いはらきどう      しゃりょう
庵原軌道の車輌
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 庵原軌道は敷設工事当初、馬車鉄道とする案もありましたが西ヶ谷氏の意思により蒸気機関車が走るようになり、 蒸気機関車、客車、貨車が3輌づつ活躍していたようです。
 しかし、ほとんど写真が残っていないため、譲渡先での姿や、他社で活躍していた同系の車輌、 さらに、残されている数値データを基に想像図を作成しました。
 誤りがあると思いますが、詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。

蒸気機関車1号〜3号

蒸気機関車1号〜3号
 ドイツ「コッペル」社製の小型の蒸気機関車です。
 開業時に3台用意され客車や貨車の牽引に使用されました。

「甲」型客車

「甲」型客車
 34人乗りの「庵原軌道」では最も大きい客車でした。屋根の上の筒状の出っ張りは、 この中に灯油ランプを吊るし、車内の照明に利用したものです。

「乙」型客車

「乙」型客車
 上記の「甲」型より少し小型の26人乗り客車でした。2輌活躍していました。
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■庵原軌道 車輌データ
形式名 形式名 番号 最大寸法 仕様 製造
蒸気
機関車
《形式不明》 1〜3 3,724×2,360×2,431
(長×幅×高 単位
mm
4t4輪連結タンク機関車
気管径:120mm
固定軸距:800mm
動輪径:450mm
1911年10月
ドイツOrenstein and Kopper AG,製造
ボギー
客車
「甲」型 《不明》 24'-8"×5'-0"×9'-10" 4輪貫通式ボギー木造車
ボギー中心間距離13'-0"
車輪径:18"
大正2年4月
大日本軌道鐵工部
「乙」型 《不明》 20'-8"×5'-0"×9'-10" 4輪貫通式ボギー木造車
ボギー中心間距離10'-0"
車輪径:18"
大正2年4月
大日本軌道鐵工部
無蓋
貨車
《形式名不明》 《不明》 19'-8"×5'-0"×5'-7.5" 4輪2枚側ボギー無蓋木造車
ボギー中心間距離10'-0"
車輪径:18"
大正2年4月
大日本軌道鐵工部

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