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010. BMW K100RTサイドカー 85年 走行32000km
 始動性はいいのだが加速していくと息づきを起こしてしまいスムーズな加速が出来ない。
はじめエアーエレメントがつまっているのかと思い調べてみたが異常なし、それではと調べてみるとやはりフューエルフィルターの詰まり。K100のフューエルフィルターはガソリンタンクの中にあり見落としがちになるが定期的な交換が必要。写真の下側のフィルターは目詰まりを起こしたフィルターを半分に切ったもの。


009. BMW R100RSサイドカー 80年 走行21000km
 約一年間乗らずに車庫で眠っていたRS。
車庫へしまう前にガソリンタンクのコックからガソリンをすべて抜いたのだが完全に抜けきれずに残っていた古いガソリンが腐ってタンクに穴を明けてしまった。
結局中古のタンクを探して取り替えた。この車はガソリンタンクが腐って穴があいたのは二度目だとの事。
ガソリンスタンドにも問題があるのかも?


008. BMW R100ロードスター 92年 走行51200km
 車検整備でプッシュロッドのオイルもれの修理等をすませキャブ調整をしたがまだアイドリングが不安定。
キャブレターのスターター(チョーク)通路のガスケットが長年の使用で縮んでしまいそこからエアーを吸っていた。この部分のスクリューはネジロックが効いているため気をつけてゆるめないと折れてしまう。
M4のサラネジなので折れると大変。


007. ハーレーFXR ローライダー 92年 走行不明
 ドライブベルトの張りを調整していて気がついたのだが,張るところとゆるいところがある。昔、国産車のチェーンでも同じようなことがあったのを思い出す。リヤスプロケットの部分をダイヤルゲージで調べてみると0.8〜0.9ミリほど偏心している。旋盤で外周部分をつかんでセンター部分の内径を0.2ミリほどの振れを残して削った。内径部分に少しガタが出たが0.5ミリほどの厚みのブリキをはさんで取り付けて振れを0.2ミリほどにおさめて取り付けた。


006. ハーレーFXR ローライダー 92年 走行不明
 チェンジペダルのリターンスプリング折れの修理。
折れたスプリングはミッションケースの上のカバーをはずせば見えるのだが、これが簡単に交換が出来ない。左側のプライマリー側を全部外しギヤアッシーを右側へそっくり抜かないとスプリングの交換ができない。
エンジンからリヤホイールまでの伝達経路の構造がBMWに比べるとハーレーはなんと非合理的なことか。先のリヤスプロケットにしてもBMWではありえないような工作精度、何とおおらかな事かと思う。


005. BMW R75/5 72年 走行3080km
 メインスタンドのストッパー部分が長年の使用で減ってしまいスタンドを立てた時に前側に倒れ過ぎてしまう。こうなるとスタンドをはねる時にかなり力を必要とするし、はねずに前へ移動してしまうことがある。
それにしてもこの頃のBMWのメインスタンドは重かった。今の1100シリーズは重量があるにもかかわらず随分軽くスタンドを立てられる。今回はエキパイ、マフラーをはずしてフレーム側に鉄片を当て溶接、スタンド側にも肉盛りをして整形した。


004. BMW R100RSサイドカー 82年 走行25000km
 ミッションのチェンジタッチが悪い。チェンジはできるのだがカチッカチッと決まらないという。写真中のシフトカムの位置決めをしている白いナイロンローラーが割れているために起こる症状。走って走れないことはないのだが、割れたままいつまでも使っているとピンが摩耗してしまう。カムを送るレバーのスプリングも折れやすいのでここまで分解したらスプリング類も全部交換する。


003. BMW R100/7サイドカー 79年 走行不明
 相当走り込んでいると見られるR100/7、あちこち心配な部分があるがファイナルギヤとホイールを連結しているドッグの部分が異状に摩耗している。メーター読みでは1万数千キロだが実際には10万km近く走っているのではないかと思われる。ドッグの1枚の歯の厚みが標準の1/3近くにうすくなっている。サイドカーがついているので、歯が欠けだしたら一気にいきそう、。今回は中古のファイナルギヤアッシーと交換した。


002. BMW R100RS 90年 走行5500km
 このRSは以前、軽い衝突事故を起こしヘッドカバー等を交換して特に異状がみられなかったのでそのまま走っていた。今回車検で片側からのみオイル洩れがするというのでバラしてみるとシリンダベースのOリングが入る部分で半周にわたり亀裂が入っていた。ちょうどOリングが入る溝の部分のためにそこからオイル洩れをおこしていた。アルミシリンダエンジンの場合シリンダーがエンジンブロックに入リ込む部分もアルミで一体にできていてOリングの入る部分の肉厚がうすくなっているので少しの衝撃でも亀裂が入ってしまう。


001. ハーレーFLH サイドカー 88年 走行42000km
 車検整備でフロントタイヤを交換する。新品のタイヤを組込みブレーキの整備をすませて取付けてからホイールを回してみるとゴロゴロとF・フェンダーに響くような音がしている。新しいタイヤがフェンダーの一部に当たっているかのような感じ。調べてみるとホイールべアリングが両方とも虫食いのようになっている。走行は42000キロだがサイドカーがついているため早く摩耗したのかも知れない。


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