エンジンを始動すると下のほうから「キュキュキュキュ…」と音が鳴るようになり、道行く人が振り返るほどの大きな音がするため、早急に対処する事にしました。
コースターのようなタイプの車はエンジンが最前席の真下にあるのため、室内からのアプローチとなります。この辺はボンネットタイプの車の方が楽ですね。(私見ですが…。) 作業の邪魔になるので運転席は外してしまいます。ボルト4本。さくっとね。
シートベルトのアンカー部分が座席のゴムリングに通っているのでコレを外します。 座席を持ち上げてから気付くとかなり切ないですよ?←こういう書き方だと今までは「私もやりました。」みたいな流れでしたが今回はやっていません(笑)。えっへん。
ほろーん。 道行く人の眼差しが痛い…。ちなみに座席横の赤い棒の様なものは発炎筒です。座席に2本と車内にあと3本用意してあります。…そんなに使うのかなぁ。
かなりすっきりしましたね。ちなみにすっきりしたというのは管理人個人の感想です。人によって効果に差があります、なんてTVショッピングみたいな事を言ってみる。…? ここからが本題。相変わらず前置きが長いですね。
整備書が無いので規定の張りは分かりませんが、どう甘く見積もっても緩みすぎです。上からしか写真が撮れないので分かりにくいとは思いますが、軽く15mm以上ストローク(って言うのかな?)しました。 目標は10mm前後です。
オルタネーターには2本の固定ボルトがあります。(張り調整をボルトで行なうタイプと以下の作業のように外力によって行なうタイプの2種類に大別されますが、固定ボルトの数は概ね2本のものが多いと思います。) ここでは回転の軸になる下側のボルトをラチェットハンドルでそこそこ回せる程度に緩めます。絶対に抜いてしまわないで下さい。
下側は手探り作業になります。触って確かめながら効率よく作業しましょう。回転の軸になる下側のボルトを緩めたので、次に位置を決めている上側のボルトを緩めます。上手い例えが出来ないので伝わりにくいかもしれませんが、下側のボルトがドアのヒンジ側、上側のボルトがドアの取っ手側に位置していると思ってください。 要は下側のボルトを中心に上側のボルトが円周上を移動するわけです。ちなみに後々締める時のために2本のラチェットハンドルを使っています。(よく見ると下側のボルトに差しっ放しなのが分かると思います。)
スピンナーハンドルなどの長くて硬い棒状の物を使ってエンジンブロックを支点にして、てこの原理でオルタネーターを張り方向に動かし、それを維持したまま上側のボルト、下側のボルトの順に固定します。 今回は要らなくなった物干し竿を使いました。オルタネーターのハウジングは柔らかいので細心の注意を払って作業して下さい。エンジンブロックは硬いので大雑把でも大丈夫です(笑)。
外したものを組み付けてお終いです。ベルトの鳴きは見事に収まりました。
作業トップへ… 戻る!