、一度は第一志望を諦めました。けれども、その後すぐ考え直し、第一志望校を受験することに決めました。この時期に迷いがあるのは2次対策にはマイナスですが、彼は思い通り第一志望望校に合格しました。

 成功の理由は、センター試験で失敗した数学で予想以上に得点し、センター試験の不利な判定をはね返し、2次試験で逆転したことにあります。

 それを可能にしたのは、赤本を解く前に典型的な標準問題を解き、基礎事項を確認しながら、2次試験型に頭を切り換えたことです。

 センター試験直後に、いきなり赤本をやってもセンター型に固まった思考力では対応出来ません。この時期は,なるべく速く頭を2次試験型に切り換え,その後赤本に取り組むほうが効果的です。彼の例は、そのことを示しています。

 また、入試では試験時間の終わるまで解答の見直しを行い、失点を最小限に抑えることが大切です。