ラジオ・シャック

擬似空中線回路網の製作

(画像をクリックすると拡大して見ることができます。)

擬似空中線回路網を製作しました。これはラジオの性能を定量的に測定するとき,ラジオを実際にアンテナに接続して動作させた状態を再現するように標準信号発生器(SSG)と測定するラジオの間に入れるアンテナの代わりになるものです。
受信用空中線(アンテナ)の等価回路はアンテナの形状,長さ,受信周波数によって異なりますが,真空管ラジオに適用できる標準的なモデルとしては下記のようなものがあります。
(参考)擬似空中線回路網の例
今回は現在のJIS規格に準拠した物を製作することにしました。製作した擬似空中線回路網の回路図は次のようです。
擬似空中線回路網の回路図(PDF 106kB)


擬似空中線回路網の外観
ケースはアイデアル(摂津金属工業)のユニバーサルケース:SB−3を使いました。入出力はBNCコネクタとしました。
構造図は下記のドキュメントをご覧ください。

擬似空中線回路網の外観構造図(PDF 44kB)


擬似空中線回路網の内部構造
擬似空中線回路網の内部です。4Pの平行ラグ板にLCR類を配置した,簡単な構造です。
SSGをこの回路網のINPUTコネクタに接続するとSSGの起電力(開放出力電圧)が半分になります