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富士山の西側には、2本の道が通っています。
ひとつは、静岡県の清水市興津と山梨県の韮崎を結ぶ、国道52号線。
もうひとつは、静岡県富士市・富士宮市と山梨県の本栖湖を結ぶ、国道139号線。
このどちらを選ぶかで、だいぶ変わってきます。特に景色と交通量が違います。
国道52号線の特徴は、つづら折れの道とたまに山間から覗く富士山の妙味にあります。 ただし、山梨静岡間の幹線道路であるためトラックの割合の異常な多さに注意して下さい。 たまに出戻りライダーらしき人が左方抜きをガンガン仕掛けているのを見ます。安全なのは本人だけです。 他のドライバーには、余計な安全マージンを取らせる結果になって、嫌われます。 狭い道ですし、飛ばしてもそれほど結果を伴わないので、流れに合わせて走った方が得です。
国道52号線の入り口は、静岡県の海沿いを走る国道1号線バイパスの清水市興津にあります。 52号線自体は、道なりに進めば迷うことはありません。しかし静岡県部分は道路環境が良くないので、 できれば抜け道を利用したいところです。
静岡山梨の県境に富沢町という場所があります(看板あり)。
冬季はここを超えた途端に道が凍結しています。走れないことはないのですが(経験済み)、
そこから久遠寺までの間は相当ビクビクしながら走った記憶があります。
久遠寺というのは、日蓮宗の有名なお寺です。周りは山ばかりなのに、
久遠寺という看板に誘われて行ってみると、すごい門前町を成しています。
「久遠寺」という名前に哀愁を感じる紀子ファンの方は話のタネに寄ってみるといいかもしれません。
ただし、99年当時駐輪場がありませんでした。お寺まで一本道ですが、
道は遊歩道並みに狭いので、参拝客の視線が痛いかもしれません。少なくとも私は痛かったです。
身延山という山に登ることもできます。(ロープウェイあり。)また宿泊施設もあります。
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