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    立教173年(平成22年)10月18日発行 第258号
    一面挨拶

静岡大教会創立120周年に向けて
平成24年7月8日記念祭執行

おてふり講習会(平成22年9月18日)
おてふり講習会(平成22年9月18日)
 猛暑の影響もあり、なかなか涼しくなりませんでしたが、10月に入りさすがに秋本番となりましたが、如何お過ごしでしょうか。
 先月は、祖霊祭が国々所々で勤められ、先人の残された功績やお徳を偲んで、我々もその苦労を無駄にしないように、心して通らせて頂く決意をされた事と思います。
 さて、10月は立教の元一日となる天保9年10月26日を祈念して、大祭が勤められます。約束の年限の到来と共に、親神様が、教祖を社に、たすけ一条の道をお始め下された事により、私達人間が、陽気ぐらしをするのを見て神も共に楽しみたいという、神人和楽の陽気ぐらし世界の実現を目指して通らせて頂いております。
 それでは、陽気ぐらしの境地を体感されているでしょうか。
 人間は生きている限り、楽しい事もあれば、辛い事もあります。その中で、常に喜んで通らせて頂く事は、なかなかできないものです。
 仏教では、あの世に極楽があると言われます。この世が苦であり、生まれ変わり出変わりの苦から逃れて成仏できれば、始めて極楽浄土に行けるのであります。
 これに対し、お道では、ここはこの世の極楽やと教えて頂いています。教え通りに生きていれば、誰でも陽気ぐらしの境地が体感できると言われるのです。
 人は神にも仏にもはなれません。神仏のような存在になる事もありません。たとえ、亡くなったとしても、一旦は親神様の元へ魂は抱かれますが、やはり親神様の子であり、また、新しい体を頂戴して人間世界に戻って来ると教えて頂いています。
 私事ですが、先日、親神様に素晴らしい体験をさせて頂きました。あの世が素晴らしいのか、この世が素晴らしいのか、という真の答えは、やはりこの世でありました。
 生かされている喜びを胸に、通らせて頂きましょう。

立教173年(平成22年)10月18日      
静岡大教会長 松浦一郎