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    立教181年(平成30年)7月18日発行 第304号
    婦人会静岡支部活動目標

天理教婦人会創立110周年に向かって
静岡支部活動目標
「身近な人に信仰の喜びを伝えましょう」

 婦人会では、日々に道の台として、親神様のお望み下さることは何かと思案し、談じ合いながら、成人の道を歩ませて頂いております。
 日々の心の持ち方について教祖は、
「やさしいこころらなりなはれや」
「くせ性分をとりなはれや」
「人をたすけなはれや」
と仰せになり、更には、
「菜の葉一枚でも粗末にせぬよう、物は大切にしなはれや。生かして使いなはれや。すべては神様からのお与えものやで」と仰せ下されています。
 また、今から6年半前の、教祖130年祭活動における諭達第三号では、「おたすけは周囲に心を配ることから始まる。身上・事情に苦しむ人、悩む人があれば、先ずは、その治まりを願い、進んで声を掛け、たすけの手を差し伸べよう。病む人には真実込めておさづけを取り次ぎ、悩める人の胸の内に耳を傾け、寄り添うとともに、をやの声を伝え、心の向きが変わるようにと導く。更には、共々に人だすけに向かうまでに丹精したい。」とあるように、おたすけは難しいことをするわけではなく、まず、自分でもできることから始めて、だんだん自信がつきましたら、お言葉通りに実践させて頂くというものでした。
 これを受けて、大教会長様より、一手一つに活動できることとして、「100万件にをいがけ」のお打ち出しがあり、教祖130年祭までに、見事に100万件を達成することができた事は、皆様の強く記憶するところと思います。
 私たち婦人会員は、大教会長様のお打ち出しを実践させて頂き、人を導く上で、いろいろな事を学ばせて頂きました。
 にをいがけ・おたすけをすることが苦手と言われる方でも、あきらめず、にをいがけ・おたすけができる心になるよう、神様にしっかりお願いすることから始めさせて頂くことが大事でした。
 また、日頃から、にをいがけ・おたすけにおいて、気軽にお話しができるように心掛ける必要があります。
 次に、おたすけをする基本姿勢ですが、相手に寄り添い、共に生きる姿勢が大事です。相手の話を十分聞いてあげて、相手の気持ちになって、たすかって頂きたいという心でお話をすることが大事です。
 さらには、おたすけにおいて神様にお働き頂くには、「つとめとさづけ」をしっかり実行することと、「つくしはこび」といった、伏せ込みによる理作りをしなければならないことも忘れてはいけないと、思わせて頂きました。
 教祖130年祭活動は、100万件にをいがけ達成と共に、大勢の別席者と、大勢の方が御守護頂戴しました。私たち婦人会静岡支部としても、心の成人と、大きな自信をお与え下さったと思います。  年祭を終えて、真柱様の神殿講話に「教祖130年祭をつとめ終え、これからの歩みを思案するとき、何にも増して道の将来を担う人材を育成する必要を強く感じるのであります。特に陽気ぐらしの世界建設のために立ち動くよふぼくを育てること、増やすことに力を入れなければと、思うのであります」とお話し下さいました。
 真柱様のお言葉を受けて静岡大教会では、昨年の2月18日の月次祭後、教会長子弟育成研修会が行われ、本部で作成されたビデオと小冊子「親の心得」をもとに、ねり合いも行われました。
 大教会長様は、「今のお道の現状として、自分の子弟ですら信仰が伝わっていない家庭が増えているように思われます。世の中が豊かになり、物やお金で物事を判断するようになり、また、親子兄弟の絆が薄れていることも大きな要因であると思う」と、よくお話しされます。
 このような状況を何とかしていきたいと考えたときに、婦人会長様から「110周年記念総会には、100万会員を目指した真実の歩みをご報告頂けるよう、婦人会員お互い励まし合い、勇ませ合って、1人の会員が2人の新たな会員を御守護頂けるよう、にをいがけ・おたすけに励みましょう」とお言葉がありました。
 婦人会静岡支部では、婦人会長様の思いを少しでも心に納めさせて頂き、少しでも成人させて頂きたい。そして、静岡支部が、この活動を委員部長をはじめ、婦人会員が同じスタートラインに立ち、活動していけるようにとの思いから、婦人会総会の婦人会長様のお言葉を毎日拝読させて頂いております。
 2年後の婦人会創立110周年に向かって、1人の会員が2人の新たな会員を御守護頂き、100万会員を目指したこの活動を、静岡支部ではどのようにさせて頂ければ良いのかを何度も話し合って参りました。
 誰にでも出来る活動、勇んで出来る活動で、そして大教会の活動を支えるものとして、静岡支部の活動目標は「身近な人に信仰の喜びを伝えましょう」です。
 おさしづでは、「道というは、小さいときから心写さにゃならん」(明治33年11月16日)と仰せられていますが、子供に信仰をもってもらうには、小さな頃から信仰的な導きが必要です。また、親自身の日々の通る姿勢が大事であるということです。
 また、「をやという理は可愛い理に育てばどんな所でも育つ。親と成りて育つるは可愛い理以って育てるよう」と仰せられているように、人を育てるにはどんな人であっても本当の親のように常に愛情を持って丹精を続けると、いつか思いは伝わり信仰するようになるということです。
 どうか、年祭活動で、にをいがけ・おたすけを100万件達成した経験と勢いを生かして、一手一つに結び合い、ご家族、親、姉妹、子供さん、お孫さん、お友達など、身近な人に、日々温かい言葉、勇んだ言葉、喜びの言葉、つなぐ言葉で、根気よく信仰の喜びを伝え、1人の会員が2人の新たな会員を御守護頂けるよう、皆様と共に歩ませて頂きたいと思います。

静岡支部長 松浦由紀子 

松浦由紀子支部長