雄踏・息神社 半田型屋台について
雄踏町田端地区 所有
明治30年代前期に作られた様で、数年前に百年祭を行っています。 製作者は、半田の山車を数多く手がけている、愛知県・阿久比町の横松大工棟梁の「江原新助」です。
内輪式の車輪・前山付き高覧・上山付の半田山車の特徴が良く現れています。特に前山の柱は、丸柱で遠州地方では、他に類を見ない珍しい物です。 又、大型の上山は、上下動が可能で鳥居をくぐる時は、上山を低く下げて通るそうです。
遠州地方の山車で、上山上下可動型の物は、三台のみで、最も歴史のあるものは、浜北・宮口・研精社で、 旧名古屋市中村区 下花車町の先代「二福神車」であったことが箱書きで確認されているそうです。
文政四年 (1821年)に建造された、完璧な名古屋型の山車です。
最近では引き回される事は無く、まつり期間中は宮口の花の舞酒造さんの前辺りに飾られているそうです。 最も新しい山車は、磐田市久保町「玉匣社」の新造山車ですね。
三和町凧揚会・さ組 富田 明
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