ざつがくのおいど Back Up

／ｐａｎｋ／ｋｙ００４．ｈｔｍｌ

■キリスト教哲学

中世ヨーロッパの哲学は神学によって代表される。～～神学と哲学は本来相容れない。神学とはある一定の理論（教義）の肯定と証明に他ならず、とても真実探求とは言えないからである。それは、ガリレオガリレイの裁判からも明らかである。ただし、哲学を社会生活のための指針探しとするならば、先ほどの結果も肯定されるべきである。天が動いているのと地が動いている（不安定）なのとでは、明らかに社会不安を誘うのは後者であるから。

■スコラ哲学（９世紀～中世の終わり）

スコラ（教会付属学校）の教師（スコラスティクス）により研究された。教会の権威を承認、教義を学問的に論証（当時の人は真剣に！）するとともに体系化する、信仰の真理を学問的認識まで高める、真理探究は忘れられる（というより不可能）。

■カルヴァン（１６世紀：１５０９～１５６４）

プロテスタンティズム。（　）を唱え職業召命観を示す。

予定説

キリスト教綱要のなかで、神が人それぞれにふさわしい職業をはじめから与えられている。（ここからが摩訶不思議なのだが）神の意志に逆らわず今ある職業につけ、神の名の下に職業に貴賎はない（はじめから神がその者に与えたものだから）と、職業による差別を否定した！

■ガリレイ（１７世紀：１５６４～１６４２）

自然科学の方法論、現象を数量的に理解し、記述する。

ただし彼はあくまで神の栄光を証明するために（　）を唱えた。

地動説

神の栄光を数量的な具体形に表そうとした。つまり数学的式で表される天地を創造した者は神であるとしている。