How to use Computers

NT系のOS（Windows XPや2000）では、一つのコンピュータに複数のユーザを設定し、 それぞれに異なる権限を与え、誤操作によるファイル破損やセキュリティの低下を防いでいます。

コンピュータの管理者は、通常使用では使用しません。コンピュータの管理者としてログオンするのは、 ソフトウェアのインストール・アンインストール時やシステム等の設定変更の時だけです。

コンピュータの管理者は、全てのファイル操作が可能なので、 誤って重要なシステムファイルを削除してしまってもそれが有効になってしまうので、操作には注意が必要です。

制限ユーザは、通常使用するユーザです。 一般的なソフトウェアを使用する時には、制限ユーザでログオンします。

制限ユーザは、重要なシステムファイルの操作ができない設定になっているので、 通常使用してもWindowsに致命的な損害を与えにくい仕組みになっています。

制限ユーザは、Windowsをインストールした直後には存在しないので、コンピュータの管理者が制限ユーザを作成する必要があります。 「スタート/コントロールパル」で「ユーザアカウント」を選択します。 「新しいアカウントの作成」で「アカウントの種類」を「制限付きアカウント」に設定してください。

ユーザには必ずパスワードを設定してください。特に管理者は必ずパスワードを設定してください。

「ようこそ画面」を使用していると、真の管理者である「Administrator」は表示されません。 セーフモードで起動して「Administrator」のパスワードを設定してください。 これは有名なセキュリティホールで、一時期（2003年頃）、これをねらったウィルスが大流行しました。

パソコン教室のパソコンは、全て設定済みです。 普段使用している制限ユーザの「studentXX」アカウントにはパスワードがかかっていませんが、 これは、大勢の共用コンピュータで、パスワードの意味があまり無いためです。