2008年新築住宅

建前、4/26日行いました

だだ今新築中、コンセプト発表!!

次の新築は元城町という地名もあり近くの旧田沼城の黒松が近くにある立地と町の歴史を考え、町屋と蔵をイメージして創りました


主な仕様

構造材、天竜杉、鉋仕上げ、丸太太鼓梁、10本使用

屋根、日本瓦、軒広め、縁側付き、玄関、アンティークの蔵戸

風呂、在来のヒノキ風呂、キッチン、ステンレスシンクに杉の手作りキャビネット
杉カウンター

床、30ミリ厚杉無塗装床板、7寸ヒノキ大黒柱、トイレ、手洗い鉢、杉カウンター

壁仕上げ、漆喰塗り、珪藻土、施主塗り参加

窓、ペアガラス、木格子付き、昭和レトロ照明、地盤補強



建前の夜の様子


梁はすべて天竜杉の天然乾燥材です、太鼓梁はヒノキで柿渋仕上げです。




柱のホゾはすべて4寸以上です、梁に刺さる場所は5寸にしてあります、プレカットだと2寸6センチしかありませんこれではただの滑り止めです。
長いほど接合部の曲げに対する抵抗力が柱のしなりに変換されてしなやかに揺れを吸収します。
もちろん修正材は一切使用していません。


大黒柱はヒノキの7寸です、ここをケチっても意味はありません、大黒があるだけで家の存在感が違います。


見えにくいですが太鼓張りの梁縛り3間半を収めている所です、手刻みで固めの仕口ですのでカチッと収まります、木が収縮した場合でも
隙間が出来ないようにしています、


組みあがった所です、この状態でもまっすぐ立っています、プレカットでは急いで補強しないと倒れてしまいます。
これも柱のホゾが長いから安定するのです


施主さんも上棟に参加です


柱はすべて手で鉋をかけて仕上げました


太鼓丸太梁はチョウナとマサカリ風に仕上げました、天井は表し仕上げで杉板天井です。





日本の屋根は瓦が一番いいと思います、

玄関の庇は長く設計しました、そうすることで懐の深い、包み込むようなやさしい家になります。


玄関と一階の天井も杉板張りです、玄関は節のある一枚板を使いました。


2階の小屋裏天井です、天秤梁が2段に入っていて頑丈です


2階のトイレもレトロな照明が付いています、トイレットペーパーの天板も杉板にしました。



2階の廊下も梁が見えていてかっこいいです




一階のトイレは少し広めでカウンターと手洗い鉢があります。まるで居酒屋みたいだと言われます。

 
玄関の仕切りに古い千本格子があります


下駄箱も造りました


扉は古い蔵戸です、アプローチに植栽が映えます



全体の外観です。




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