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5  vol.40 どうする家康
2022.10.24 Mon.
 来年一月より放送されるNHK大河ドラマは嵐の松本潤さん主演の「どうする家康」です。徳川家康公を描いた作品としては二十三年ぶり、単独の主人公では四十一年ぶりとなります。大河ドラマ六十二回の歴史の中で約四割に上る二十五作品に登場、最多の登場回数です。若手からベテランまで個性豊かな名優が演じてきましたが、家康公は主役・敵役・脇役と何でもこなす戦国大河ドラマに欠かせないオールラウンドプレイヤーなのです。ちなみに二回演じた役者は寺尾聡さんと津川雅彦さんです。
 家康公は三河国岡崎に生まれ、今川氏の人質だった「幼年時代」、五ヵ国の太守としての「壮年期」、大御所政治の舞台となった「最晩年」と七十五年の人生で最長の約二十五年を駿府(現在の静岡市)で過ごしました。
 駿府に城を築き戦乱の世を平定した家康公は、戦の旗印に「厭離穢土欣求浄土」(争いの世界を離れ理想の世界を実現する)を掲げ、大坂夏の陣の後に年号を元和と改めて「和」の時代の到来を宣言しました。七十五年の生涯をかけて礎を築き上げた「世界史上例をみない平和国家」、「究極の循環型社会」、「文化の熟成期」はその後二百六十年にわたり続くこととなりました。
 初夢の縁起物としてお馴染みの「一富士、二鷹、三茄子」は、家康公が好んだ駿河の名物と云われています。@心洗われる富士山の眺めA領地掌握と運動を兼ねた鷹狩りB三保で採れた滋味深い折戸茄子、は天下人の家康公にあやかって広く知られるようになりました。またお茶を好んだ家康公は駿府の城下町にお茶の取引を専門とする町を誕生させ、現在の「茶町」となりました。
 静岡市では家康公の一生がわかる「静岡市歴史博物館」を駿府城内に新築開館して大河ドラマを盛り上げます。お出かけの際はぜひお立ち寄りください。
 今年も残り僅かとなりました。創業百六十年白銀屋自慢の「やぶ北深蒸し茶」を飲んで良い年を迎えて素敵な初夢をご覧ください。


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