NYARGO's TAIL

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フジミ3号製作記

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■はじめの雑感(02年12月23日)

前説: 予定では次に作ろうと思っていたのは田宮のT55Aでしたが、 予約を入れておいた某模型センターから連絡がいっこうに入ってきません。 忘れられたかな?正月を無為に過ごすのは勿体ないので、先日上京してユザワヤで買ってきた模型を先に作ることにしました。 T55の方に関しては、某モケセンにクリスマス商戦が終わって一息ついて店側にもゆとりができた頃に、連絡してみることにします。 (お正月商戦が始まっていたりして…。)

選んだのは、1/76スケール フジミ製ドイツ3号戦車です。
キットにはフィギア一体が付属していました。しかしなんともマッタリとしたフィギアです。 そのままでは使えそうにないので上手いことパテ盛りしていきたいです。 模型のサイズが1/76ということで、車長以外は手作りになりそうです。 探してはみますが…。3号といえば僕の中でのイメージは、砲塔の両サイドからクルーが上半身を乗り出して いるシーンしか思い浮かばないので、ジオラマCGも是非そういったものに仕上げたいと思っています。

キット車体上部の画像です。車体上部に全く突起がないのが気になっていました。 家に帰って資料を確かめたところ、写真では砲塔前面辺りに弾よけのガードがありました。
僕の持っている資料によると、M型は、J型車体の潜水能力を高めたもので、車体後部のダクトに特徴がある、 ということらしいのですが、そのような部品は見あたりません。まさかシュルツェンがついているからM型です、 というようなことではないと祈りたいのですが。おそらく完成時には「M型」では無くなっている可能性大です。 もしかしたら、弾よけレールも渡河能力向上のために削られているのが正しいのかもしれません。 とにかく資料不足(シュルツェンに遮られて、画像資料がほとんど役に立ちません)がつらいです。
次の日に部品チェックをしてみたところ、組み立て説明書には載っていない部品(No.51)がありました。 おそらくこれが、M型特有の排気ダクト延長用部品と思われます。しかし、そうすると、純正の排気管がありません。 謎です。3号のリア周りの鮮明な写真を探して旅をせねば。ネット上にアップされていると良いのですが。 (その後上記延長ダクトの部品もキットに含まれていることが判明しました。組み立て終わってから 余った部品の中にそれらしきパーツを見つけました。)

box kit body

■塗装

仮組みの後、塗装に入る予定です。以前お友達の凡太郎さんのサイトで、 こちらは田宮の3号でしたが、かなりイケてる色味のものがアップされていました。 オレンジよりのダークイエローを使っておられまして、これが3号によく似合っていたんです。 そこで、同じような調合で…とも思いましたが、せっかく同じものを作るなら、 全く違う色にしてみるのも勉強か、と考えました。いったん陰影用の白と黒の下地塗りを施した後、 クリーム色に近いダークイエローを重ねてみることにしました。

■製作雑感

キットはM/N型ですが、L型を目指して作り始めました。いざ作り始めてみると、最初に気づかなかった幾つかの点がありました。

先述の車体上部にあるはずの砲塔用防弾レールの他に、クラクション(?)等備品、車体サイド部分下部にある六角形の鉄板。 車体底面はエンジンを打ち出すために中側にへこんでいます。下からのアングルで写真を撮るとバッチリへこみが写ってしまいます。

おまけのフィギアがペリスコープにはまらない点も気になりました。 何とかはめ込もうとニッパーで削って車長用ペリスコープにおさまらないかと試行錯誤しました。 しかしそうこうするうちに、あわれ「首だけ」になってしまいました。パテで体全部を作り直すはめになりました。

模型が小さいので、車体はランナーについたままで組み立てと塗装をします。車体底部は極薄のプラ板を貼り付けて穴を隠し、 フェンダー裏の備品による穴はポリパテを使い埋めました。(セメントパテが切れていたため)
kit kit kit

■L型のリア周り

プラ板とジャンクパーツからある程度、形状修正をしてあります。 製作上、最も困った点は車体後部の「排気管」でした。L型の排気管の資料が手元になかったのです。

M型の場合、渡河能力を向上させるためにマフラーは通常の3号よりも上部についています。 キットにもマフラーとエンジンからのダクトのパーツはついていました。形状もほぼ正しそうです。 (ただし取り付け方が説明書には載っていません。)

今回は、L型をイメージして作成しましたから、L型の排気管のとりまわしがわからないままでヘタにはいじれません。 資料が比較的多かったL型でしたが、背後写真は手に入らなかったため結局のところここにはあえて手を付けるのを止めました。 しばらくは、まるで「エンジンのついていない戦車」の様な状態で置いておきます。わかりしだい取り付ける予定でいます。 ポピュラーなマフラー形状(車体後部の下側から2本出し)だと良いのですが。

また参考までに、部品番号60番は(説明書には載っていませんが)砲塔後部にある出っ張りです。(下の画像参照)
rear view←マフラー無しかョ

■アクセサリーパーツが寂しい

まったりとした前面です。シュルツェンにアクセサリーの大部分を取られているため、 通常だと入っていてもおかしくはない予備キャタピラがキットに含まれておりません。 シュルツェンを取り付け無い場合はやけにさびしい感じになります。 キャタピラの形状はご愛敬です。(ナックルカイザーとつぶやく。)
front view

■アクセサリーパーツが寂しい2

取りつけづらい部品は一つもありませんでした。 備品類が一体成型だったために車体側面の識別マークが書きづらかったぐらいです。 フィギアは頭部だけ元にキットのままで、後はポリパテから成型しています。 剥がれやすい機銃やフィギアの頭部は瞬着で固定しています。
top view

■車体側面

砲塔側面について、M型にはない覗き窓を未使用パーツから追加、スモークの射出機のかわりにプラ板製フックを追加、 ポリパテの党旗を砲塔後部の道具箱上に、砲塔前面の追加防弾板の形状を修正、などこまごまと手直ししています。
side view

ワイヤーは例によってジャンクコードから流用しました。 車体後部の怪しげな道具箱は1:35のT34から流用しました。形状は全く違うので雰囲気だけです。 (車体後部に関しては排気管のことがありほとんど手を付けていません。全てまとめて修正したいと思っています。)
side view

■タバコと比較

ミニスケールの戦車を作ると、ついタバコの箱と大きさ比べをしたくなります。 砲身が比較的短いため、全体がタバコの箱のサイズに納まります。 ただし、高さの方はおさまりませんが。 台座は、新発売のアコースティックピースです。 ピース・インターナショナルを彷彿とさせる上品なフレーバーが特徴のタバコです。
on a tabaco case

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