第3回おたすけ勉強会
平成22年6月18日
講師 相原清大教会役員
相原先生は、若年にて死をも覚悟した身の上から、世をはかなみ、仏門に入る事によって、いわゆるあの世である極楽浄土を目指し、煩悩を捨てきる道を選ばれたが、ある時、天理教の教えを聞き、「かしもの、かりものの理」、「ひのきしん」の教えから、「生かされている喜び」、「働ける喜び」に心から感動し、あの世ではなく「ここがこの世の極楽や」といわれる由を悟り、今日まで求道の精神で通られてきた方である。
そんな信仰信念を持たれている相原先生は、「おかきさげ」では、「それ世界なるほどという。なるほどの者、なるほどの人というは、常に誠一つの理で自由という」とあるが、「なるほどの人」という事にテーマをしぼってお話しをされた。
今世の中は、人から何を言われようとも気にせず、我が身勝手な心使いばかりで、悪い事が起きても自らの通り方を反省せず、常に回りの責任にして権利主張を繰り返し、物金こそが幸せにしてくれるといった風潮がある。しかし、相原先生は、「物金では人は助けられない」、「国会では国は治まらない、神の道によってのみ治まる」と熱く語られた。
その後、6、7人制の班別にて、それぞれの信仰を振り返りながらねりあいをさせて頂いた。おかきさげは、一生に一度だけおさづけの理を拝載した時に戴ける「おかきさげ」の中に書かれている「おさしづ」であり、御神言である。われわれよふぼくにとって、とても大切な通り方が書かれている。さすがに、皆さん日々神様の思召を思案して、「なるほどの人」と言われるように通られているだけあって、真剣な話し合いとなった。