バイク整備小ネタ集。

RF400R復活大作戦第二弾!このページでは「タンクキャップ清掃。」「オーバーフロー有無の確認。」「ハイテンションコード接点復活。」「センタースタンドの無い場合のチェーン給油。」「燃料コックのガソリン漏れ対策。」の5つを紹介しています。一つ一つの作業として見ると大したことはありませんが、ま、そこはアレです。小ネタ集ですのでご了承下さい(笑)。

タンクキャップ清掃。
タンク側から見た図です。タンクは重度の錆に侵されていたので中古品を購入したのですが、鍵穴の関係上キャップは再使用します。

錆をワイヤーブラシで綺麗にした後、内部のボルトをホームセンターで買ってきたステンレスの物に交換し、ボルトの錆びによる二次災害(タンク内側からの錆びや、キャブレターのつまりなど)を防止します。ちなみにキャップの真ん中にあるのが交換前のボルトです。

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オーバーフロー有無の確認。
棚みたいなのは使わなくなった衣装掛け。主に確認できるのはフロートとニードルバルブの良否などです。

キャブレターのセッティング中に一度オーバーフローしたため、近所の二輪ショップさんから画像のタンクを借りてきました。


プラスチックのコップとかはダメだと思いますよ。確認が済んだら、フロート室を満たしたガソリンを抜くためドレンに耐油ホース(100円ちょっと/m。安い!)を繋ぎます。

ちなみにこのドレン、並列4気筒用キャブレターの構造上、車体取り付け時は一番外側のプラグしか緩められないため、セッティング時は毎回エンストするまでエンジンを回していました。(ガソリンが残っていると取り外す時に漏れること漏れること…。)


画像は復活作戦第一弾の使い回しです…。さて。オーバーフローの原因ですが、ニードルバルブへのゴミの噛み込みだった様です。外側にばかり気を取られて清掃し忘れていたストレーナの内側がえらい事になっていました。…反省。

画像右側のオン側のパイプ内によく分からない物が詰まっておりまして、多分コレが流れ出て挟まったのだと思います。ストレーナをパーツクリーナ、キャブレターのフロートチャンバをキャブクリーナで掃除して一件落着。

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ハイテンションコード接点復活。
心臓止まりかけた…。スパークプラグの点検・交換時にプラグキャップを外す時の基本、「コードを持たずにコネクタを持つ」。うん、当たり前ですね。しかし、それを守っていても予期せぬ時に事件は起こります。

プラグを点検し終えてハイテンションコードを取り付ける段階でコードの取り回しをしていると…スポン。
・・・・・・「ぬ、ぬ、ぬ、抜けたーーー!!」(しかも変なところで。)


ふー、やれやれ。(←心もヤレヤレ。)ま、まぁ、なんです、おち、落ち着いて。落ち着きましょう。(お前がな。)以下管理人的対策。

@抜けたコードの先端部をニッパで5mm程切断する。(切りすぎると取り回しが辛くなります。)Aキャップ先端に力強く差し込んで、緩み・抜け防止にタイラップできつく締め上げる。
面圧的に、はみ出ない程度に幅広の物がよいと思います。今のところ、この方法で特に問題はなさそうです。

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センタースタンドの無い場合のチェーン給油。
これでもタイヤは浮いています。RF400Rはサイドスタンドのみで、後輪がフリーになるセンタースタンドが装備されていません。

後輪が接地しているため、チェーンへの給油(グリスアップ)はちょっとグリスを噴いてバイクをちょっと動かして…の繰り返しになります。そこで、手でタイヤ(チェーン)を回しながら給油する方法をレポートします。(省力化のつもりが返って手間が増えているという罠。)


給油作業をしているのは管理人のお父様なのですよー。@スイングアーム右側下部に、S.スタンドで停車状態のアームと地面間の距離より5cmほど長い塩ビパイプにL字状の切り欠きを入れたものを斜めにあてがう。Aパイプ下部を脚で押さえながら、バイクをパイプに載せるように右へ起こす。 BS.スタンド接地部に木片などを差し込む。

「一人じゃ出来ない」とか「ジャッキで上げろ」とかの苦情はスルーパスです。だってこのパイプ、一度作れば(多分)何度でも使えて(きっと)便利ですから…。

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燃料コックのガソリン漏れ対策。
まな板の上の…。はい、RF400R復活大作戦第一弾で少し触れた燃料コックです。第一弾では若干漏れ気味と書きましたが実際の症状は「オン・リザーブの切り替えに問題は無いが、オフの状態で少しずつ燃料がでてきてしまう。」という感じです。

こちらはまた室内作業なので、ホームセンターで買ってきたバットを使います。それにしてもホームセンター大活躍ですね。バットは食器コーナーにありました。400円しなかった気がします。


レバーを取り外しました。コックとレバーはコックについている出っ張りとレバー側の切り欠きで組み合わされています。レバー自体はネジで止まっているだけなのでさくっと外してしまいます。

ちなみに画像左側のホースが付いているのがオンの油路、下側がリザーブの油路、左側のホースの付いていないものがキャブレターへの油路です。


ホルダーも外して…。コックホルダーを外しました。ホルダーとコックの間にはコックを押し付けるスプリングが挟まっています(画面右上)。

リング状のOリングはまだ本体側です。ホース類が接続された状態での漏れは無いので、こちらの寿命はまだの様です。と言うより、Oリング単体での部品の注文は出来ませんが。(部品設定がコックAssyのみですので。…という事は非分解指定かも知れませんが、バックオーダー部品なので直すしかないのです…。)


…何か変な形(笑)。矢印の部分が削れているためリザーブとキャブレターへの油路が短絡してしまうようです。裏返せばいいや、と思ったら裏側も同様に削れていました。前オーナーも同じ目に遭ったのかも知れません。

対策として汎用ガスケットを追加して圧着力を上げて無理矢理油路を閉ざす方法を取りました。結果としては(言われれてやっと分かる位ですが)滲む程度には漏れてしまっているようです。あと、コックが固くなりましたね…仕方ないですが。

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