エンジンを掛けていると車体の下がガソリンまみれに(笑)。「ポタポタ」という感じではなく、蛇口をひねった様な漏れ方でしたので「フロートにゴミでも噛んだか?」とも思ったのですが、何だかそうでもなさそうです。「何番から漏れてる。」という感じでもなく。と、いう訳で。
「えーい、解体(バラ)しちゃえー。」
前に車検場に持ち込む直前に同じ状態になった時は、叩いたら直ったんですけどね(笑)。
シートを外したらシートサイドカウルを外します。グロメットで止まっているだけですが、かぎ状の部分がフレームの内側に引っかかりますので、外す時は変に引っ張らない様にして下さい。 そう言えば、最初、シートの外し方が分からなかったんですよねー、このバイク(笑)。
シートは、メットホルダが開くのとは反対方向にキーシリンダを回した状態でシート後方下側左右それぞれのレバーを下に引くと外せます。…画像が無い_| ̄|○ 。次はタンクの取り外しです。
タンク後方にタンクを固定しているボルトが2本ありますのでそれを抜きます。ついでに目障りなホース(ウォータードレン?)も外しておきましょう。クランプは、ずらしておくだけでも良いのですが、奥の方へスライドしていくと後々面倒ですので外しておいても結構です。フューエルレベルセンサのコネクタも外しておきましょう。
タンク左側下に燃料コックがありますが、サイズがイマイチ分からないので(…)小さめのアジャスタブル(モンキー)レンチでOFFにします。このコックは整備時にしか使わないものですのでRESはありません。取り付け時にONにするのを忘れない様に! フューエルフィルタの出口の部分でホースを抜きます。
タンクと車体の間ならどこでもいいんですけどね。キャブレター取り外し時のスペースを確保するためにエアクリーナケースを後へずらします。ケースの左右と、上側のボルト、計3本を外します。 左右のボルトはメインフレームのステーの上側(下側はシートレール取り付けボルトです。)、上側のボルトはタンク最後部に隠れていた辺りにあります。
エアクリーナケースとキャブレターを止めているインシュレータバンドを緩めます。キャブレター脱着時に曲げてしまうと面倒ですので、緩めたバンドはケース側へずらしておくか、バンド自体を取り外してしまいましょう。4本全て緩めれば(取り外せば)エアクリーナケースを後へずらす事が出来る様になります。 エンジン側のバンドは緩めるだけで良いです。
エンジン側はインシュレーターとキャブレター自体が噛みあって止まっているため、バンドを緩めた後は気合で引っこ抜いて下さい(笑)。割り柄等でこじる場合は自己責任で。スターター(俗に言うチョーク)ケーブルを取り外します。ケーブルを締め付けているボルトを緩めるだけで取り外せます。(ドライバーの使用はソケット等で緩めた後で!) 続いてスロットルケーブルの取り外しです。
10mmのスパナと知恵の輪的な要素をを駆使して取り外して下さい。ケーブルホルダ自体(右の画像で外している部分)を外すと作業が楽です。後はドレンホースやらエアベントホースやらを抜けばキャブレターを取り外す事が出来ます。ホース類は隙間を通すのが面倒なので、キャブレターごと外してしまうと後が厄介になります。…って、エアベント付いてるし(笑)。 注:このキャブレターのフロートチャンバーガスケットは紙タイプです!
今回は前回のオーバーホールから2ヶ月も経っていない状態でしたので問題なく外せていますが、古くなっているものは破れる可能性が非常に高いです(本体もしくはチャンバー側に部分部分で貼り付く為。)。フロートチャンバー取り外し時は事前に購入しておきましょう。フロートバルブにゴミが噛んでいる訳でも無く、フロートがパンクしている感じもありません…。 正確なサービスデータが分からないので取り敢えず一番低かった4番の油面にあわせてベロの調整。一番高かった2番との差がコンマ6mm位だった為、何となく無駄足っぽい気も…(泣)。俗に言うH寸法で合わせた後は、ドレンに透明なホースを繋いで実油面の測定を…したほうがいいと思います(笑)。←してないのか…。
秘密兵器登場。 GEL夫さんの実家の向かいの二輪屋さんから借りてきたフューエルタンクと管理人のお父様です(笑)。
…微塵も漏れて来ず。一先ずキャブレターは、問題無さそう。と言うか、そうであって欲しい。フューエルポンプが怪しい様な気がするんですよね…何となく。 ポンプの吐出圧力はフロートバルブのシャット圧未満でなければいけないのですが(そうでないとガソリンが垂れ流しになってしまいますので)、圧力が高過ぎる様な気がするんですよ。
指でホースの出口を押さえると暫く作動した後に止まりはするのですが、指を離した瞬間に大噴出するんですよ、ガソリンが。構造や単体での点検方法がよく分からないので何とも言えませんが…。(調べようよ。)仮組みして症状が治まったのを確認したら、(…結局何が原因か良く分からないので長距離走行等が怖いのですが。)外した部品を組み付けていきます。 別段特記する事も無いのですが、ワイヤ類の遊びだけはぼちぼち見ておきましょう。画像では分かり難いですが、ハンドルを左右に切ると遊びが変化しますので、張り過ぎず、緩過ぎずで調整します。私は遊びが小さい方が好きですが、その辺りはお好みで。
エアクリーナ側のインシュレータバンドは、ボックスをキャブレター側に押し付けながら、ボックス固定ボルトを取り付けた後に締めた方が確実だと思います。せっかくセンタースタンドで立っているのでオイル量のチェックでもしておきましょうかね。
んー、よし(笑)。(明確な結論も出ないまま)終わり。
取り敢えず作業後給油がてらそこそこ乗りましたが、今のところ大丈夫そうです。FJでは例が多い症状だそうですので、詳しい方がいらっしゃいましたら是非ともご教授願います。本当に。
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