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    立教169年(平成18年)8月18日発行 第228号
    一面挨拶

神殿落成の喜びを創立120周年へ
道の子弟につながる信仰を

天理教婦人会静岡支部第33回総会(平成18年7月8日)
天理教婦人会静岡支部第33回総会
(平成18年7月8日)
 真夏の暑い最中、こどもおぢば帰りが無事盛大に行われ、子供達を引率されたスッタフの方々には、本当にお疲れ様でした。親神様、教祖もさぞやお喜びの事と思います。
 さて、全国各所でもその地域における伝統の夏祭りや、花火祭りが行われておりますが、その目的や起源とは如何なるものでしょうか。日本には四季折々の祭りがあり、春祭りや秋祭りはその年の豊作祈願として行われるのに対して、夏祭りは本来の目的が違うようです。
 1200年ほど前の平安時代に、それまでの小さな集落的な生活様式から都市型の人口集中型へと変わり、文化面では絢爛たる王朝文化が花開き栄華を誇りながらも、夏になると上下水道やトイレの排水などの整備が完備していないため、伝染病が多発し人々を苦しめ、祟りとして人々は恐れたようです。この崇りを鎮めるために始まったのが夏祭りの起源ということになりそうです。
 最初は御霊会として始まりその後、祇園祭、天神祭といった夏祭りに変化し、各地に広がり各地の行事として定着していきました。夏祭りは神賑行事であり、生産守護、疫病災厄守護、収穫祈願、梅雨・台風払いなどの意味がこめられているそうです。
 これに対し、本教最大行事であるこどもおぢばがえりは、夏祭りとは違ったものであり、信仰の喜びを子供にも伝えていくことを目的としております。ただ連れて行くだけでなく、まだ素直な心である大事な時期に、親神様、教祖の御教えも無理なく少しずつ身に付けさせていかなければなりません。
 縦の伝道が本教のこれからの最大のテーマであり、これからも絶え間なく少年会行事を行うだけでなく、生活習慣の中で無理なく自然に信仰が身に付くように努力させて頂き、将来を担うようぼくの金の卵としてしっかり育てさせて頂きましょう。