つぼみの長さは全体で7〜8cmほど 竜舌蘭のつぼみの内部
開花前は、つぼみの中に6本のおしべが折りたたまれて入っている。
おしべは、花糸と葯(雄しべの一部で、花粉をつくる器官。被子植物では花糸の先端に生じ、二個の花粉嚢(のう)からなる)の2つの部位からなる。 開花時のつぼみの内部
黄色のおしべの葯が伸びおしべが枯れる頃
薄き緑色のめしべが伸びる。
開花時直後はおしべの葯は花粉を出しておらず、花粉嚢が避けて花粉が出る。 花が終わり出来たばかりの種。
◆花軸の長さ20〜25cm
◆一軸の重さ300g〜大きいもので460gほどであった。
◆茎の長さ根元から花上部の最先端まで約5m10cmであった。
まとめ
 2003年4月25日頃竜舌蘭が枯れてしまいそうなことに気づいた。その後5月の連休中にアロエの巨大化したような葉の間から花茎が伸びだしていることに気づいた。竜舌蘭について調べてわかったことだが、下方の葉が先端部分から徐々に枯れ始めていると葉の栄養分を葉の基部に送り、開花の準備をしていることらしい。花茎の伸び方は竹の子のような勢いでグングン伸び、1か月半ほどで4mくらいの高さにまで達しその後徐々につぼみがふくらみ始めた。
 花のつぼみの形となりだしてから開花するまでは1か月以上かかり開花してから花が終わるまでは2週間ほどであった。台風というアクシデントにみまわれて転倒してしまい、花軸が折れてしまったため満開の花を見ることが出来なかったのは残念であった。
 英語ではセンチュリー・プランツと呼ばれ、一世紀に一度だけ咲いて枯れてしまうといわれている竜舌蘭は実際には日本では30年から50年に一度開花するそうだ。何度も見れる花ではないと思うとこの巨大植物はその開花までの勢いはとても勇ましく、まっすぐに空に向けて茎を伸ばして行く様はまさに感動的であった。
 本堂前にはこの竜舌蘭の他にもう一株ありその根元には枝分かれしたものがあり植えなおしてその成長を見守っていきたいと思う。

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