テーブル要素は、「表」を作成する命令です。
テーブルは、セルの大きさを計算する際にかなりPCに負担をかけます。結果として、必要以上に大きいテーブルや
いい加減な作りのテーブルは表示に時間がかかります。「ページは軽い方がいい」がサイトの大原則なので、
これでは困ります。それを避けるために、制作者側に出来ることは前もってやっておくことが大切です。
具体的には、テーブルの幅、セルの幅、パディング(余裕)やスペーシング(隙間)そして枠線、
これらの指定(後述)をプログラムに必ず書くようにすれば、
ブラウザとパソコンに対する負担が減り、結果として早く表示されるようになります。
本当は、セルの高さも指定できますが、非推奨(マナー違反、または将来廃止される)属性とされています。
また、画面上にはレンダリングされませんが、読み上げブラウザ用の「サマリー(summary)属性」は、必須とされています。
サマリー属性は、テーブルの内容を解説する文章をその属性値に書き込むことが出来ます。
これは、テーブルという要素が他の要素よりも「文章として」理解しにくいための「読み上げブラウザ」向け措置です。
まず、下のような基本的なテーブルを作ってみます。
1のA | 1のB | 1のC |
2のA | 2のB | 2のC |
基本プログラム文
<table width="450"> <tr> <td width="150">1のA</td> <td width="150">1のB</td> <td width="150">1のC</td> </tr> <tr> <td>2のA</td> <td>2のB</td> <td>2のC</td> </tr> </table>
テーブル要素は常に「子要素」と「孫要素」を持ちます。
テーブルの子要素は「tr(テーブルライン)」要素といって「1行に表す範囲」を定める要素です。
「tr」の子要素(テーブルの孫要素)は、「td(テーブルデータ?)」といって実際の中身を書く要素です。
<table>・・・</table> の組み合わせは1セット。これで1つのテーブルを作るので当たり前です。 これを2個書いたら、表が2つ出来てしまいます。
<tr>・・・</tr> の組み合わせはこの場合1table内に2セットあります。 2セットあるので、2行の表が出来ます。3セットあれば3行の表が出来ます。
<td>・・・</td> の組み合わせはこの場合1tr内に3セットずつあります。 3セットずつあるので、1行の中に含まれる列は3列になります。 また、「<td>・・・</td>」で定義される範囲を「セル」と呼びます。「エクセル」など表計算ソフトで いう「1マス」のことで、これも全く同じ意味です。
テーブルには必ずワイド属性を付けなければなりません。 これがないと、1マス(セル)の幅をブラウザが勝手に判断してテーブルの大きさを決めてしまいます。 それでは、絶対に思ったような見栄えになりません(特に他人のパソコンでは!)。
書き方は「width="数値"」で、この数値の単位はピクセルです。 現在(2002年)のところ、パソコンのモニター幅が1024または800が標準とされているので、 テーブルの幅も、「最低800以下」にしてブラウザの横スクロール使わなくても済むようにします。
実際にはこのプログラムに必ず様々な属性をつけ加えます。
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