(このページは僕の使っているフォトショップLEに準拠して話を進めます。)
新規レイヤーを使うことで、影や砂煙は簡単に作ることができます。また、レイヤーなので移動や削除も手軽にできます。 砂煙は比較的簡単で、サンドイェロー系のレイヤーを、透明度を下げて張り付け、 戦車の周りだけ残すように消しゴムや領域選択で削ればできます。 キャタピラの周りだけもう一層重ねれば、さらに質感が増します。
難しいのは影で、「地面の凹凸が激しい」「光が斜めから差している」「画像サイズが大きい」などの条件下では、 かなり苦しみます。本家フォトショップの「自由変形」さえあれば何とかできるのですが、 たかだか影をつけるために10万円は払えません。 という訳で、何とかしなくてはいけませんが、これだけは、数をこなして経験を積むしかありません。
ただし、誤魔化しの技はあります。「レイヤーの重ね」と「選択領域のエッジをぼかす」の複合技です。 これらは共に、境界線をあやふやにするためのもので、やりすぎるとリアリティが失われますが、どうしてもの時には便利です。 (注:影の部分がイラストっぽくなります。)
(2002.5.19)最近はやっとレイヤーの種類を変える方法も使えるようになりました。コントラストがきつくなりすぎる弱点もありますが、 おおむね良好です。その時そのときで使う種類が違うので、これだ、と言うわけにはいけないのですが、 「乗算」「ソフトライト」などを使っています。レイヤーの種類を変えることによって、 単に透明度を下げて黒いレイヤーを貼った時よりも自然な感じで影が出来ます。
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