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基本的な構想

 初段にはS/Nの良好な球を用いて、更に出力段を低いインピーダンスで強力にスイングすることによりシングルでありながら中低域にウェイトを置いた、エネルギー感のある音楽の再生を目指すことを基本的なコンセプトとしました。

 基本的には、5極ビーム管を3極管接続で使用したシングルアンプとします。前回製作の6CA7PP、前々回の6V6GPPと、プッシュプルアンプを立て続けに2台製作したので、今回はシングルの番(?)です。手元にたまたまタンゴ・トランスのXE20S(出力トランス)があったことも、シングルアンプを製作することになった理由の一つです。

 多極管の3結シングルアンプは、350Bシングルアンプを既に製作しており、シングルでもグリッドに十分なドライブ電圧をかければ、厚みのある、しっかりとした音を出すアンプが作れることは既に実証済みです。今回は、基本的には、この350Bシングルアンプの回路構成をベースとすることにします。ただし、B電圧整流部はダイオードによる整流回路を採用することにしました。

Block_Diagram
製作する本機のブロック・ダイアグラム


 出力管はKT66を使用します。初段にはEF86を、ドライバ段には12BH7Aをそれぞれ使用します。

KT66
KT66


EF86/12BH7A
EF86と12BH7A




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