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    立教170年(平成19年)9月25日発行 第233号
    一面挨拶

神殿落成の喜びを創立120周年へ
12月26日大教会長任命お運び
平成20年2月17日就任奉告祭

天理教婦人会静岡支部第34回総会(平成19年6月8日 静岡大教会)
天理教婦人会静岡支部第34回総会
(平成19年6月8日 静岡大教会)
 大教会の7月月次祭は、大教会神殿に於いて鳴り物の調べに心を合わせ、一手一つに座りづとめにつづき十二下りのておどりが陽気に勇んでつとめられた。
 例年なら大教会世話人諸井慶一郎先生が御巡教下され、親しく神殿講話もおつとめ下される予定であったが、先生のご都合でご来会いただけず、急遽、大教会長様が神殿講話にお立ちくだされた。
 大教会長様は、「この月に話したいことがあったので、丁度良い機会をお与え頂いた」と前置きされ、次の塚へ向けお道全体が動きだしたこの旬に、「大教会長の職を後継者の一郎さんに変更させて頂きたい」と。そうして、12月の本部月次祭祭典後の事情お運びに願いでられることを、公にご発表下された。
 この件については、既に6月4日、大教会役員会議において発表があり、その後7月10日、大教会長様、一郎様同道のもと、真柱様にご面談なされ、ご内諾もいただかれたことなど報告があった。
 続いて、ご自身が大教会長職に就いた当時をふりかえられ「父である前会長様のお出直しと言う予期せぬ事態の中に事が運ばれたが、今回は、私が元気なうちに会長職を譲ることになったことには、ひとしを感慨深いものがある」との事であった。
 また、前会長様の思いを先輩先生方が受けられて、31か所の新設教会をご守護頂かれ、一応、大教会と言う大きな理を頂いたが、内容はすべてが未完成そのものであった。そんな中、「お屋敷整備」と言うぢばの声、親の声を受けられて、詰所の移転地捜しが始まった。
 ようぼく数も少ない静岡の力では完成できるか不安であり、心配の種でもあったが、
「できるから、やってごらん」
と、おやさまが胸のうちにお聞かせ下さり、そのお言葉に心も定まり部内一手一つになってつとめさせて頂き、無事完成させて頂けた。13母屋のふしんについては、いつまでも忘れられない大きな喜びであった、と。
 そうして、一つ一つ体制を整えていくことが前会長様を初め先輩先生方の御霊様にお喜びいただく道であろうと、ひたすら歩まれた41年の道中を振り返えられた。
 また、静岡分教会設立以来、歴代の会長様が思い念じて通られた神殿本ぶしんについても、
「戦火に焼かれた後、旧神殿を始め、付属建物や鉄筋コンクリートの神殿が次々と建てられていきましたが、それ等建物は老朽化し、予想される東海地震に耐えられるかどうか危ぶまれる状態になってきましたので、この際神殿の向きもおぢばに向け、総合的に建て替える事にして、打ち出しました。
 このふしんは静岡大教会の力をはるかに超える大ふしんであることは承知の上で、この旬をはずしては今後建築の旬はないと決意して取り掛かったふしんです。幸い皆様の心も次第に一つになり、
心のふしんを通して  形のふしん
形のふしんを通して  心のふしん
おたすけの喜びを通してふしんを完成させて
いただきましょう
を、スローガンとして歩む中、神殿ふしんも無事完成され、真柱様のお入り込みを頂いて盛大に落成奉告祭も執り行う事が出来た。
既に三年の歳月も流れ、昨年は教祖120年祭も勤められ、この1年は教祖年祭の年として、おぢばは未曾有の帰参者で賑わいをみせた。そして今年の春には、次の塚である、教祖130年祭に向けての諸活動が発表され、お道全体が次の塚に向け始動したこの旬に、静岡も一丸となって進ませていただけることの喜びを感じる」
と、述べられた。
 大教会長様は、神殿講話の締め括りに、「後継者の一郎さんは、全身全霊をもって大教会の一番番頭として、それに付き添う由紀子さんも会長夫人としてお通りいただくと思います。私は万能であれとは願ってはいません。人間のやることには限界がある。だからこそ、二人がぢば一条、神一条、つとめ一条で通り、皆さん方に心を注いで通れば、必ずや「新しい会長さん」と、立てて通って下さると思います」と、新会長の心構えを、親心溢れる思いで結ばれた。