1.朝型であれ
邱永漢氏のかつてのベストセラーに「朝は夜より賢い」というテーマがありました。まさしくフレ
シュな朝の活用が、人生を左右すると言っても過言ではありません。
朝のスタート、一日の行動の前の充電が、変化の時代を生き抜くのにどれほど強力な基盤と
なるか計り知れません。そのために妻も協力して早く起き、夫の充電の環境づくりを手伝うこと が必要です。
1.プラス発想
人はどうしても、先を思うときは悪い方向に考えるのが自然。自分の意志を切り替え、物事全
てをプラスに挑戦できる人生に切り替えた方が、どれほど活路が開かれることでしょう。夫婦信 頼しあってプラスに行動することが、家庭生活を円満にする基となります。
1.感謝の心
周囲の協力、調和により、この世に生かされているという感謝の気持ちを常に持ちつづけるな
らば、対人関係もうまくいき、トラブルのない明るい人生が送れることは必定。
この「夫を成功させる3原則」は、中小企業経営者の生き様にあてはめてみると、共通する点
が多いのではないでしょうか。
朝の早い経営者のところに倒産の例は少ないといわれていますが、率先垂範が要求される
中小企業のトップには、特に朝のスタートの充電、余裕を持った行動が大きなリーダーシップ に繋がります。
目標を立て、日々プラス発想で積極的に取り組んでいる人に、成功のチャンスは圧倒的に多
く訪れます。いつも環境の悪さを憂い、悲観論ばかりで包み込んでいる経営者の周囲には、明 るさ等はとても出てくるものではありません。
感謝する心は、企業が順調であればあるほど忘れてはなりません。ちょっと成功を味わうと、
自分の力だけを過大評価してしまいがちですが、多くの助けや運等の要因を忘れず、謙虚に 感謝の気持ちを持ちつづけることが大切です。
素直な心が重要といわれますが、これも感謝する心が欠けていては持つことができません。
気持ちの良いお世辞ばかりを耳にして、一人嬉しがっていると、見えない落とし穴にはまりつつ あることに気が付かず、ある一つ全実情に落胆するという例は、数多くあります。
企業は生き物で、特に中小企業は環境要因に左右されることが大きいものです。自然の流
れに身を任せてばかりではいけませんが、身の回りのことに感謝し、プラス発想で、心に余裕 を持ちながら経営に携わることが、不透明なこの時代に特に必要なことだと思います。 |