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■世界史頻出問題

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■四大文明

四大文明を西から順にいうと( )・( )・( )・( )

エジプト文明・メソポタミア文明・インダス文明・黄河文明

<私見>〜〜四大文明という名称はいかがなものかという論議がある。 インダス文明の象形文字は未解読のままでも四大文明に含まれている。実際にはその他にも、 アメリカ文明ともいうべき「マヤ・アステカとインカ文明」その他小なるものを含めれば、なんと72以上の文明が数えられるらしい。 では、何故「四大」文明なのか。文字(マヤにもある)?大河?
(マヤ文明の継承者である)アステカ(アズティック)文明は1521年スペインのコルテスに、 インカ文明は1533年同じくスペインのピサロに、滅ぼされた。 ユカタンのマヤ文明は「天文暦法」に優れ、ペルーのインカ文明は建築・織物が発達していたという。 「天文・暦法」が発達していたということは、大河あろうとなかろうと、 文字と天文学を学ぶに要する多大な労力に見合うだけの農業の発達があったと言える。 現代文明に影響を与えなかったことや、象形文字が解読されていないことを理由にするならば、 コルテスとピサロは歴史考古学者から死刑判決をうけるだろう。
結局理由は「初めて名付けた人がその4つを選んだから」が最も正解に近いのかもしれない。

<私見>〜〜ちなみに受験対策用のそれっぽい理由を書いておくと、「大河・大規模農業・文字」のキーワードで説明できる。 大河の流域では定着型の農業が可能で、雨期とそれに伴う洪水によって上流から肥沃な土が毎年運ばれてくる。 それによってより多くの人口が養えるようになり、またそれと同時に洪水による人的被害も比例的に増えた。 すると必然的に暦が必要になり(暦を作るのは古今東西王だけの仕事、後には権威を象徴する特権となる) 農業が大規模になるほど(なれるほど大きな河なら)暦を管理する「官僚」的存在が必要になる。 古代では、それが神学と結びついているので呼称は「神官」だったが、実際には農業を管理するテクノラートだった。 神官たちは効率よく農地を管理するために共通語としての「文字」を生み出した。
おそらく初めはそれは、カレンダーに一年を刻む、または「収穫量」を記録するための「数字」だったのではないかと想像する。
中国の神話の中では、文字は商の喋られない王「高宗武丁」が、王の言葉を「目に見える言葉」として表すために 作ったと言われている。甲骨文字:表意文字=漢字の始まり。

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