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このページは、仮想三国志8のプレイ記が書かれています。ページ作者以外にはどうでもいいような背景については、 序を参照してください。
前年、「江陵」に転居し、首尾良く「決起」に成功し、「反董taku連合軍」にも参加できた劉備軍であった。
また、人材面も「関羽」「張飛」を筆頭に
「孫乾」「簡you」「向朗」「陳震」「秦hitu」「張松」
「黄忠」「周倉」「廖化」「劉heki」「裴元紹」「Kyou都」「呉班」
と1国を経営するに十分の人材を抱えるまでになっていた。
しかし、劉備にしてみれば状況は「平原」時代とあまり変わっていないように思えるのだ。「長安」は遙かに遠く、 相変わらず「董taku」は帝を擁し権勢をふるっている。これなら無理を承知で「武都」あたりで決起した方が はやく「長安」に向かえたかもしれない。
そんな気持ちを抱いたまま、劉備は季節はじめの「評定」を開いていた。 左右に配した部将から様々な意見が吐かれるが、劉備の心に染み込んでくるものはなかった。
劉備の表情を察してか、関羽が意見を述べた。
「兄者、この関羽が、ここ「江陵」を根拠地とすることをお勧めしましたのは、いくつか訳があり申す。
一つは、周囲を諸侯に囲まれた中原よりも軍の移動が比較的自由であること、
これで「反董taku連合軍」を結成した場合、参加しなかった諸侯の領地を迂回しなくて済み、戦場に速やかに向かうことができ申す。
また「許昌」などでは「長安」に近すぎて「決起」した途端滅ぼされる可能性があります。
一つは、江(長江)を使った高速移動で東西に移動でき、遠征時の輸送にも対応できること、
一つは、「董taku」に追われた人々が荊州に多く逃れてきていること、
これらの人々を「山賊」などから守ることができ申す。」
続けて関羽が言う。
「我が誤算であったのは、「劉表」「張魯」等が連合軍に参加しなかったことです。「長安」付近の国が戦場になった場合、
彼らの領地を横切らずに速やかに戦場にたどり着くことなどできません。遙かWai水を経由して行かなくてはなりませぬ。」
「劉備」は、また「放浪」しようかとも思ったが、
「「劉表」どんには、俺からまた言っておくよ。次の連合軍にはぜひ「加盟」してくれってな。
他に無ければ、「仕事」の分配に移ろうか。」
と話を終わらせ、
「孫乾」「簡you」「向朗」「陳震」「秦hitu」「張松」「廖化」「呉班」等に開発を、
「劉heki」「裴元紹」「Kyou都」等に「治安」を任せて、今季の「評定」を終了させた。
町の「酒家」でまた張飛相手にため息をついていた劉備に、張飛が言った。
「今の手勢で、ここ(江陵)は充分だろうさ、だがな、軍を進めりゃ2国、3国と勝手に領地は増えていく。
それらの民を、お前は養っていけるのかい?」
「うーむ。」
「できんじゃろう。民を救えずにその上の帝を救えるのかい?」
意外にも張飛に諭された劉備だったが、新たな目標を見つけ気持ちを切り替えることができた。
関羽から「激流」を習った張飛であったが、華北では試す場所が無く無用の長物であった。 しかしこの「江陵」のそばには大江が流れており、水軍の訓練にはもってこいである。 子飼いの部下を使って船を操っていると、ある時前にも聞いたことのある天の楽の音が聞こえ、江上の風が見えるようになった。 急いで周りの船に指示を与えてみると、以前よりも格段に思い通りに船団が動く、一つの意志を持った騎兵集団のように。 張飛は「水軍」を会得した。
同じ頃から訓練していたはずの長兄もどうやら「水軍」を「習得」したらしい、やけにウキウキしていた。 本当に長兄の顔は読みやすい、それが長所なのか短所なのかは知らないが。
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