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    立教181年(平成30年)3月18日発行 第302号
    一面挨拶

道の将来を担う人材の育成

本部春季大祭(平成30年1月26日)
本部春季大祭(平成30年1月26日)
 春の日差しが、とても有難く感じられる季節となりましたが、如何お過ごしでしょうか。
 暖かくなり、いよいよ実働といったところですが、これからの活動については、昨年の7月26日に、かんろだいが倒されるという節をお見せ頂き、我々よふぼくとして、倒した人が悪いとするのではなく、我が事としていろいろと思案させて頂かなければなりません。
 そのような中、真柱様より、次のようにお示し下さいました。
 かんろだいは、六角形の檜を十三段積み上げたものであり、倒れた時、それぞれを繋ぐほぞが壊れて、建て直すことができなかったため、親神様は、繋ぎということと、一手一つということが欠けているとお諭し下されたのではないかと仰せになりました。
 今の本教を考えた時、親から子へ、子から孫へ、しっかり道が繋がっておらず、少年会、青年会、女子青年会、学生会、婦人会など、それぞれは一生懸命やっていても、十分に人材が育っていないのは、各会の繋がりが欠けていて、一手一つになっていないからではないか、ということであります。
 今本教では、人材育成という目的をもって活動しており、昨年より3ヵ年を仕切って教会長子弟育成プロジェクトや、後継者講習会、静岡大教会においても教会長子弟育成者研修会を行いました。
 また、二代真柱様がお出直しされて50年が経過し、その御功績は教典、教祖伝などの教義書の編纂であり、我々がしっかりとした教理を学び、さらには人にも伝えていけるようにして下さいました。人を育てるには、まず、自らが教理を学び、教祖のひながたを思案して心の成人をする努力が必要であります。
 そこで大教会では、二代真柱様が編纂して下された教典を、もう一度皆さんで一から学ばさせて頂き、心機一転、これから勇んで通らせて頂きたいということになり、月次祭の日に、第一章から十章までを、一章づつ講習会をさせて頂いております。
 どうか親神様、教祖にお喜び頂けるようなよふぼくとなれるよう、努めさせて頂きましょう。

立教181年(平成30年)3月18日      
静岡大教会長 松浦一郎